浜本隆志著
出版社 白水社
発売日 1999.10
価格 ¥ 2,310(¥ 2,200)
ISBN 4560028206
石付きの指輪を持っていてもそうそうつけて歩くもんじゃない。というのも、子どもが小さいうちは抱っこだおんぶだと触れ合う機会が多いので宝石なんかつけて日なんかにゃ子どもにこすって怪我させそうだし、子ども興味を持って触りたがる。
ネックレスは少し安全だけど、それでも抱っこの拍子に引っ張って鎖を切られたことがある。ブローチが一番安全?興味を持って持ち出すのは一緒。
というわけでアクセサリーというと石無しの結婚指輪以外殆ど身につけない。婚約指輪なんて何年しまいっぱなしだろう…。あれって結婚してすぐに子どもができちゃった人は、殆どつけないまま?
…もう少し子どもが大きくなれば違うのかもしれないけれども、これが現在のところのアクセサリー一般に対する見解。
でもアクセサリーというと宝石や何かがついているものとかが多いよね。その中でもやっぱり指輪。
日本だと古来、勾玉などのネックレスとか何とかはあるけれども、指輪の文化は発達しなかったらしい。早いうちから農耕文化が栄えたから?確かにネックレスや指輪は、泥だらけになるような野良仕事には向かないかも。
それに比べて狩猟民族や放浪の民の場合には、財産をすぐに身につけて移動でき、どこでも換金できるような貴金属が尊ばれる。
米蔵か指輪かってことかな。
宝石付きだけではなく、ハンコと一緒になった印章指輪。いいなぁ。私、銀行処理とか役所処理の時によくハンコ持ってくのを忘れて、現地で「あ〜っ。しまったぁ!」ってこと、よくあるのよね。
現在の日本でも流行れば、持って歩けるから忘れないぞ。
…いやいや、実際にはそういうもんでもなかったのか。
あとは現物見たことがないぞ。カプセル付きの指輪。
中世の物語とかでよくある、指輪の飾りの部分をカパッと開けるとロケットになっていて、その中に毒とか仕込んであるやつ。
蛇のシンボルとしての円環、生命のシンボルとしての円環。
指輪をなぞらえる円環の形状にはいろいろな意味がたとえられる。
指輪の歴史と文化史。誕生石の由来。
なるほど、納得で面白かったな。
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