1号 - 0歳 3ヶ月まで

最初の入院は、私にとっては結果的によかった。
後になってみんなに、大変だったねって言われるけど。

何よりよかったのは、定期的に体重を測ってもらったり、発育上のこととか担当医に訊けたこと。
担当医のグループは3人から構成されていたが、このうちの一人、のちに通院時にも担当となるI女医は発育過程もよく確認してくれて本当に安心だった。
また、心配していたジクジクしていた臍も、この入院中に毎日消毒してもらってあっという間によくなった。

入院時には不便なこともたくさんある。
相部屋もそのひとつだとよく言われている。

1号が入院したのは、「あかちゃんべや」と俗に呼ばれている主に乳児が入る8人部屋。
最初の数日はその「あかちゃんべや」のうち「感染部屋」と呼ばれる発熱している子、咳のある子、主に感染する病気の子が入る部屋だ。その後、熱が下がると「非感染部屋」に移る。
みんな急の発熱やら何やらで、動転していたり、いろいろ悩みがある。
私のように余裕のない育児をしている人。
色々なお母さんを見て、話をすることができる。
ああ。私だけが大変じゃなかったんだな。と実感できて、本当に楽になった。

生後6ヶ月くらいまでは、なかなか家の外に出る機会がない。お母さん友達も、地元にいるならともかく、その土地に住むようになって2,3年ではそうそうすぐにはできるものでもない。

今になれば、市の赤ちゃん教室とか色々な場所に行くことで、お母さん友達を増やしたり発育上の心配も解決できると知っているが。
そういう意味ではこの入院とその後に続く通院は、私にとってとても有意義だった。


この時期の1号。
 比較的落ち着いている。

  うつ伏せになるのが大好き。午前中特に機嫌がよい。
  夕方になると機嫌が悪くなるが、歌を歌ったり色々した。
  うちわで強弱をつけて扇ぐのが大好き。

授乳は、2ヶ月ごろから混合になる。
これは今後の入院の可能性を考慮して、飼猫氏の授乳にもなれてもらうため。
よって、夜寝る前、風呂に入れて投薬。そしてミルクを飲んで寝る、と言う流れ。
この時間なら、飼猫氏がいることが多いからね。
昼間は、ほとんど私の母乳。

3ヶ月と3日経った日の体重測定
 体重:5930グラム

? posted by Yumikoit at 08:40 pm commentComment [1]

 

1号 - 0歳 1ヶ月まで

生まれた瞬間から、母乳がドバドバ出るお母さんは幸せだ。
おまけに子供も生まれたときからぐびぐび飲む子はそうそういない。

生後6日目にしてやっとおっぱいを飲めるようになった1号。

病院内の助産婦さんの
「お母さん、これなら母乳だけでイけますね」
の一言は、退院後の私にとっては結構ストレスになったかも。

初めての子は、とにかくお母さんも余裕がないので一つ一つの事柄が気にかかる。
私の場合には、オムツかぶれと授乳量が増えないこと。あとはへその緒が取れた跡が、ずっとじくじくしていて治らなかったことだ。
よく吐いたのは、意外と気にならなかった。
オムツかぶれの方は、実母のアドバイスで 市販のお尻拭きをやめて、脱脂綿にお湯を含ませて拭くようになってよくなった。

とにかくよく泣く。昼間は15分おき、30分おきに泣くのでちょっとも休めない。
母乳の量が足りないのかと、ミルクを与えても20とか30しか飲まなかったので、授乳量も心配。
今になって思うと玄関先に連れ出して外の風に当てたり、抱っこするとそんなに頻繁には泣かなかったので、腹が減っていたよりは単に退屈だったのか。
とにかく、今思えば何の心配もない元気な子だったのだけれども。

その時はそんなことも考えなかったので、とにかく何をすればいいのかわからなかった。
夜、比較的寝てくれたことだけが救いだった。

夏の暑い時期だった。
1号の逸話としては、出生後の退院の初日。どのくらい着せればいいのかわからなかったので病院と同じように短肌着の上にもう一枚着せて、布団をかけていたら、帰宅後30分くらいで顔がユデダコのように真っ赤になってしまったというのがある。
1号は暑がり、と言われているゆえんである。<根拠は、この時点では特にない。

ただ、それ以来、とにかく1号には着せすぎるな、が合言葉になる。
これは後日の発熱時にも有効だったが。

話は戻って、とにかく何で泣いているのかわからない。
歌を歌ったり抱っこして外にいったりして毎日しのいでいた。

ようやく授乳の期間があいたな、と思った日のことである。
昼過ぎから発熱して、最初の入院となる。

? posted by Yumikoit at 08:37 pm

 

1号 - 妊娠〜誕生

私の卵巣嚢腫の手術の3日前に妊娠が発覚して、手術を土壇場でキャンセルさせた1号。
5週目にしてはっきりと心音が確認でき、飼猫氏曰く
「オレはここにいるぞって主張していたやつ」。
嚢腫の方は、安定期に入るのを待って嚢腫の組織だけを吸い出す簡単な手術を受けて準備万端!?
それを除けば、つわりも何もなく本当に快適な妊娠期間だった。

出産は部分麻酔。子宮筋腫のときからずっとお世話になっている担当医H氏の執刀。
先の分娩が長引き、午後一番の執刀の予定だったのに手術室に入ったのは午後4時近く。

20分ほどで1号誕生。大きな泣き声。
事前に、帝王切開の場合には、産道を通り抜けてこないため羊水をうまく吐き出せずに、出生後すぐには泣き声を上げない赤ちゃんもいると聞いていたので、とても嬉しかった。
出生後私の最初の一言。
「せんせー。指、五本ありますか???」<おぃ。
勿論五体満足の、元気な子です。

なぜか手術中も和気藹々?と担当医と会話を交わしている私。
「いとーさーん。筋腫の手術跡も卵巣もきれいだから、このまま閉じとくねー」
「はーい。よろしくお願いしまーす」
見ようによってはスプラッタだなぁ。

妊娠38週。予定帝王切開にて誕生。
帝王切開の理由は、母体に子宮筋腫の手術歴があったため。


生まれたときの1号。
 出生時の体重:2848g。
   身長:47cm。
   母子共に健康。

? posted by Yumikoit at 08:33 pm

 

一回は登れるようになったけどね。

幼稚園の園庭の、飛行機方のジャングルジム。
やっと登れるようになってこの1ト月ほどえらい喜んで毎日のように登っていたくせに、先週くらいから上で怖がって泣くようになった。

そういえば、自転車の後ろの補助いすも、幼稚園に行くようになってから自分で登るようになっていたんだけど。
あ。勿論、私が自転車を支えていないと自転車ごと倒れるから、支えてるけどね。
これも先週くらいから登るのを怖がるようになった。

登るのに慣れてきて、周りを見回す余裕ができたってコトなのかな。
まぁ一過性のものなのだろうと気長に見ている。

? posted by Yumikoit at 08:04 pm pingTrackBack [0]

 

クリスマスの準備

昨日、我が家でもクリスマスの模様替えをした。
ツリーの大きいのは、まだ2号がめちゃくちゃにするだろうから、ツリーはほんとにちっちゃいのを玄関の下駄箱の上に置いたのみ。

おばあちゃんのクリスマスプレゼントの入っていた、フェルトでできたサンタとトナカイの袋を、リビングの壁に貼る。

トールペイントの飾りと、散っちゃくてチープなリースなども、反対のリビングの壁に下げる。
おもちゃ箱の上には、1号の幼児雑誌の付録で作った紙製のクリスマスツリーとか何とか。

1号はえらい喜んで、なんども「くりすますだ〜〜〜〜」と大騒ぎ。
ちょうど幼稚園でもクリスマス会の準備とか練習とか始まったってコトも関係しているみたい。

さて、今日幼稚園でもクリスマスツリーを飾ったらしい。
おそらく幼稚園のツリーは大きさもそれなりにでかいと思うんだけど、帰ってからにっこりと
「よーちえんのと、おんなじだね♪」
と言っていた。
よっぽど嬉しいんだねぇ。

? posted by Yumikoit at 08:04 pm pingTrackBack [0]

 

1号 0歳 4ヶ月−水腎症3

2回目の入院は、なかなかスリリングに始まる。
発熱のためぐったりしてなかなかおっぱいに吸い付けない。
時間を見てあげてみるが、飲みたくないのか。
たくさん飲めたと思うと吐く、という調子。

週末だったので飼猫氏に付き添いを頼んで帰宅するが、飼猫氏も苦労したようだ。
そろそろ人の顔も認知できるようになり、父親ではだめだったようで。
具合が悪いこともあって、泣きづめで哺乳瓶はいや、眠いのに眠れないと、飼猫氏は昼間抱っこしづめで腰を痛めてしまう。
こんな状況にならないように、ミルクを普段から与えていたのにねぇ。と苦笑。
この状況は2日くらいで落ち着いて、熱が下がった後はだいぶよくなったが。

熱は翌日には下がり、母乳も飲みやすいように搾乳してあげたりするなどしてようやく飲むようになる。

入院後7日目。腎シンチ検査。
検査に立ち合わせてもらう。授乳のあと導眠剤を入れて更に直母。
熟睡してくれたけど、検査時間が遅れて結局検査の真っ最中に起きてしまう。
検査の担当の人の一人が、1号の上で手足を抑えてくれてようやく検査終了。

数日後の泌尿器科外来にて、状態の説明あり。
水腎症、水尿管症。尿管の拡張は、8mmくらい。
膀胱尿管逆流の程度も中程度。
個々に見れば、経過観察のレベルであるが、今回は抗生剤を予防内服している間に起きた尿路感染症なので、次に再発した場合には、逆流を治す手術が必要だろう。

話は前後して入院6日目。
尿からごく少量のMRSA検出。血液の方はまだ未検出ということでホッとする。
まだ年齢的に小さいし、発症しないことを祈る。
まずは手洗い励行。同室の他の赤ちゃんを抱っこしないように注意することにする。うつしたらいやだもんネェ。

尿路感染症の経過は順調で、前回と同じく点滴による抗生剤投与により、2週間で全快。
文化の日の前日に、退院となる。
生後4ヶ月と3日の日だった。

? posted by Yumikoit at 07:04 pm

 

1号 0歳 3ヵ月まで−水腎症2

しばらくは2週間ごとの通院。
予防内服の抗生剤は、ケフラールを処方してもらっていた。
毎晩1回。確実に飲んでもらうためと、時間を大体決めるために、夜風呂上りに薬を飲ませてからミルクと決める。
それにしても、日常生活上の制限がまったくないのは嬉しい。
食べるもの、運動上の制限、予防接種など、まったく何も注意事項がない。
発熱のみ、注意すればいいのだ。

通院は都度、尿パックを貼って尿検査。うまく採れないときもあるので極力家で採尿してから病院へ向かう。
発熱するごとにも採尿して必ず大学病院へ。
風邪とかなら心配ないんだけどね。尿路感染症というやつは繰り返すと、腎臓の機能に影響を与えるんだそうで、1号のように水腎症を持っている場合には尿路感染症を発症しやすいので要注意なんだそうで。

ちなみに後日私も腎臓をエコーで見てもらう機会があり、担当医から「ああ。2回くらい腎盂腎炎をおこしている腎臓ですね」と言われたことがある。
腎臓の炎症というやつはそういう痕跡を残すものだということを納得。

普通は生後6ヶ月くらいまで風邪を引かないということだけど、通院が多いせいか時々風邪をもらってきた。
発熱はそんなに多くなかったけど、10月はじめにも風邪薬を処方してもらう。

2回目の腎シンチの予約が入っていた週。
また発熱。風邪のせいかと思うが一応採尿して病院へ。
クロ。
尿路感染症の再発である。

生後3ヶ月の最後の週に、2回目の入院となる。
地元のお祭りの日だった。

? posted by Yumikoit at 06:55 pm

 

1号 0歳 1ヵ月半−水腎症1

1号の水腎症がわかったのは、生後1ヵ月半のとき。

午後からの発熱。
38度をこえたので、1号が生まれた大学病院に連れて行く。
幸い、そこはこの地域で一番大きな医療拠点。
尿検査にて、1時間ほどで尿路感染症の診断が下されて夜半入院。

超音波エコー検査にて両側水腎症が判明する。
他に、胸部レントゲン、髄液検査などを行う。
抗生剤を点滴投与にて、2週間程度の入院加療が必要との診断。

発熱は、抗生剤の効果あって3日目に下がる。
もひとつ抗生剤の効果で便がやまぶき色に。尿量も増えたのでオムツかぶれが始まる。これはアンダーム軟膏を処方される。

入院5日目。超音波エコー検査と腎シンチ検査。
水腎症だけでなく、尿管まで延びて腫れている「水尿管症」の状態。
腎シンチにて、若干の腎機能低下が認められる。

入院15日目。尿管逆流があるかどうかの検査。尿管造影検査っていうのかな?
尿は膀胱から正常に流れている一方で、腎臓側へ逆流している尿も認められる。
いわゆる「膀胱尿管逆流症」である。

水腎症は、その症状の重さによって5段階に分かれるが、1号のものは中程度の3。
膀胱尿管逆流症も、1号のそれは中程度と診断される。

男子の場合、こういった泌尿器の障害は、1歳くらいまでに自然に治る可能性もあるとのこと。
しばらく予防内服として抗生剤を経口投与して経過を観察することとなる。

入院15日目。再度 超音波エコー検査。やはり両腎盂および両方の尿管が腫れていることを確認。
両側に水腎症、および水尿管症の診断となる。
入院後16日目にして退院。今後は投薬の関係もあり、しばらくは2週間ごとの通院。
生後2ヶ月を目前に控えた日だった。

? posted by Yumikoit at 06:54 pm

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