…それは嬉しくない。

昨日の「一番嬉しいのはね…Link 」に引き続き。
今日も私がパソコンを叩いている横にいろいろ自分の工作物を持ってくる1号。
2号と一緒にはさみを取り出して、切ったり貼ったり、なにやら書いたり。

「ねぇねぇ、お母さん体重なんじゅーメートル?」
体重はね。メートルじゃなくてキログラムだよ。あと、母さんは何十メートルもありません。失礼な。
一応間違いを訂正した上で、うるさいので体重も教えてやる。

「おかーさん、これ、おてがみ」
…見ると、丸い時計のイラストのついたノートのきれっぱし。
時計のイラストを体重計に見立ててあるのか、その上に先ほど訊いた私の体重が書いてある。…10の位と1の位の数字が逆だがな。

「ねぇねぇ。おかーさん。お手紙嬉しい?」
…嬉しくないわぃ!

? posted by Yumikoit at 03:11 pm commentComment [4] pingTrackBack [0]

 

子どもの中世史

子どもの中世史

斉藤研一著

出版社 吉川弘文館
発売日 2003.03
価格  ¥ 2,940(¥ 2,800)
ISBN  4642077960
★★☆☆☆
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現在4歳の1号は去年の11月、少し早いと思いつつ七五三をやった。
七五三は7歳になるまでの子供の生長を喜ぶひとつの区切りの儀式である。
なぜ、7歳なのか。

本書によると、子どもが家業の手助けなどで鎌を持って草刈などをするのは7歳がひとつの区切り目であったように書かれている。
ヒトナラヌモノ…小さい子は、死んでもお墓に入れてもらえなかったとか、員数外であったというところか。
興味深かったのはアヤツコ。生まれたばかり〜の子どもの額に、魔よけに「犬」の字を書く。へぇ。安産祈願というだけでなく生まれたあとも「犬」の字は魔よけとして有効なのだな。
これには「ヒトナラヌモノ」としての犬のたとえ。もうひとつには犬のようにしぶとく?生きて欲しいという願いがこもっているらしい。
 # 本文中に犬に汚物も食べさせていた記録があるけど…ちょっと想像できないなぁ。

埼玉の川越には、初山という祭りがあって、富士に見立てた社にお参りしてから、子どもの額に赤いシルシをつけるんだけど、これもひとつのアヤツコにあたるのかしら。
なんてことを考えてしまった。

漢方の材料として子どもや胎児の臓器を入手する。現代の臓器売買を髣髴とさせる事象。労働力としての人身売買は7歳以降。などなど。子どもがいつ、現代的な意味での子どもの社会的地位を手に入れたのか。興味深い一冊だ。

? posted by Yumikoit at 12:14 pm pingTrackBack [0]

一番嬉しいのはね…

台所で食器を洗っていると、1号がやってきて
「ねぇねぇ。一番嬉しかったのはな〜に?」
と訊く。
ああ〜。またこれか。

「うん。1号がくれたお手紙が嬉しかったな」
…3日前の手紙だがな。しかも何書いてあるかよく判らん。

「あとはぁ?」
「そうだね。1号が描いてくれた絵が嬉しかったな」
「どの絵?」
「おリンゴの絵なんか可愛いね」
…一昨日の絵だがな。

「あとはぁ?」
「そうだね。お母さんの顔を描いてくれた絵なんかもよく描けてるね」
…先週の絵だがな。

「あとはぁ?」
「2号にお片づけを教えてあげてくれる1号も嬉しいな」
…毎回片付ける自分の手は止まっているくせに、「2号がぜんぜん片付けな〜い!」と嘆き哀しんでいてぜんぜん片付かないがな。

「あとはぁ?」
えーと、えーと。
「お母さんの作ったご飯を、おいしいおいしいと全部食べてくれる1号も嬉しいな」
…今晩は残っちゃったけどね。

「あとはぁ?」
えーと、えーと…。
「風邪ひとつ引かず、いつも元気に遊んでいる1号が好きだな」

「あとはぁ?」
……………ホントは、少し黙ってお母さんにお仕事させてくれるともっと嬉しいよ。

? posted by Yumikoit at 08:54 pm pingTrackBack [0]

馴染みすぎ

今日は幼稚園で親子観劇があるというので、2号と一緒に行くことにした。
前日より
「あしたは幼稚園で、お人形劇をするからね。2号も一緒に行こうね」
と刷り込み開始。
ところが刷り込みが強すぎたのか?1号を朝幼稚園に送ってくなり、その場で手袋をはずし、ジャンパーを脱いで幼稚園に上がりこもうとする2号。
ええい、1時間くらいあとだから、ああたは出直すんだってば。

ようやっとのことで引っぺがして一旦家に…入れない。
「にご、ゆきかい、する〜ぅ」
う〜ん。まぁ雪かきした方がいいのは確かだろうしな。
30分くらい付き合って雪かきする。

時間になってから幼稚園に出かけると…2号は長靴を脱いでジャンパーを脱ぐなりどっかにすっ飛んでいってしまった。
ええい、どこに行ったんじゃ。
ジャンパーと私のコートをかけてから、2号を探しに行く。
たしか親子観劇は2階のホールのはずだから…2号にもお二階って言ってあったし。さっき階段上ってくのを見たし。

会場のホールに行ってみる。う〜ん、入園準備組も来てるから結構な人だな。出入り口付近にはいないけど…そうすると2階にあるほかの教室に入り込んじゃってるかな。そういやクリスマス会の時には、年中の部屋に入り込んで、引っぺがすのが大変だったんだ。

ホールを出ようとしたら、お友達のお母さんに声をかけられる。
「2号くん。"ひよこ"さんのお席に座ってるから」
ええ!?もうちゃっかりと?
込み合う?会場をかきわけてホールの中ほどに移動すると…普通はもう少し通り道や出入り口に近いところにいるってんなら判るんだけど。
すっかりその気でホールのど真ん中の、入園準備組の椅子に座っている。

ちょっと2号。あんた。馴染みすぎよ。
ホントは入園準備組でもないくせに!<今はまだ2歳。
 しかしホントは1号と同じ年少組の席で見たかった2号なのであった。

? posted by Yumikoit at 07:24 pm pingTrackBack [0]

再犯は重罪

一日中雪や霙が降ったり止んだり。お陰で出かけるのもままならないなぁ。
ところがお迎えの時間に限って吹雪いたりするんだな。まぁおかげで園庭で遊ぶ時間が少なくて済むんだけど。

という訳で、家の中で遊ぶ1号と2号。
途中からクレヨンやらサインペンやら出してきてお絵かき。
カレンダーや裏が白い広告をまとめて子ども達の手の届くところにおいているので、それを出してきて色々遊んでいるらしい。

数字が好きな1号は、はさみを出してカレンダーの数字や文字を切り抜きだした。
私のパソコンの横に並べる。ええい。そこは並べるなっつ〜に。

ふと見ると、1号が耳をしきりにこすっている。
「1号、どうしたの?耳が痒いの?」
「うん。かゆい…」
覗き込んでみると、右の耳の穴の中に白い何かが見える。

1号!!!お前っ!!!
また耳に詰めたんかぁ!!!!


そう。切り抜いた紙の端切れを耳に押し込んだらしい。
耳かきを入れてみるが、当然奥に押し込むだけでうまく取れやしない。
小さなピンセットの方がよかったかな。

思わず時計をみる。5時20分。
急いで診察券を確認。耳鼻科の診察時間は5時40分まで。よっしゃぁ。

外を見るとかろうじて雪も霙も降ってない。
急いで子どもたちにジャンパーを着せて自転車に乗せ、かっ飛ばした。

耳鼻科で診てもらうと…紙切れの他に、小さい石ころが二つも出てきた。
おまえはぁっ。耳に物を入れて耳鼻科に行くのは、2度目だろうがっ。Link
オオバカものぉっ!!!!

? posted by Yumikoit at 07:22 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

きない?くる?こない?

幼稚園のお帰りのあと、1号はひとりお友達の家に遊びに行ってしまった。
号泣。激怒の2号。

雨も降っているのでなだめすかして家に向か…え。帰らないの?
仕方ないので、少し遠回りして、信号機の道を…更に遠回りしてぐるっと回って帰る。
いつもは通らない大通りを抜けて、買い物に使う道に抜けて、団地の横に出る。ようやっと、2号も落ち着いてきたので
「2号。こっちの道の方が、車が来ないからこっちの道行こうよ」
と裏道に誘導。
「こっち、くーま、きな〜い?」
…きない?ああ。「こない」か。
「そうだよ。こっちの道ならクルマが来ないからね」
「くーま、こなーい」
…誰かに先に言ってもらうと、ちゃんと言えるわけね。

細い道なのに、クルマが入ってきた。
「おかーしゃー、くーま、きたー!!!」
うんうん。よけようね。
「おかーしゃ、くーま、くる ねー」

くる、きた、はわかるけど、否定形は「きない」訳ね。面白いなぁ。

? posted by Yumikoit at 08:04 pm commentComment [7] pingTrackBack [0]

お買い物したい

1号を連れて買い物に出るとなかなか面倒だ。
店に入ると、かごを持ってきて手渡してくれる。使い終わって洗った牛乳パックや空き缶などを、スーパーの入り口のリサイクルボックスに入れたい。
にんじんや大根、納豆、牛乳などの商品をかごに入れるのは僕がやりたい。
もし子供用のかごがあれば自分もかごを一つ持って、ひとつは商品をかごに入れて歩きたい。
レジでは自分がお金を店員に渡して、おつりも受け取りたい…。

まぁおかげで、親から離れて店内を走ったりしないし、買わない商品には極力触らない、肉や魚のパックは子どもは触ってはいけないことも知っている…。とそういう意味では助かってるんだけどね。

でも面倒だから1号無しで買い物に行きたい。休日、飼猫氏に運転してもらっての買出しの日には無理でも、平日の買い物は2号を一人連れて買い物したい。
というわけで天気もいいし、今日は午前中はまずは買い物。
2号を連れて野菜をいつも買い込むスーパーに行く。
「おかーものー、いく〜?」
とご機嫌2号。到着するなり、かごを持ってきてくれる。
にんじんの山に駆け寄り
「にんじん、かう〜?」
「あ。じゃあ二つとって」
2号の背の届かない棚でブロッコリーをかごに入れるとなんか怒ってる。
ついでにバナナも一房かって。
牛乳は買わないのー。家にあるからっ。と毎度おなじみの掛け合い漫才。
肉はいいっ触るなっ。それは母さんがみるっ。

最後にレジで。
財布を出すと2号が
「にご、にご、やるー」
あ。ここまで1号マネっこマネマネが。全て同じようにしたいのね。
仕方ないのでポイントカードを、お店の人に渡してもらう。

最後に袋に買ったものを詰め終わると。
使い終わったかごを、戻しに行く。
はぁ。2号も着々とお買い物お手伝いに目覚めているなぁ。
いや、そういう風に仕込んだのは私なんですけど。ああ。のんびり買い物がしたい。

? posted by Yumikoit at 10:49 pm commentComment [3] pingTrackBack [0]

 

おねしょの名人

おねしょの名人

山田真著・柳生弦一郎著

出版社 福音館書店
発売日 1996.06
価格  ¥ 1,365(¥ 1,300)
ISBN  4834013898
★★★★★
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寒くなってきて汗をかかなくなると、おねしょも増える。
1号は夜のオムツも取れてからは殆どおねしょをしなくなっているけれども、幼稚園のお母さん方の話題におねしょがのぼることは多い。
布団干しとお天気の関係とか、何で防水シーツじゃないところにするんだとか、布団乾燥機の機能の云々とか。語るポイントは多いけどね。

まだまだ年少。まだまだ夜中のオムツが取れない子も多い。
じゃあ夜のオムツが取れるようになるのはいつなんだろう。

本書によると、小学校1年で。
 5人に一人は時々おねしょ。
 30人に一人か二人は、毎日おねしょ。
という統計が出てきていた。
そっかぁ。小学校のx年でまだおねしょしてる、なんて悩むお母さんの話も聞くけど、まだまだ大丈夫じゃん!と安心できるか、まだおねしょしてるよー、と悩むか。この辺は感じ方の違いかな。

子どもも子どもなりに気にするおねしょ。
子どもの視点からするとどううつってるんだろう。
腎臓の役割と排尿の仕組みを子供向けに判りやすく描き、毎日おねしょする「おねしょ名人」から、おねしょから卒業する「元おねしょ名人」になるまで。

1号は自分がおねしょをするとは、もう自分でも思っていないらしいので人事のように、それでも面白そうに聞いていた。
腎臓の位置を絵に描いて図示していたので、この辺かな、と触ってやる。
うひひ。と笑って。超音波エコーの検査で診る所だね、というと
「アレはくすぐったくって笑いたくなるんだ」
と生意気な言い方をした。

? posted by Yumikoit at 10:18 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

 

指輪の文化史

指輪の文化史

浜本隆志著

出版社 白水社
発売日 1999.10
価格  ¥ 2,310(¥ 2,200)
ISBN  4560028206
★★★★★
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石付きの指輪を持っていてもそうそうつけて歩くもんじゃない。というのも、子どもが小さいうちは抱っこだおんぶだと触れ合う機会が多いので宝石なんかつけて日なんかにゃ子どもにこすって怪我させそうだし、子ども興味を持って触りたがる。
ネックレスは少し安全だけど、それでも抱っこの拍子に引っ張って鎖を切られたことがある。ブローチが一番安全?興味を持って持ち出すのは一緒。

というわけでアクセサリーというと石無しの結婚指輪以外殆ど身につけない。婚約指輪なんて何年しまいっぱなしだろう…。あれって結婚してすぐに子どもができちゃった人は、殆どつけないまま?

…もう少し子どもが大きくなれば違うのかもしれないけれども、これが現在のところのアクセサリー一般に対する見解。

でもアクセサリーというと宝石や何かがついているものとかが多いよね。その中でもやっぱり指輪。
日本だと古来、勾玉などのネックレスとか何とかはあるけれども、指輪の文化は発達しなかったらしい。早いうちから農耕文化が栄えたから?確かにネックレスや指輪は、泥だらけになるような野良仕事には向かないかも。
それに比べて狩猟民族や放浪の民の場合には、財産をすぐに身につけて移動でき、どこでも換金できるような貴金属が尊ばれる。
米蔵か指輪かってことかな。

宝石付きだけではなく、ハンコと一緒になった印章指輪。いいなぁ。私、銀行処理とか役所処理の時によくハンコ持ってくのを忘れて、現地で「あ〜っ。しまったぁ!」ってこと、よくあるのよね。
現在の日本でも流行れば、持って歩けるから忘れないぞ。
…いやいや、実際にはそういうもんでもなかったのか。
あとは現物見たことがないぞ。カプセル付きの指輪。
中世の物語とかでよくある、指輪の飾りの部分をカパッと開けるとロケットになっていて、その中に毒とか仕込んであるやつ。

蛇のシンボルとしての円環、生命のシンボルとしての円環。
指輪をなぞらえる円環の形状にはいろいろな意味がたとえられる。
指輪の歴史と文化史。誕生石の由来。
なるほど、納得で面白かったな。

? posted by Yumikoit at 11:30 am pingTrackBack [0]

 

ツバサ 1

ツバサ

CLAMP

出版社 講談社
発売日 2003.08.12
価格  ¥ 410(¥ 390)
ISBN  4063632776
★★★★☆
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CLAMPの今までのオールスターが出てくる、CLAMPファンには一見の価値あり、な感じの触れ込みのコミック。
でも実は私はあまりCLAMP読んでないんだなー。
レイアースもいい加減、聖伝は流し読みしただけ、東京バビロンは途中で止めちゃったし。
ちゃんと持ってるのは「ちょびっツ」くらいだし、「さくら」は今やっと3巻くらいまで読んだとこ。<今頃!

それでも「ツバサ」が欲しくなっちゃったのは、「さくら」のアニメ版のキャラクター立てが結構気に入ってるからかな。
特に「ツバサ」ではさくらちゃんと小狼くんが恋人同士。
一途にさくらを守り助けようとする小狼くん…という筋立てが萌えはいっちゃったからかも。
 # ちなみに飼猫氏は知世ちゃん萌え。

というわけでやっと購入した1巻。
まだまだ先は長そうだけど、判らないキャラクターとかシチュエイションも多いけれども。
結構好きな話なのではまりそう。これで火がついてCLAMP全部集めたーい、とか始まると…ただでさえ置く場所のない本の収納場所が困るなぁ…。

? posted by Yumikoit at 11:02 am commentComment [2] pingTrackBack [0]

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