あざらし1号

やっと金沢にも雪が積もった。15センチくらいかなぁ。
朝から大はしゃぎの1号、2号。
遅い朝ごはんが終わるなり、子ども達も完全防備。我々もジャンパーやらコートやら、手袋やら。
早速雪かきを始める。

飼猫氏は自分のクルマの周り。私は玄関からクルマまでの道と、道路までの道。
道路までの道は、階上の住人が既にやってくれていて大助かり。
1号も2号も子供用の雪スコップで遊んでいる。
2号はお兄ちゃんの雪スコップが気に入ったらしく、今年になって買い足した自分のスコップには見向きもしない。
自分の雪スコップを取られた1号は、雪の上に腹ばいになって匍匐前進して遊んでいる。

…1号。その格好、アザラシにしか見えないよ。

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サンスウランドの大冒険・砂漠の砂時計植物

篠木昭弘原案・山口裕一文・構成・伊藤博幸絵

出版社 リブリオ出版
発売日 1991.04
価格  ¥ 630(¥ 600)
ISBN  489784231X
★☆☆☆☆
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これで4冊目だけど、でもこれは第2巻。
「誰が読むの?」と言うと
「おとうさん!」と1号。ああ。よかった。
「だって、お母さんには難しくて読めないでしょ」
…むっ。ちがわいっ。ああたが楽しめるように読むのが、難しいだけだいっ。
「母さんは、父さんより数学、つまり算数の難しいやつは得意なんだよ」
と飼猫氏が言う。むぅ。電気工学科卒も数学得意なはずだが?
「算数はいやっ。未知数も方程式も使えないのはいやっ」
とその昔、未知数だけの数式ばかりいじっていた身としては思う。

ところで第2巻目は数字の形をしたサボテンが出てくる。8の字ひげの爺さんに、飼猫氏は早速「ピーナッツ爺さん」と命名。ピーナッツ爺さんがこの世界のルールと、課題を教えてくれるわけ。
3サボテンの実の3分砂時計。5サボテンの実の5分砂時計を使って色々な時間を計る。
3分計を2回使って計れば、6分。3分計と5分計を使って時間を計れば8分。
「足す」と「かける」の混在をうまく把握する。

うん。あんたが小学校の3年か4年になったら何回でも読んでやるよ。
まぁその頃には、あんたは自分で読んでるかもねぇ。

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消え行く「まるまるもー」

1号が先に夕食を食べ終えて。飼猫氏に甘える。
「にゅ〜してえ」
飼猫氏のひざに登る。どうもその光景は、くまとこぐまだな。
まるまる。
「ここで丸まってひざの上で落ち着けば、猫なんだけどねぇ。
 1号は、すぐにょろにょろ動くからねぇ」
と言うと まったくだ、と飼猫氏。

ちょうどテレビで新潟の雪下ろしの光景が映る。
「すごい雪だねぇ」
とひとしきり話していると1号がわくわくと見入っている。
ええい、アレはアレですげー大変なんだぞっ。
「1号は全く雪が好きだからね」
「犬も、好きなんだよー」
「いぬ?」
「ほら、飼猫氏。ゆきの歌だってば」
「ああ。♪ね〜こはこーたつでまるまるもー か」
「そうそう♪」

そうしたら1号が
「ちがうよっ。猫はこーたつで、まんまるくなるーだよっ」
と言う。
だからっ、あんたが去年歌っていたのは「まるまるもー」なんだってば。

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自分のもの

1号には幼稚園に入るころに、「自分の引き出し」を作った。
ひとつは、幼稚園に持っていく教室用のタオルや胸に付けるハンカチを入れる引き出し。
洗濯したそれらは、乾くと1号に渡して。1号がそれを引き出しにしまう。
畳むかどうかはあまり問題ではない。最近はだいぶ四角に畳んでしまえるようになったが、最初はぐるぐる巻きにして入れていた。

もうひとつの引き出しは、はさみや色鉛筆や、クレヨンをしまう引き出し。
他にお友達に貰ったカードや気に入った広告などが入れてあったりする。
当時はまだ小さかった2号に触らせたくない細かいおもちゃなども入れていたっけ。これは今もだけど。

入れ方がいい加減で開け閉めも無理やりなので引き出し自体が壊れたりなんだり。

それらのおもちゃやお絵かき道具を、2号が狙うようになってかなり経つ。しかも最近は引き出しも上手に開けられるので、うっかりすると開けて中のものを荒らしている。
最近の2号の狙いは大抵はさみ。とにかく広告でも何でも、切手みたい。「ちょき」の手の形が難しいから、まだろくに切れないんだけどね。

でもまぁ。そろそろ2号も自分のものが入れられる「2号の場所」があってもいいころだな。というわけで、1号の引き出しの隣を開けて、2号の場所にする。
1号のお古のクレヨンと、オイルパステルを小さな缶に入れてやる。
「これは2号のクレヨンね」
1号には別にクレヨンを一式。
2号が好きな信号機が描いてある地図が載っている、広告も一枚入れてやる。あと自動車の広告も。
シンカンセンのボケットティッシュケース。同じくシンカンセンのハンカチ一枚。この辺はあとから引き出しを分けるとか何とか。
とにかくポイントは「ここは2号の場所だから」

1号が自分の引き出しから、まだ使っていないノートを2冊出してきた。
「これもあげていいよー」
よしよし。

「はさみは、今度2号の買ってやるからな」
しかしその後も1号の引き出しを開けてはさみをゲットする2号。
はさみ早く買ってやらなくちゃなぁ。両方の引き出しの中を、自分のものと思いかねないなぁ。

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リュオン

リュオン

佐々木淳子

出版社 幻冬舎コミックス
発売日 2004.03
価格  ¥ 840(¥ 800)
ISBN  4344803981
表題作のシリーズは「ダークグリーン」「那由他」「ブレーメン5」の外伝を含む連作物。いずれもリュオンが出てくる。
他に独立の短編いくつか。ある意味今までの佐々木淳子の集大成的な1冊。

「ダークグリーン」の後日談。閉じてしまったR−ドリームで独り孤独に戦い続けるリュオン。人恋しさの余り、自らの記憶を閉じてしまっている。そこにホクトが現れる。
…R−ドリームを去ってからのホクトが経験した世界の出来事。その中でホクトが考えてきたこと。その後の「ダークグリーン」という作り。
環境問題やその他、この話が内包するテーマって奥が深いけれども。
これ以上書き続けたら多分単行本が何冊…必要になるのかな。

那由他の番外。ソズとターンの話。那由他が好きだった人にはお勧めのエピソードかもしれない。ただしこの話、那由他の外伝そのものとしては書き込みが足りなく、読み足りない。リュオンを含めた佐々木淳子ワールドの書き込みとしてならまぁオッケイ、といったところ。
独立したハナシと読みたいねぇ。

ブレ5の外伝は…まぁ元々どこから読んでもどこで終わっても不思議の無い話だから。ダークグリーンとの融合ってところで面白がる人が出るかなって言ったところ。可もなく不可もなく。

「最後の海」
 ある意味すげー佐々木淳子らしいはなし。うむうむ。

「ドール」
 そういや矢田部くんとみずほちゃんて、佐々木淳子の読みきりによく出てくるキャラクターだなぁ。「飢餓!」なんて矢田部くんが結局小鳥を窓から離しちゃったりしてさぁ。
このハナシでは、私の記憶にあるみずほちゃんや矢田部くんよりもずいぶん育った気がするわ。こう感じるところが年月の流れってヤツ?

「ルオスV」
 え〜と。このネタも前に別ストーリィで読んでいるぞ。あとがきにもちょいと書いてあった「ルオス0」なのかな。どの単行本に入っていた話だったかなぁ。

「モデル1」「モデル2」
 「モデル1」の方はWingsで掲載された当時から大好きな話で、確かこの4ページかそこらだけほしいために佐々木淳子の作品集を買った記憶が。そうか、シリーズ化していたんか。まぁ元々独立の話として読める小ネタですけどね。ほっほぉ。

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ボクは奥さま!?

花井愛子著

出版社 扶桑社
発売日 1996.09
価格  ¥ 530(¥ 505)
ISBN  4594020771
★★☆☆☆
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バリバリの若手キャリアウーマンの奥さまが妊娠しちゃった。
マイペース型の三流セールスマンの旦那さんは、にっこりと
「じゃぁ、ボクが仕事をやめて家の事も子どもの面倒も見るからね」
というけれども。

タイトルだけからすると「こんなダンナが欲しかった?Link 」みたいな主夫パパ奮闘記かなとも思うけれども、そうじゃない。
あくまでも花田愛子の書くのは「女の生き方」とかそういう方だよね。
「旦那が家の中のことをしたっていいじゃない」
「バリバリキャリアウーマンで働くなら、その分夫が家を守ったっていいじゃない」
「でも、それってオンナ失格?なの?」
みたいな女性の葛藤みたいなところを書きたかったみたい。ふむん。

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こんちゅう(であいのずかん)

まつばらいわきさく

出版社 小峰書店
発売日 1987.07
価格  ¥ 840(¥ 800)
ISBN  433807101X
★★★★☆
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昼寝をしなかった2号が先に寝てしまったので、2号を起こさないようにリビングで1号に読む。
最近、どうぶつ絵あわせカルタとかで1号がカードの動物に
「首が長くて、樹の上の葉っぱを食べるのが得意」
なんて自分で勝手に文章をつけるんだけど、そういう(正直身近じゃない)動物や生き物の生態とか生活とか。
結局本とかから得るものってとても大きいと思うのね。
私の小さい時には、ビデオもなかったからテレビ漬けって言ってもほどほどで、好きなものしか受け付けない、なんてのはあり得なかったけど。ウチの小僧達はテレビは好きなものばっかり見ていて、乗り物のビデオばかり。
先日、2号のいるところで、アンパンマンの出てくる動物園のビデオを見せたら、何故かアンパンマンが怖い?のか途中で止められてしまった。

そんなこんなで、テレビとかビデオはいい加減で、やっぱり本からいろいろなことを吸収して欲しいもの。本当は動物園とか昆虫園とか行けば本物に触れるのにねぇ。

というわけで(長い前置きだ)、そろそろ写真だけの生き物図鑑ではなく。どんなもの食べるのかとか見ることの出来る季節はいつだとか、群れて生活するかとかどんなところに住むのだとか。
そういう生態も扱った生き物図鑑にも、手を広げて欲しいなぁ。

この本は、14種類の昆虫について…特徴的なひとつをあげて見開きの2ページで解説していく形式の絵本。
 たとえばアゲハチョウの口は、ストローのようになっている。
 モンシロチョウのオスとメスは、羽の模様が違う。
 クジャクチョウは羽の裏と表で模様が違う。
 カブトムシは幼虫と成虫の身体の違いについて。
 クワガタムシは飛ぶための羽。
 カミキリムシの鳴く仕組み。
 テントウムシの仲間達。
 アシナガバチの巣。
 アリの身体の構造
  :
という感じで子どもの目でヘェと思えるようなつくりになっている。
ひとつリクエストを言えば、虫の選定かな。
チョウチョは3種類も取り上げる必要があるのかなぁ、とか、
鳴く仕組みで取り上げるならカミキリムシよりもこおろぎの方が、
巣の構造ならアシナガバチよりもミツバチの方がなじみがあっていいなぁとか。

でもそういう思い込みがステレオタイムの面白くない子を作るのかもね。そういう意味ではこれはこれでいいのか。ふむん。

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始園日と2号

というわけで幼稚園に到着。
傘を持たない1号に傘をさしかけてやるので、来る途中は手を十分につなげず、しっかり自分で傘を持って歩いた2号。
雨ズボンはしっかりずぶ濡れだけどねぇ。

ところが。
いつもは幼稚園に着くなり、こちらが先生に朝の挨拶をする間もなく「かえろ、かえろ」と手を引っ張る2号なのに。
今日は下足脱ぎのところで座り込み、靴を脱ごうとする。
「ぼくも〜おーちえーん」

…うむ?もしかして。
「2号。もしかして2号も幼稚園行きたいの?」
「んっ!」
ううむ。そういやここ数日1号にはコトあるごとに
「7日から幼稚園だねぇ。楽しみだねぇ。早く起きないとねぇ」
と言い聞かせていたが、2号には何もフォローをしていなかったかも。
1号への語りかけを自分へのものとも混同して
「ボクももうすぐ幼稚園が始まる!」
と思っていたのか?

「無理だよ。2号。あんたはまだ2歳になったばかりなんだよ。
 オムツも取れてないし、自分で服も着れないでしょう」
というと最近お得意の反抗期。
「い〜やっ。ち〜が〜うっ」
「ねっ。今日はお兄ちゃんも早帰りだから、またお迎えに来ようね」
「い〜やっ」
「お母さん、帰ってすぐに洗濯物干さないと夜までに乾かないよー」
「おーちえんいくー」
先生も
「2号くんは、4月になったら ひよこさん(入園準備組クラス)だねー」
「いーやー、ち〜が〜うっ」

…泣き喚く子を引きずりながら家に帰りました…とほほ(++!)

? posted by Yumikoit at 10:03 am pingTrackBack [0]

 

始園日と1号

始園日。起きれるかなぁと思いつつ。そういや今日は七草だよ。

我が家では、由来は不明だが七草が過ぎるまでカレーやチャーハン、お寿司など「かけもの」がダメなのでとにかく「七草だけは」やらねばならない。
普段は朝食を殆ど摂らない飼猫氏も、七草だけは食べるのである。

という訳で、珍しく飼猫氏の朝食に間に合うように、早く起きて粥を煮る私。子ども達も引きづられていつもよりも1時間早く起き、朝食もいつもよりも30分早く終わる。
ふっふっふ。こいつぁ、正月から縁起がいいやねぇ。

さて、せっかく早く用意が終わったんだから早く幼稚園行こうよ。
ふと窓の外を見ると、傘をさして歩いている小学生発見。ああ。今日は雨かぁ。
歯磨きが終わってから、1号に声をかける。
「1号。外雨が降ってるから、ジャンパーの上にカッパ着なさいね」
ところが1号は、テレビを見終わってから自分で窓を開けて
「おかーさん。雨降ってないよ」
と言ってカッパを着ようとしない。

まぁ今日着るジャンパーも一応撥水加工もしているようだしフード付きだし、大丈夫かな。本人も言ってることだし。
一応「いいんだな」と確認してそのまま外に出る。
傘も持とうとしない1号。

…しかし。雨はしっかり降っていた。
濡れると困るので、上靴入れと座布団は持ってやる。絵本袋に入れたお道具セットは、一応ビニールに入れてから絵本袋に入れてあるのでいいかな、とそのまま持たせる。
ずて。しっかり転んで水溜りにまみれる絵本袋。あ〜あぁ。今日帰るときは絵本袋持って帰ってね。洗うから。

そんなこんなで幼稚園初日から、水も滴る1号なのでありました。

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鼻をかむ

そういえば我が家の不思議。

1号はずっと鼻がかめなかった。
「はぃ。お鼻シュン、してね」
と言ってティッシュをあてがっても
「いや!できない!」
という感じで。

2号のほうが先に、1歳半くらいから「おはな、シュン」ができるようになって
「2号はエライねぇ。上手にお鼻かめるねぇ」
と言っていたら数週間後から、4歳過ぎにしてようやく1号もどうやら鼻がかめるようになった。

ところがその後、2号が鼻をかまなくなった。
「はい、シュンしてね」
と言っても「いや!」と拒否するのである。

しばらく待っていたら、2号も安定して「シュン」するようになった。
2人とも今はまだ、ティッシュを鼻にあてがうという動作は親掛かりだが、それでも2人とも何とか鼻がかめる。
この冬の時期には非常に助かるのである。

しかし比べるわけじゃないんだけどね。何で、2号が先だったのかなぁ。

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