清水達也作・津田光郎絵
出版社 国土社
発売日 1991.11
価格 ¥ 1,223(¥ 1,165)
ISBN 4337017038
静岡県大井川鉄道には日本で唯一 アプト式といって線路の中央にギザギザのついたもうひとつの線路が敷かれ、そこを機関車につけられた歯車をかませて登る、「アプト式機関車」が走る区間があるのだそうだ。
というわけで、これはそのアプト式機関車のことを描いた絵本。
鉄道好きのお父さんに連れられて家族旅行でこの路線に乗ったノリオの体験談、という形式で語られている。
絵本が描かれたのは1991年ということで、アプト式区間の終わった後に出てくる長島ダムのシーンではまだダムの底は水に沈んでおらず、平成7年に沈んでしまうであろう未来が書かれているに過ぎない。
1号に
「これは1号が生まれる前の話だから、今はもう水の底におうちが沈んでしまった人がいるんだね」
と言うときょとんとしていた。
まぁそういうものなんだろうが、こういう事ももう少し大きくなってからまた読むとまた読み方が変わるのだろうな。
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