ローワンと白い魔物

ローワンと白い魔物

エミリー・ロッダ作・さくまゆみこ訳・佐竹美保絵

出版社 あすなろ書房
発売日 2003.07
価格  ¥ 1,575(¥ 1,500)
ISBN  4751521152
★★★★★
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やっと5作目!読み終わりました!なかなか図書館でも借りれなくて!期待を裏切らない面白さでした。

冬が終わらなくなったリンの谷。
いつまでも寒さが遠のかず、不安に包まれています。
ついに長ランはリンの谷の民に、海岸のマリスまで非難しようと提案する。

残るは体力的に海岸まで行けないランと、バクシャーを守って残る決心をしたローワン。絹の絵を守るノリスとその妹シャーラン。そして…

シバの予言を受け、バクシャーの群れを追ってまた禁じられた山に登ることになったローワンたち一行は山の上にまた新たな秘密を知ることになります。

自然の摂理と仕組み。そしてリンの歴史がまたひとつ、明らかになる。
複線が張りまくってあって、1作から読むことによって面白さが倍増しますね。これ。

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猫の島のなまけものの木

猫の島のなまけものの木

池田あきこ著

出版社 ほるぷ出版
発売日 1998.09
価格  ¥ 1,050(¥ 1,000)
ISBN  4593592216
★★★☆☆
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わちふぃーるどのシリーズ。
とがってとびきり目の大きい、ダヤンという猫の主人公。

1年に一回、お日様から力を分けてもらう大事なイベント。猫集会。
友達のジタンがなかなか帰ってこないので一人で行くことにしたダヤン。そこで、「なまけものの木」なるものを知っていってみることにする。なまけものの木に登って、のどをごろごろ鳴らしてひときわナマケモノに浸っていたら、「センネンナマケ」を目覚めさせちゃった。

すっかりナマケに覆われた猫の島を助けてくれたのは、遅れてやってきたジタン。

最後のシーンでお日様から力を分けてもらって、猫のみんなの目が、金色に光ったのが面白かったな。

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電源がはいっていないから安全、はうそ。

和室は布団を敷くと狭いので、ファンヒーターガードを置けない。
しかし布団を敷かない時間は、ファンヒーターと除湿機で洗濯物を乾かすので昼間はファンヒーターを30分〜1時間程度つけることがある。

勿論、ファンヒーターをつけるのは子供たちが入らないようにしたり私が必ず見ていられる時間を狙ってつけるが、それでも特に2号はファンヒーターに興味があるのか、さわりに行こうとする。
ファンヒーターがついていなくてもついていても、その場で強烈なお叱りをする。


さて、そのファンヒーターは本来ならいけないんだろうが、タイマーデッキにコンセントが入っている。タイマーの電源を入れた上でファンヒーターのスイッチを入れないとつかない、2段がまえである。
しかしたまたまタイマーのスイッチが入っていた。

「ぴ!」
なぬ?洗濯物を畳んでいたら音がした。
振り向くと、ファンヒーターを触っていた2号がかけてくる。
本人もびっくりしたらしい。

あぶね〜!!!!すぐにタイマーの電源を切りました。
もう少ししたら今度はタイマーの電源も自分で入れられるようになっちゃうな。その時はコンセントから抜くようにしないと!!!!

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さばくのカエル

松井孝爾ぶん・え

出版社 新日本出版社
発売日 1993.02
価格  ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN  440602168X
★★★★☆
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オーストラリアの砂漠に住む、アナホリガエルの生態。

飼猫氏は、トカゲとかカエル、カタツムリ、タコ、イカ、なまこなど ぬめぬめした小動物が好きらしい。
いや、私も爬虫類両生類の類は好きなんだけれども。
だから「こんな面白い本もあるよ」と子猫に見せてやる動物の図鑑系の絵本は、こういった小動物のものが多くなる傾向があるようだ。

アナホリガエルは1年のほとんどを穴の中で過ごし、スコールの時期だけ地上に出て来て、餌を食べ、交尾をしてそして土が乾く頃また地中にもぐっていく。

1号は「かえるの子はおたまじゃくし。足が出て尻尾がなくなるの」ということを知ったらしい。ふむ。

? posted by Yumikoit at 09:27 pm pingTrackBack [0]

賛美歌を教えてくれる。

1号の幼稚園は、キリスト教系なので幼稚園で賛美歌を歌ったりお祈りをしたりする。
今月の賛美歌は「やさしいめが」という子供向けの賛美歌らしい。
幼稚園やテレビで覚えた童謡くらいなら、一緒に歌ってやれるのもあるけど…賛美歌となるとなぁ。
覚えているのって「いつくしみふかき」くらいだぞ。私。

それでも一緒に歌って欲しいらしく
「やさしい目がって言って!」
「その次はね、清らかな目がなの!」
とか色々教えてくれる。

半年前の1号の歌は音程がなかったが、最近はだいぶ元歌のメロディーが判る歌い方になってきたなぁと付き合ってやる。

それでも「まもぉってくだんさる」は止めなさい。「守って下さる」でしょ。
元の歌詞の意味が変わっちゃいそうな気がするよ。それ。

? posted by Yumikoit at 10:35 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

保育参観

というわけで、やっと保育参観である。
なんで「やっと」というかというと、年末のクリスマスは2号の水疱瘡で。11月の保育参観は1号自身の体調不良で行けなかったからだ。

朝送って行ったあとで、一度家に帰って出直すことも考えたが、なにより毎朝見送ったあとほんと〜に自分で朝のお支度をしているのか、それが気になったのでそのまま参観に加わる。

家にいても着替える途中ですぐ手が止まってしまい、動作が固まったまま「ぽ〜っ」としていることが多い1号。
ご多聞にもれず、ジャンパーも雪遊び用の外ズボンも履いたまま、幼稚園カバンをその辺に放り出して遊びに興じている。
それでもお友達がカバンを持ってきてくれたりといった刺激もあり、みんなが朝の会をするために椅子を持ち出す頃には、全てのお支度が完了してお友達と遊び、片付けてきちんと椅子を自分で持ち出していた。
ふむ。一応できるんだ。<感心。

1号は以前にも書いたが、本来は今年の4月から年少さんの世間一般で言う「3歳児入園組」。
それが本来1学年上の年少さんに混じって色々なお遊戯をするのだからそれなりに心配。
しかし普段先生から聞いたり、クリスマス会と父親参観を参観した飼猫氏などに聞いていたように、それなりに年少さんに混じっていても遜色なく?こなしているので嬉しい。<激しく親ばか。

一方、一緒に連れてきていた2号。自由参観の間はそれなりに幼稚園児に混じって遊んでいたが本来昼寝の時間なので、30分くらい経つと自分から出口の方に向かって行った。どうやら家に帰って寝たいらしい。
仕方ないので抱っこするが、グズグズと落ち着かない。
放すとクラスの子達のコップが置いてあるところに行き、なぜか1号のコップを迷いもせずに取り出して遊び始めるが、すぐにグズグズと抱っこされに戻ってくる。
なんども抱っこしたまま廊下をフラフラ歩き回り、その合間に参観して帰ってきた。はぁ〜。重かったぁ。

? posted by Yumikoit at 10:39 pm pingTrackBack [0]

 

やこうれっしゃ

やこうれっしゃ

西村繁男さく

出版社 福音館書店
発売日 1983.03
価格  ¥ 840(¥ 800)
ISBN  483400922X
★★★★★
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「こどものとも」傑作集。

上野から金沢まで走る夜行列車の車内の様子を、サイレントで描く絵本。
文章がないので、絵を見て色々話してやる。
ちょうど金沢在住なのでそれも話のネタ。
「今1号が住んでいるのはどこだ?」
「かなざわ!」
「上野ってどこかわかるか?」
「上のY太くんち?」
「違う違う。上の階に住んでいるお友達じゃなくて、ほら、歌であるだろう」
「うえのおくやまへふこえて?」
「いや、それはいろは歌…。東京、で始まるのは?」
「と〜きょうか〜んだあ〜きは〜ら!お〜は〜っちうえの…」
 ※ 「クインテッド」というNHK教育放送の子供向けの番組で出てくる歌。
   歌詞は山手線の駅名が羅列してある。
「それっ!」

…はぁ。1ページ目からなかなか進まない。

というわけでしたが1号は面白かったみたい。
われわれ親も楽しませてもらいました。主に1号の反応に。

? posted by Yumikoit at 09:32 pm pingTrackBack [0]

 

赤毛のアンに隠されたシェイクスピア

赤毛のアンに隠されたシェイクスピア

松本侑子著

出版社 集英社
発売日 2001.01
価格  ¥ 1,995(¥ 1,900)
ISBN  4087745112
★★★★☆
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第2章でマシュー・カスバートが駅に「男の子を」迎えに行く。
 小鳥たちは歌っていた。あたかも今日が
 一年でただ一日の夏の日であるかのように

この原典は、本書によると「サー・ローンウェルの夢想」という詩の一節であるらしい。更に、その詩は円卓の騎士の一人サー・ローンウェルが聖杯を探しに行く前夜の夢で、この詩の一節のあと一人の乞食に会う。寒い冬の日で、乞食のために凍った氷を砕いて水を与えると赤いワインに変わり、パンを分けてやると、まばゆい光が射してキリストが現れる。
アンを迎えに行くマシューは聖杯を探しに行く騎士というレトリック。そして困っている人に対して優しさと自愛で物を分け与える態度こそが聖杯という解釈の元でのこの引用。

本書はこういった「赤毛のアン」にでてくるさまざまな引用を探した経緯やその体験談、実際の本文との対比における解釈などが書かれている。著者の訳した引用元などをたくさん注釈として入れられた「赤毛のアン」だけではなくその背後にあった苦労談なども書かれている点でとても面白かった。

アンの中に出てくるたくさんの戦争の歴史や英米文学、聖書など。
アン読者にはお勧めの1冊だ。

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もしもし?

最近動作が面白い2号。

「こんにちは」「おはようございます」「おやすみなさい」「ありがとう」
などの言葉がトリガーとなってお辞儀をする動作をする。

「いただきます」「ごちそうさま」
で両手を合わせる。
デザートをもっと食べたいのに「ごちそうさま」と言われると
「いやいや」というように首を振る。

「水が欲しいの?」などと訊かれて欲しい時は片手をぱっと挙げる。
最も欲しくない時でも条件反射のように挙げるときもあるようである。

おむつがえの時には、オムツを換えながら歌を歌ってやるか、今まで来ていたズボンや余分に持ってきたオムツを手に持たせる。「いないいない…ばぁっ」と声をかけてやると、自分でズボンやオムツで目を隠して勝手にいないいないばあをして、笑う。その隙にさっさとオムツを換える。

人のトレーナーをめくっておもちゃのおはしを突きたてるので、病院ごっこで聴診器をあてているつもりかと思い
「もしもし?」
と言ってみた。そうしたら、片手を頭に乗せた。
…そうか。電話のしぐさのつもりだな。おもしれ〜。

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家なき娘 上・下

家なき娘 上

★★★☆☆
エクトール・マロ作・二宮フサ訳

出版社 偕成社
発売日 2002.02
価格  ¥ 735(¥ 700)
ISBN  4036524402

家なき娘 下

発売日 2002.02
価格  ¥ 735(¥ 700)
ISBN  403652450X 先日曜日、本屋で懐かしくて衝動買いしてしまった。

この本とのもともとの出会いは、小学1年生の頃だかにさかのぼる。当時は「家なき少女」というタイトルであったから、本書のあとがきから推察するに須藤鐘一訳のものであったのかもしれない。

翌年か翌々年にやっぱり出会った訳が、「家なき娘」恐らくは津田穣氏の訳のものであっただろう。
いずれも親が古本屋で十把ひとからげに子供向けに用意した本の中にあったものだったようだがいずれも既に手元にない。
こちらは、前訳に比べて 原文にもっと忠実に、そしてもう少し年長向けに訳されてあったと思う。
私が気に入っていたのはこちらの訳で、何度も読み返した。

その後、アニメ化されて「ペリーヌ物語」として放映された。こちらは見た人も多いであろう。

今回購入して読んだ本書は、「完訳版」とタイトルに並べて書いてある。
面白いのは先2作の訳とは違って、冒頭からまったく「ペリーヌがパンダヴォアーヌの孫」という部分はまったく触れられていず、ペリーヌは「フランス北部の街にいる親戚の家に行こうとしている」だけである。更に興味深いのは、ペリーヌがパンダヴォアーヌの孫とわかった後のシーンでもなぜか?ペリーヌが自分の本当の名前がペリーヌだと告白する、あるいはそのことを調査報告したファブリによって訂正されるシーンがまったくないままなのである。なぜだっ?

全体としてはそれぞれの版の訳やアニメ版などと比べてキャラクターの性格の違いや描写などが少しずつ違っていて面白かった。
ファブリとの関係はこの版が一番クールで、その分無理はない。タルエルや二人の甥たちはより攻撃的で、特にタルエルはエドモンが帰りにくくなるような工作すらしていたと示唆するくだりすらある。

ペリーヌの父エドモンにしても完全無欠の人物とはいえなさそうで、若い時に浪費と散財の末にパンダヴォアーヌを怒らせてインドに行かされた経緯などがあって「へぇ」とか思ってしまった。

まぁ、でも今までの読んだ訳の中ではやはり一番慣れ親しんだ2番目のものが一番よかったと言う印象があるのはなぜだろうか…
この訳のものも、本書あとがきによると4年ほど前に復刻しているらしいので機会があればもう一度読んで記憶を確かめたい。

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