ヴァイキングの誓い

ヴァイキングの誓い

ローズマリー・サトクリフ作・金原瑞人訳・久慈美貴訳

出版社 ほるぷ出版
発売日 2002.09
価格  ¥ 1,680(¥ 1,600)
ISBN  4593533813
★★★★★
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図書館の児童コーナーで借りました。
サトクリフの本は初めてですが、その昔、北欧神話にはまって以来、好きなジャンルですね。

主人公のイギリス人少年ジャスティン。
たった一人の肉親である母を失った後、ふとしたことから牛追いの仕事をしていたが、ある時ヴァイキングにさらわれて奴隷として売られる。
ジャスティンを買ったのは、同じくヴァイキングのトーモッド。
ある夜、トーモッドが大事にしていた槌型の琥珀のペンダントを届けようとして、街で争いをしているトーモッドを見つけ、とっさに加勢をする。その時は夢中だったが、これがきっかけでトーモッドはジャスティンを奴隷としてではなく、運命を共にしてくれた大事な友としてみるようになる。奴隷としての身分から開放してくれた上で、二人は義兄弟の誓いを交わした。
トーモッドの故郷に帰るとトーモッドの父親が殺されたことから、ヴァイキングには特有の「復讐の血の誓い」をトーモッドがすることになる。この世でトーモッドのみをただ一人の友人として、トーモッドだけを頼りにしているジャスティンもいやおうなしにその運命に巻き込まれていくことになる。

読んでいて、学生時代に気に入って読み返していた谷口幸男訳の「アイスランドサガ」を思い出した。
サトクリフ。また読んでみよう。

? posted by Yumikoit at 03:38 pm pingTrackBack [0]

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