小学校から水彩道具をそろえるようにというプリントが来た。
さて、どうしよう。
学校で仲介してくれるセットを買っても、もちろんいいんだけどね。
そういいつつ、日曜日にビバホームに行ってみる。
ここの2階は結構画材とか手芸用品とか強いんだ。
陳列棚には小学生向けのようなセットはあまり種類がなかったけど、店員さんに訊くとさらに奥から2,3種類のセットを出してきてみせてくれた。
1号に訊くと、そのうちの一つがいいというので早速買ってやる。
というわけで、水彩道具のセットの名前付けを、今日の昼間やっていた私。
学校から帰宅した1号は、セットを広げてみて
「絵の具の色、これしかないの?」
と訊いてくる。これしかって…12色あれば十分じゃない。何が欲しかったのよっ。
「金とか銀とか」
金とか銀とかって…あれ、普通の絵には使わんがな。
しかし最近「キラキラカード」に憧れる1号らしいセリフである。
仕方ないので、去年幼稚園で使っていた水彩道具を出してきて、この8色の絵の具から好きなのを持って行きなさい、と言ってみる。
じぃっと一本一本確かめながら。
1号は、新しい箱に入っている色と同じ色があると
「使いかけから使おう」
と言って色を入れ替え始めた。
しかし。黄色。古い箱に入っている黄色と、新しい箱に入っている黄色は微妙に色身が違う。茶色も。
「どうしよう?」
どうしようたって。別に好きにすりゃいいでしょう。
同じものなら使いかけから使いたいこの性格。飼猫氏と一緒なのでおかしくて仕方ない。
面白いのでしばらく黙って眺めていたのだが
「あのさ。1号。古い8色の絵の具の箱も、水彩道具のバックに一緒に入れればいいでしょう。そしたら(ダブってるのもあるけど)20色、全部使えるんだよ」
というと、ようやく満足して水彩道具をしまう1号であった。いひひ。
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