隣の部屋から話し声がして目が覚めた。眠いー。
すぐ止むかと思ってしばらく待ったが、ずっと話し声がする。
時計を見る。…朝の4時。そりゃ早すぎだろ。

そっと起きだすと、廊下を挟んだ子ども部屋のドアのカギが開く音がした。
開けると、煌々と灯りがついていて、布団の上いっぱいに広げられたカードゲームのデッキ。
てめぇら。何をしている。＜いや、一目瞭然なんだけど。

「中途半端に起きちゃったから…今から寝ると起きれないと思って…」
といった意味合いのことをごにょごにょと話す１号。
だって、今日は午前中ドッジボールの予定も何も入ってないでしょう。
６時に起きるとしたって、３時半に起きちゃったから寝直したら起きれないという言い訳は通じないだろって。

つーか。
１号と２号、どっちが先に目が覚めた？
「ぼく…」
と手を挙げる１号。
で？２号を起こしたの？
「ううん。灯りをつけたら起きちゃったの」
…あたりめーだ。それは。

まったくもぉ。さっさと片付けて寝なさーぃ！

２号 １号

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今日は１号がドッジボールの練習試合で１日不在なので、２号と二人である。
私としては、帰省に持っていく子どものパジャマとか何とか、買いに行きたいので２号を誘ったのだがあえなく断られてしまう。残念。
午前中はDVDを見たり、オンラインゲームをしていた２号であったが、そろそろ手持無沙汰のようだ。

「おかーさんー。ごはん食べたら、児童館に行きたいー」
う。うん。それもいいねぇ。児童館だと涼しいしなぁ。
あ、児童館も、いつも行ってるところじゃなくて、新しくできたところ行こうよ！
　　もちろん、新しくできたところに行く途中にあるファッションセンターしまむらで、子どものパジャマを見る算段である。
「ええー」
どうせだからさ、ほら、しまむらの隣にセブンイレブンあったじゃん。あそこでポケモンスタンプラリーのスタンプ押してさ。

目が輝く２号。
「それなら、しまむらの隣だけじゃなくて、その手前にある近所のセブンイレブンも行きたい。
　で、児童館は行かなくていい」
…そうか。児童館は要らないか。じゃぁ今日はセブンイレブンめぐりにしよう。
去年は、２号がまだ自転車の一般道デビューをしていなくて、いつも私の自転車の後部座席に乗っていたため、ポケモンスタンプラリーもすべて歩いてやったが。
今年は、自転車で行こうね。

つーわけで、２号と二人でスタンプラリー開始。
一番最初に、町内にあるセブンイレブンで水分補給用のペットボトルを買う。

新河岸方面２か所のセブンイレブンは、２枚の台紙を持って２号が一人で店の中に入り、スタンプを押して出てくる。
子どものパジャマと子どもの下着を買う。
次に、小学校方面に戻りながら、隣の町内のセブンイレブンに入って小さめのお菓子を一つ買い、まずは１stステージクリア。

小学校近辺には寄らずに、幼稚園の近くのセブンイレブンで５個目。クレアモール内に入って６個目。
７個目は…駅裏のガストの近く？
行ってみたが、ここではじめてスタンプのキャラが被る。
じゃぁＡ小の近くは…携帯で確認。あ。だめだ。こっちもスタンプのキャラが被ってる。
しかたない。１号の通う小学校の近くに行こう。

４時過ぎているので、小学校の近くのセブンイレブンで今日は終了。
そろそろ帰って、１号が帰ってくる前にお風呂を準備しないと。

今日中にクリアできなくて残念そうな２号。
いいじゃない。最後の１個は、１号と一緒に行ける時にしようよ。

２号

今日はお友達からのお誘いで、上尾の丸山公園 へ。
炎天のアスレチックに飛びつく子ども達(おぃおぃ)
道中コンビニで調達してきたパンを昼食にして、さらに遊ぶ。
水着に着替えて、水辺で遊ぶ。
１号は
「もぐってもい？い？」
と聞いていたが、そもそも脛までしかない深さの水でどうやって潜るというのだろう。

一旦着替えて滑り台で遊んでから、帰途へ。
水遊びと炎天下での外遊びに疲れ果てた２号は、車中ぐっすり。

帰宅して、洗濯物を畳んで風呂に入ると、今度はマイミクのとみのさんと桶ねこさんがそれぞれお子さんを連れて遊びに来た。
とみのさん差し入れのそうめんを茹でて、みんなで食した後で花火をする。
とみのさんちと我が家が数年ため込んでいた花火のストックをこの機会にすべて消費しようという企画だったのだが、さすがに使いきれず、次回に持ち越し。

みんなとサヨナラしたのが９時半くらい。
この間の飼猫氏のこと 、いえねぇなぁ

２号 １号

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夏休みに、漢字の復習をさせている１号。
夏休み前にはボロボロだった書き順も、多少はよくなったかもしれない。

１年の漢字と２年１学期の漢字を一通り復習してみたので、次は…
１号、この漢字使って、熟語…って言ってもわからないか。漢字使って何か言葉を作ってごらん。

「じゃぁ、最初に、光…ね。
　月の光、日の光、つよい光…」
いやいや、そういうんじゃなくて…うん、そうだ。漢字だけで作れる言葉を作りなさい。辞書使っていいから。
でも、書いた文字は、辞書も見て意味が分かってから書くこと。
「じゃ、次は、言う…だね。…おかーさん！言うって、漢字だけで言葉作れないよ！？」
言う、ね。それ、訓読みだから。音読みは何て読むの？
「えーと、ゴン、ゲン…ゲン…言語？」
意味は？
「…言葉」
うん。低学年向けの辞書には、それしか書いてない。じゃぁ１号の言葉、の代わりに、１号の言語、と言えば通じるかな？
「…わからない」

また辞書とにらめっこの１号。

「…おかーさん！けんどうって書けたよ！」
…「言う」で「けんどう」そんな熟語あったっけ？
横から２号の突っ込みが入る。
「おにーちゃん、けんどうってどのけんどう？」
「おまえがやってるけんどうだよ」
「えー？ちがうよー」
そうだ。違う。

辞書を一緒に覗いてみる。…言動。あなたが書きたかったのはこっちじゃないの？？？
「え？？？じゃ、けんどうって」
それはこっち。
大体、竹刀持って振り回すのに「言う」動作は必要ないから。

けんどうと、げんどう。全然違う言葉でした

１号

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お昼ごはん代わりに、トウモロコシをゆでたので、残ったトウモロコシを３時に出したが１号は食べようとしなかった。
お昼を幼稚園で食べてきた２号は、トウモロコシを３時のおやつに食べた後で、違うものが欲しいという。

「ぼくはっ、あんなトウモロコシじゃなくてっ、普通のおやつが欲しかったんだっ！」

…トウモロコシを２本もペロリと平らげた後でよく言うなぁ。
しかも、夕御飯のカレーライスもお代わりしてたしな。

２号

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食べこぼしが多い１号に、リビングの掃除を申し渡す。
ついでに今日は火曜日であるからして、夏休みのお手伝いである子ども部屋と和室と廊下の掃除もある。
がんばれがんばれ。

掃除機をかけるのが嫌いな１号は、片手で掃除機をぶらさげて、形だけじゅうたんをなでている。
そんなんで掃除をしているつもりかっ！…と何度も入る教育的指導。

夜の日記は案の定、そのこと。

大すぎだからってなによ。
多すぎなのか、大きすぎなのか。
これだと、「だいすきぃぃぃぃ♪」って感じに読めちゃうよ。
と言うと、１号、目をぐりぐりさせて
「うっわ。ほんとだぁぁ」
と言う。

そんなに大好きなら、明日も掃除してもらっちゃっおっかなぁ♪
「だめぇぇぇぇ」

１号

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今年のポケモンスタンプラリーはなかなか大変だ。
水土日の１号のドッジボール。水土曜の２号の剣道。

基本的に、我が家ではＪＲポケモンスタンプラリー は毎年飼猫氏の範疇にあるので、飼猫氏の休みにしか行かない。
だから、剣道とドッジボールが重なっていると現実にはほとんど行けないのである。

１号と２号も、７月〜８月前半には学校のプールや幼稚園の夏季保育が詰まっているため、かなりせわしないようで、私の担当と思われているセブンイレブンのポケモンスタンプラリー には今年は行きたいという言葉さえ言わない。よっぽど忙しいんだろう。

それでも毎年恒例のＪＲポケモンスタンプラリーだけは行きたいと見える。
飼猫氏と十分相談して、１日だけドッジボールの練習を休んで、行くことになった。

朝、９時近くになってようやく出発。前日剣道の練習があった２号は辛そうだ。
私は行かないので、家でのんびりである。
昨日の２号の幼稚園の体操着はどうしても今日洗ってやらないといけないので、まずは洗濯機を回す。
コーヒーを淹れてパソコンに向かい、その後で新聞を読む。
そういや卵買いに行かないともうないなぁ。２パック欲しいけど、今日は一人だから、安売りを狙うなら２か所ハシゴしないと。
１０時になるのを待って買い物に出かける。
１か所卵ゲット。あともう一軒。

マイミクのとみのさんと会う。おぉ。キミも買い物かぃ。
ついでに場所を移動してちょこっとお茶。こういう楽しみもいいねぇ。

昼からは図書館と町中のブックオフまで出かけて立ち読み。エマを８巻まで読んでみる。
買う場所もないけれども、気になっていたコミックス。ちょっといい感じ。
４時半かぁ。そろそろ帰らないと。子ども達は６時半頃帰るって言ってたから。
帰ったところで飼猫氏からメール。
　今、羽田空港。これからポケモンセンターに行くとのこと。帰りは７時半？
１時間遅くなるのか。
でもまぁ。お風呂炊いて準備しておこう。
風呂洗いついでにシャワーを浴びてついでに洗髪。

米を研いで…７時半に帰ったら、お風呂とごはん食べるともう８時半。２号は眠くてふらふらだろうな。
できるだけ早く寝かさないと。１号も疲れてすぐに眠るだろう。溜めまくってる３日分の日記、書けるのかしら。
おなか空いてるだろうけど、餃子作ったら食べるかしら。餃子のタネだけでも作っておくか。

７時過ぎ。またメールが来た。そろそろ川越かな…。
え？
　やっと有楽町を出たところ。９時前には着けると思います…。
ってなによー。それって２号どころか１号の就寝時間も過ぎてるじゃないか。

慌ててメールする。夕ごはん。食べさせた方がいいんじゃないの？
羽田空港でホットドックとか多少食べさせてるから大丈夫、という返事。
だからそれって単なる３時のおやつじゃん。あとはお昼に食べさせた以外は、ジュースとパック入りのゼリーとお菓子だけか。お昼も、たぶんパンを売店で買って電車の中で食べさせたくらいで、スタンプ押すのに夢中でちゃんと食べさせてないんだろうし。

帰ってくると案の定、１号も２号もフラフラ。ろくに口もききもせず、ようやく風呂に入ってパタンキュゥ。ご飯も食べないで寝ちゃった。
いくら夏休みの一大イベントだからってなぁ。
明日、２号は普通に幼稚園の日だよ。ちゃんと行けないと困るよー。

２号 １号

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町内会の虫取りで、２号がカブトムシをもらってきて１週間が経った。

雌３匹、雄３匹。
１号ほど熱狂的二いじり倒すでもなく、淡々と、でも楽しみに世話をする２号。好きすぎず、嫌いすぎずってところでバランスが取れているのかもしれない。
朝、ふたを開けて昨日の昆虫ゼリーを片付けて新しいのと交換してやる。
ゼリーの蓋のフィルムを片付け損ねてそこらにばらまくので、時々説教をする。
日当りのいいベランダなので、２号の世話が終わると私が一旦日の当りにくい高い所に置く。アイビーの陰に隠れるので多少はいいかと。

夜になると、狭い水槽の中で、カブトムシが喧嘩をしていたり飛ぼうとしてあちこちにぶつかったりしている様子が、網戸越しにリビングにも聞こえてくる。
元気だなぁ。

昨日のことだが、２号に
「元気に過ごしてくれて、来年も飼えるように、卵がかえるといいね」
と言うと、２号は即座に否定した。
「ええっ。それは無理だよ！」
えー？？？？なんで？
「えっとねぇ。ｘｘくんが言ってたんだけど、カブトムシはねっ。オス・メス・メスの組み合わせじゃないと卵を産まないんだ！」
…それはどこの世界の一夫多妻制のカブトムシですか？？？
雄と雌がいりゃ繁殖するだろ？

「ちがうよ！だってｘｘくんが言ってたんだもん！オスとメスじゃダメなの！オス・メス・メスなんだってば」
ふぅぅぅん。じゃ、うちにはいないんだ？
「そうだよぉぉ。だってうちにいるのはオス・オス・オス・メス…あれれれ？」
６匹いるカブトムシ間の組み合わせをアタマの中で想像したのか、一人で勝手に合点して、納得してしまう２号。

彼に生命の神秘について話すべきか、それとも誤解をそのままにしておくべきか。

２号

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