ブラックジャックによろしく 9

ブラックジャックによろしく

佐藤秀峰著

出版社 講談社
発売日 2004.07.23
価格  ¥ 560(¥ 533)
ISBN  4063289710
★★★☆☆
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ロリの静かな部屋

統合失調症というと、私の中で一番最初に出てくるのは「ロリの静かな部屋―分裂病に囚われた少女の記録/AmazonLink |bk1Link 」だったり。
内なる声。自分を責める声。追い詰められる。
偏見があるつもりはないが、その一方でわたしの周りには今までいなかった。
理解を示しているつもりでも無知による偏見があるかもしれない。
そういう意味では主人公斉藤と同レベルかも。

以前、近所に入院病棟のある精神病院があった。そのすぐ近くの公園に子供を連れてよく遊びに行くと、外出許可のでている患者であろう。時たま介護者付きで散歩している光景が見受けられた。
それを怖がるお母さんも多かった。
どちらが正しいのかなんていえないなぁ。

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信号機を見るポーズ。

風呂で身体を洗う。

首の下がすごく汚れている2号。
我家ではこういう場所を「あかたかり」と呼んで特別ごしごし洗う。
1号には「あかたかり洗うぞ〜」というと首を上げる。
2号はそこまで教育?していない。代わりに
「信号機を見るポーズ!」
というとバッと顔を上げて上の灯りを指差し
「うっ!」
というのでささっと洗う。

風呂上りに、バスタオルで身体を拭き、床に寝かせてオムツをつけてやった。
「さ、パジャマ着るから立って」
というんだけど2号は自分で「たって、たって」と面白そうにいうだけでなかなか立たない。え〜い、そんなヤツには着せてやらん、と最後通牒を突きつけるとやっと立つ、という感じ。
パジャマを着せ掛けて、前のボタンを…うう、閉めずらい。
「2号、母さんの方を見て」
というとなぜか「うっ!」と言って天井を指差した。

…2号。「見て」という言葉はキミにとって全て信号機を見るポーズか?

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おおかみがんばれ

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おおかみがんばれ
馬場のぼる/童心社 ISBN4-494-00707-2
★★★★☆
なんていうのか変な話。

うさぎのみみこちゃんに「お友達を食べるヒトなんて嫌い!」と言われたので急遽菜食主義になったオオカミきょうだい。
じいさんオオカミに食べさせてもらったジャガイモのスープが気に入ったから、ジャガイモのスープを食べるんだ。
なのにキツネは、アヒルを食べるといいよ、とトラックのアヒルを分けてくれようとする。え〜ぃ、ありがた迷惑だい、とアヒルを逃がしてやるオオカミ。
 :

食べるために生き物を殺すというのは罪ですか?
という基本的問題を考えると、このおはなしは成り立たない。
1号に試しに訊いてみる。
「う〜んと、食べないのをやめればいいんだよ」
うん。殺すなら食べない。という選択肢は子供にはないもんね。きっと。
絵本の中のオオカミには可能でも、生きてるオオカミにも殺すなら食べない、という選択肢は無い。それでいいんだ。

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女の一生 上下巻

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女の一生 上巻 改版(新潮文庫)
山本有三著

出版社 新潮社
発売日 1991
価格  ¥ 530(¥ 505)
ISBN  4101060037
★★☆☆☆
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女の一生 下巻 改版(新潮文庫)
発売日 1991
価格  ¥ 571(¥ 544)
ISBN  4101060045
当時でいえばかなり進歩的な人生を歩んだといえるかもしれない。
恋に破れたことをきっかけに女医の資格を取るが、次に愛した男性との間に子供を授かる。しかしその後、実はその男性は既婚者であることを知る。
苦労して子供を一人で育てるが、結局子供の父親である男性と結婚。
目の中に入れても痛くないほど子供を可愛がり、子供にのめりこむ。そして…。

小説を読むとき、無意識に自分の経験と照らし合わせて読んだり、自分の人生などを重ね合わせて読むヒトも多いと思うが、私の場合この小説の前半しかまだ経験していないともいえる。さて、後半の人生はどうなるかしら。

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ばくはつマィティ

ばくはつマィティ

ロコ・サトシ作

出版社 ナナ・コーポレート・コミュニケーション
発売日 2001.08
価格  ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN  4901491008
★★☆☆☆
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シュールだ…わけわからないよ〜。というのが飼猫氏の感想。
1号は「マィティはね〜。どっかんって爆発するの〜」

読んでみた。確かにマィティはグニグニと形を変えて爆発して、チョウチョになったりキリンになったり、ライオンや豚さんや魚やありとあらゆるものになっていく。

極彩色の絵。シュール路線だなぁ。面白すぎだぞ。マィティ。

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今年初めての海

というわけで、今年初めての海水浴は松任の海岸。
朝からその気満々の1号。水泳パンツは2枚一組で買った100センチ。
やせっぽち1号と太っちょ2号は同じサイズでいいよね。ふっふっふ。
問題は浮き輪だなぁ。去年の1号のはあるけど、今年は小さいかな?それともやっぱり二人の分二つ要るかしら。

などなど考えながら10時過ぎにはウミウミ。
砂浜に出る前に1号に厳重注意。
「必ず父さんか母さんの傍にいろ!一人でちょろちょろすることはまかりならん!」
最近チョロ助だもんなぁ。1号。

浮き輪を抱えて飼猫氏の手を引っ張って1号は波に突進する。2号のほうは今年も波を怖がるので、波打ち際に2号を抱えて座り、和むことにする。
私のひざの間で波が胸まで届くとしゃくりあげる2号。うひひひひ。
抱っこして、私の腰くらいまでの深さまで連れて行く。怖がってしがみつく。

すぐ先にテトラポットを積み上げた消波提があってそこにはフジツボやらカニやらがいるらしい。ううう。うずうずする。
しかしその辺りは少し深くなってるしなぁ。
2号は大きなあくびをしたかと思うと、波に揺られてコトンと昼寝をしてしまった。

仕方ないので砂浜で戻って砂山を作って遊ぶ。
1号は飼猫氏と深みまで遊びに行ったらしくて、消波提で誰かが捕まえたカニをもらってきていた。面白がって砂山に離す。砂山の日陰に陣取るが、やがて脱走を図って波に揺られにいくカニ。飼猫氏に捕獲されるカニ。

1号のほうは帰りたくないと駄々をこねた挙句に、帰りのクルマでぐっすり。帰ってからもぐっすり昼寝。
今年の夏はまた行こうね。

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おはし

夏休み、1号に頑張れテーマを一つ与える。
お箸を上手に使おうねって。
どうしても箸を逆に握ってしまうので、全然上達しなかった。
スプーンと同じように握ってしまうのだな。
…なので、スプーンも親指の方に先っぽが来るのではなく、柄の方が親指側から出るようにと訓練を始めたのが4月ごろ。

しかし横からあれやこれやと口うるさく言われると途端にイヤになって投げ出してしまう1号なので、余りうるさくもいえない。
結局好きなように食べさせてばかりで放置プレイと化していた。

夏休みを前に、幼稚園から夏休みカレンダーを持って帰る。
何か一つテーマを決めて、それができたら毎日シールを貼れるようになっていたので、1号に「ご飯のとき、スプーンやフォークを使わないでご飯を食べられたら、毎日1枚ずつ貼ろうね」と約束させた。
幸いなことに1号も結構乗り気。

とりあえずお箸の握る方向だけ気をつけて、本人が泣いてもすぐに直した。その代わり握り方は「グー」でもいいのでと食べ方自体は放っておいたら、いつの間にかお箸の握り方になっている。
よく見ると箸の間に入れる指が、中指じゃなくて薬指なのはご愛嬌だが。

小さいものがつまめると得意満面で見せに来て、そのまま落としてしまったりするのもご愛嬌。

飼猫氏が休日で、夏休み始まって初めて一緒に食事。
「すげ〜。お箸でお蕎麦上手に食べられるなぁ」
と褒められて、とても嬉しそうな1号。
まだまだ練習は必要だけど、夏休み中にもっと上手になるといいね。

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しょうぼうじどうしゃじぷた

しょうぼうじどうしゃじぷた

渡辺茂男さく・山本忠敬え

出版社 福音館書店
発売日 1979
価格  ¥ 780(¥ 743)
ISBN  4834000605
★★★☆☆
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もう1号がずいぶん小さいころからのお気に入りの一冊。
何度読まされたことだろうなぁ。

今回改めてみて、これもまた山本 忠敬氏の絵本であったことに思い当たる。本当、山本 忠敬氏の乗り物絵本は1号は大好きだ。

それにしてもいつも思うのは、この手の乗り物のお話絵本は、主人公の乗り物が自分にコンプレックスを持っているストーリーが多いということ。そして何か事件を経て、自分に自信を持つことができた…というまぁ定番ちゃ定番の話なんだけど。
小さくたって、病院行きのバスだって、はしごが低い消防車だっていいじゃんかぁ。
そのまんまでいいんだよ、って伝えたいのだろうが。自己否定から始まるような絵本は余り読みたくないなぁと1号が1,2歳の頃は思っていた。
今はまぁ色々1号も考えられるようになったので、また絵本に対する考え方が変わっていくのだろうが。

写真図鑑絵本ではなく、お話絵本で、淡々と乗り物キャラクターが楽しく遊べるような絵本がもっとあるといいですなぁ。

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横見浩彦のチャレンジ1万駅

横見浩彦のチャレンジ1万駅Link
全ての駅に降りる。しかも降りてすぐにもとの列車に乗り込むのではない。
壮大なプロジェクトだなぁ。

若い頃通勤通学に身近に使った路線を中心に読み散らかす。
私が育った町の駅は、私が高校時代にJRから第三セクターに払い下げられた。それに伴ってそれまで盲腸線だった路線は未開通部分が工事されて開通したので、学生時代には学生実験の日にも最終電車に間に合わないといこともなく、サークルの飲み会などにも参加できるようになっていた。
旧路線の時代には、大雨で線路の土台が崩れて2ヶ月近くバスによる代行運行があったり。旧路線として走る最終の日、第三セクター線として開通した日には多くの鉄道ファンが来て写真を撮ったりしていたものだ。
電化されていないディーゼル列車の1つしかない車両の趣が鉄道ファンにはたまらなかったのかもしれない。

ウチの1号も電車が大好きなので、秋の旅行の時には今からこの新幹線がいいとか色々言っているようだ。お願いだ。各駅停車とかだけは要望しないでくれ。

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丘の家のセーラ

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ルース・エルウィン・ハリス作・脇明子訳

出版社 岩波書店
発売日 1990.06
価格  ¥ 2,243(¥ 2,136)
ISBN  4001155117
★★★★☆
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ヒルクレストの娘たち 第1巻。
イギリス版若草物語を見開きの解説にはあるが、読んでいた読感はむしろ赤毛のアンの後半かな。

7歳で両親を失ったセーラには、3人の姉がいる。第1巻はこの末娘のセーラの視点で、セーラの少女期〜大学生活までを描く。
第一次世界大戦に兄とも慕うガブリエルはじめマッケンジー家の息子たちが出征する。
出征した青年たちは口を重くして戦争のことを語らない一方で、町の少女たちは戦車を見たいからと戦争映画を見に行ったり、大砲の音を聞きに行ったりするシーンもあり、戦争と言うものに対する気持ちの温度差を感じたり。これは現実と言ったものかもしれない。

長姉フランセスとの中が噂されるガブリエルと、セーラのココロの交流のくだりは、若草物語の中のローリーとエイミーの結婚を思わせて少しほほえましくもあり。
2巻以降がどうなるのかな、と楽しみ。そういや2巻は長姉フランセスが主人公のはずだ。

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