まつばらいわきさく
出版社 小峰書店
発売日 1987.07
価格 ¥ 840(¥ 800)
ISBN 433807101X
昼寝をしなかった2号が先に寝てしまったので、2号を起こさないようにリビングで1号に読む。
最近、どうぶつ絵あわせカルタとかで1号がカードの動物に
「首が長くて、樹の上の葉っぱを食べるのが得意」
なんて自分で勝手に文章をつけるんだけど、そういう(正直身近じゃない)動物や生き物の生態とか生活とか。
結局本とかから得るものってとても大きいと思うのね。
私の小さい時には、ビデオもなかったからテレビ漬けって言ってもほどほどで、好きなものしか受け付けない、なんてのはあり得なかったけど。ウチの小僧達はテレビは好きなものばっかり見ていて、乗り物のビデオばかり。
先日、2号のいるところで、アンパンマンの出てくる動物園のビデオを見せたら、何故かアンパンマンが怖い?のか途中で止められてしまった。
そんなこんなで、テレビとかビデオはいい加減で、やっぱり本からいろいろなことを吸収して欲しいもの。本当は動物園とか昆虫園とか行けば本物に触れるのにねぇ。
というわけで(長い前置きだ)、そろそろ写真だけの生き物図鑑ではなく。どんなもの食べるのかとか見ることの出来る季節はいつだとか、群れて生活するかとかどんなところに住むのだとか。
そういう生態も扱った生き物図鑑にも、手を広げて欲しいなぁ。
この本は、14種類の昆虫について…特徴的なひとつをあげて見開きの2ページで解説していく形式の絵本。
たとえばアゲハチョウの口は、ストローのようになっている。
モンシロチョウのオスとメスは、羽の模様が違う。
クジャクチョウは羽の裏と表で模様が違う。
カブトムシは幼虫と成虫の身体の違いについて。
クワガタムシは飛ぶための羽。
カミキリムシの鳴く仕組み。
テントウムシの仲間達。
アシナガバチの巣。
アリの身体の構造
:
という感じで子どもの目でヘェと思えるようなつくりになっている。
ひとつリクエストを言えば、虫の選定かな。
チョウチョは3種類も取り上げる必要があるのかなぁ、とか、
鳴く仕組みで取り上げるならカミキリムシよりもこおろぎの方が、
巣の構造ならアシナガバチよりもミツバチの方がなじみがあっていいなぁとか。
でもそういう思い込みがステレオタイムの面白くない子を作るのかもね。そういう意味ではこれはこれでいいのか。ふむん。
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