門扉に上がる2段ほどの階段を上ろうとして2号が足をとめた。
「これ、何の虫?」
黒くてピカピカしていて、ピン、と触覚が張っている。
虫は私は苦手なので、種類はわからない。
カナブンかな?って答えておいたけれども、今ちょっと調べてみると、オサムシの一種だったかも。
その虫が、階段の壁を一生懸命登っている。
しかし滑ってうまく登れない。必死に前足で足場を探して、ずる、と滑り落ちる。
「あーっ。がんばれー」
と2号。
仰向けになってしまって、ジタバタとうつぶせに戻ろうとのたうつ。
180度近く身体が回転したところで、ようやくうつぶせに戻り、また階段をよじ登ろうとする。
「きっと、階段を登ってあっちに行きたいんだね〜」
と感想を述べる2号。
しかし実は虫が苦手な彼は、観察はするが絶対に手を貸さないんだな
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