サンスウランドの大冒険 鏡の洞窟迷路

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篠木昭弘原案・山口裕一文・構成・伊藤博幸絵

出版社 リブリオ出版
発売日 1991.04
価格  ¥ 630(¥ 600)
ISBN  4897842328
★☆☆☆☆
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星の数が少ないのは、面白いとか面白くなかった、という意味ではなく、単に「1号にはまだ早かった」というだけの意味。

というのも、以前にも借りてきたこのシリーズ。
掛け算あり割り算あり、ゼロの概念あり。
どう見ても対象年齢小学校中学年以上だよっ。
文章の文字も細かいし、寝る前に4歳児に読み聞かせるのは…親の方が困る1冊。

図書館でいつの間にか1号が借りてきた絵本を見て、思わず
「1号、今晩の絵本はお父さんが読むの?お母さんが読むの?」
と防衛線を張る。
「え〜とね、おとうさん!」
やったぁ。

今回は数式で回文を作るらしい。
 3−3=0=3−3
とか
 2÷2=1=2÷2
とか。

勿論そんなお話をそのまま読んでも、1号には理解できるわけないので飼猫氏はあの手この手?で「トマト」「しんぶんし」などの回文言葉で適当に話を作ってお話を進めていく。

でもまぁ。もう少し大きくなったら数字好きの1号のことだもの。そのままホントに読んでいそうで怖いよ。

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クリスマス会

幼稚園のクリスマス会である。

しかも、クリスマス祝会の開会の挨拶を、よりにもよってウチの1号がするらしい。本人もドキドキであろうが、見守る私の方はもっとドキドキである。
なんたって、照れ症で根はふざけ屋の1号であるから、緊張して途中から何を言い出すかわかったものではない。
昨日軽い風邪でお休みしたという、ご挨拶パートナーのO嬢にはぜひとも出てきていただいて、1号の隣でしっかりと引っ張りあげていただきたいものだ。

我が家はというと残念ながら飼猫氏は出勤。能登出張である。
園児達は9時までに登園。親は10時までに登園だけれども、9時過ぎには会場が開くので、場所取りがてらそのまま居座ることにする。
幸いに保護者席の一番前の、出入り口に近い端っこをゲット。
でも2号がいるから頻繁に外に出ていそうだなぁ。トホホ。

という訳でキリスト教系の幼稚園の祝会であるから、まずはお礼拝。
お礼拝の間だけ、年長さんのお母さんと場所を替わる。2号をおんぶして後ろの席へ。
なが〜い聖句暗誦もきっちりこなす子供達。年長さんの聖劇は年長さんのご家族はみんな観劇とビデオ・カメラ撮影に必死。
しかし2号はこの辺で飽きてしまう。一旦外に出て、園児の弟妹のために会場外に設けられているプレイスペースへ。しばらく遊ばせる。

さて、お礼拝が終われば本日のメインエベント。クリスマス祝会。これを逃しちゃなるまい、とデジカメ片手に2号を引きずって席に戻る。
開会の挨拶ぎりぎりまでステージに昇りたがって暴挙の限りを尽くしている2号。ええい、やめんかぁっ。

祝会の挨拶。どきどきどき。
同じ年少クラスのO嬢と1号が壇上に上がって
「メリーメリークリスマス!
 今日はようこそいらっしゃいました。
 今からみんなで今日のために練習した劇や合唱やダンスをします。
 みんな、ごゆっくりご覧ください」
と二人一緒に挨拶して壇から降りた。
…おお。視線がふらふらと漂うが、しっかりと挨拶できてるじゃないかぁっ!
あとからお友達のお母さん方に褒めてもらったこともあり、すっかり親ばか状態の私である。
2号はお兄ちゃんのいる方向に行ってみたくて都度他のお母さん方の行為で捕まえてもらっている。グズグズグズ。
…まぁ、あとは年中さんの歌のあとの、1号が出る劇さえ見れれば…と頑張って見る。

カブトムシの幼虫が寝ている。幼虫を起こすために、色々な虫達が色々やってみる、というストーリーの劇。
1号はカマキリ。「僕達はガチャガチャかまきりだぁ!」と出てきて踊る。しかしカマキリがカブトムシの幼虫をくすぐる…どう見ても捕食シーンではありませんかぁ?
最後にチョウチョさんが出てきてカブトムシの幼虫が、大きくなるまで待ってあげようということで、めでたくカマキリにも食べられずにカブトムシになることができた幼虫くん。
ちなみに劇のタイトルは「幼虫くんがたいへんだ!」
確かに、トンボはいきなり日に当てようとするし、ミツバチには挿されるし、てんとう虫さんはまぁよいですが、カマキリ君にも食べられずに、よくぞ大きくなってくれました。

1号も去年のクリスマス会から1年、まぁ立派に役をこなせるようになってハハは嬉しいぞ(/_;) <親ばか全開。

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いちばんはじめのおくりもの

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なかむらきよこさく・いもとようこえ

出版社 女子パウロ会
発売日 1983.08
価格  ¥ 1,155(¥ 1,100)
ISBN  4789601536
★☆☆☆☆
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1号が幼稚園のクリスマス会で、サンタさんに貰ったのはこれとカードのゲーム。
キリスト教系の幼稚園だから、降誕のストーリーのものはやっぱり定番だよね。
お話は、降誕の夜、イエスの誕生に駆けつけた一人の羊飼いの少年が主人公。
生まれてすぐひつじ。怪我をしたのを、自分で手当てしてそれからずっと兄弟のように仲良く育った。大事な大事な友達のひつじ。
イエスの眠る飼い葉桶を覗き込んで、何か贈り物をしたいと考える少年。

1号がよくこの時期歌う「いちばんはじめのクリスマス」の讃美歌と対になっている気がするよ。
いもとようこの色調は抑え目のイラストが、いい雰囲気をかもし出しているなぁ。

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ノッポさんのひとりごと

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高見映著

出版社 扶桑社
発売日 1996.12
価格  ¥ 1,325(¥ 1,262)
ISBN  4594021581
★★☆☆☆
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できるかな。
今、1号と2号が「わくわくさん」に夢中なように、私も小さいころ見てたなぁ。
どんな声なのか、どんな人なのか。子どもには関係ない。ただあのころの時間がとても楽しみだった。

今になって読むノッポさんのエッセイは、自由人のにおいがする。
なんか、いいな。

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1号の宝物?

昨夜、1号が突然言った。
「ねーねー。お母さんのたからものってなーに?」
「お母さんの宝物はね。1号と2号だよ」
とお約束?の回答をする。

「で?1号のたからものってなーに?」
と訊くと。
えーとね。
幼稚園に持っていくハンカチでしょ。タオルでしょ。
幼稚園のかばんでしょ。上靴入れと絵本袋。
あとは、えーと、えーとお弁当箱!
あとはねー…。

おまえ。それは宝物というよりは必需品ですな。
それ以前にあんなに毎日大事にして、楽しんで遊んでいるプラレールやミニカーのおもちゃが一個も出てこないのが不思議…。

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ゆきみち

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梅田俊作さく・梅田佳子さく

出版社 ほるぷ出版
発売日 1986.12
価格  ¥ 1,575(¥ 1,500)
ISBN  4593560160
★★★☆☆
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今の子達は、前も見えないような吹雪の中歩く、という経験をしている子は少ないだろうなぁ。
まず豪雪地帯に住んでいるかどうか。雪の降っている時にわざわざ出かけなくちゃいけない用事があったり、吹雪の中でも出かけても、クルマで行くことが殆どかも。

私は今は普段運転をしないので、去年は吹雪の中1号の幼稚園のお迎えってことが時たまあった。そういう時は、まだ2号が歩き出したころであったからおんぶして連れて行くことが殆ど。
1号の顔をマフラーで覆って帽子を目深にかぶり、耳当てをさせて…。ふぶいてくる雪が顔にぶつかって痛い、と1号が泣いていた。

子どもの足で歩いても片道10分ちょっと。
たどたどしい2号の歩きでも、頑張って遊ばずに休まずに歩けば往復40分くらい。いつもは遊びながらだから、1時間くらいかかるけどね。

絵本の中の子は、4歳くらいかな?もうちょっと上かしら。
おばあちゃんちに帰省して赤ちゃんを産んだお母さんに会いに行く。
すぐ前を歩くお父さんの漕いだ雪道を踏みしめて歩く。
 # そういや雪道を漕ぐって言葉も死語かしら。

時々、見覚えのある樹などが雪の中現れる。都度思い出すおばあちゃんとの風景。
我慢しないで、泣いていいんだよ。と繰り返し語りかけるばあちゃん。
ふと気がつくと前を歩いているお父さんの姿が見えない。
このまま死ぬのかなぁ。

吹雪の中歩くという行為は、眠りにつく、あるいは死に至るというシチュエイションと似ている。
繰り返し自己イメージを反復して自分の中に降りていく。

赤ちゃん、というひとつの生に至るイメージにたどり着くまでの道。
…いや、子どもはそういうことまで考えないで読むもんだけどね。
しかしなぁ、2号も今年は雪が降ったからおんぶ、なんて嫌がって歩くだろうなぁ。さてどうやって雪の中のお迎えしようかなぁ。

? posted by Yumikoit at 10:52 pm pingTrackBack [0]

 

苦手を克服する?1号

私が風呂に入れなかった間に、1号が
「僕ね。髪の毛シャンプーついていない時だったら、下を向いていても
 お湯をかけられるようになったんだよ。僕ってオトナ〜?」
となっていた。
へぇ〜。全部赤ちゃん洗いになってしまっていたと思っていたら。
飼猫氏偉い。

しかし
「じゃあ、髪の毛泡々ついている時でも、オトナ洗いできるようになるのはいつかなぁ」
「ん〜とね♪年長さん!」
というのであまり当てにはできないが。

そういう1号の苦手な食べ物。
「レモンと梅干だけは、すっぱいから食べられないの」
そのレモンも、何でも食べる2号につられるように最近なめるようになって来た。
ちなみに2号はとんかつやフライ料理などについてくるレモンを、皮をむいてやるとバリバリと噛んでごっくんと食べてしまう。

梅干とても2号は大好き。
「うえおし、もっと。うえおしごあんー」
と食べるのを見て1号は
「お父さんも梅干好き?」
「うん。お父さんも梅干好きだよ」
「お母さんも?」
「(…実は殆ど全く食べない)お母さんも食べるよ」
「じゃあ僕もちょっと食べてみる」

…どぉ?すっぱい?
「こんな味だったのかぁ」
しみじみと食べる1号。どうやら気に入ったらしい。
でもだからといっていきなり大きな梅干一個は多すぎるよ。
お腹がビックリするでしょう。
全く極端から極端に行くやつなんだから…。

? posted by Yumikoit at 08:52 pm pingTrackBack [0]

かあさん くさい?

2号を連れて病院にいった。

待合室のソファの脇の窓の外を見たがったので、靴を脱がせてソファに立たせて外を見せてやる。
「くつった。くつった」
といいながら靴下を引っ張る。
ええい。靴を脱いだら必ず靴下を脱ぐのはよせ。
…といいつつもほっとくとうるさいので、脱ぐのを手伝ってやる。
次に履く時にメンドウで、つい靴を履かせる時に次は裸足になっていることも珍しくないんだよね。
で、周りに
「2号ちゃん寒くないの〜?」
って言われるの。

診察に呼ばれたので、2号に靴を履かせる。
おっと。靴下も履かせなくちゃ。と今日はちょっとまじめ。
汗をかいた2号の足が、ぷぅんと汗臭い。
「2号、あんたの足、親父くさい」
とつい言ったら
「おあじくさい?おとーさ、くさい?おかーさ、くさい?きゃははは」
と笑われてしまった。
え〜ぃ、この場合はねっ。
 おやじくさい=とうさんくさい
という意味じゃないのっ。

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スカイ・クロラ

スカイ・クロラ

森博嗣著

出版社 中央公論新社
発売日 2004.10
価格  ¥ 620(¥ 590)
ISBN  4122044286
★★★☆☆
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何かに集中する…例えば絵を描く。ジクゾーパズルをする。段々集中して自分の心に降りていく。最後のピースをはめる寸前の、心がしんとした澄み渡った時のあの感じ。
最近そういうことがなかなかないなぁ。

それって子どもの時期だけなの?

キルドラ。本書の中では「子ども」というニュアンスで使われている。
しかし読み進めていくと、それが深いキーワードになっていることがわかる…。

主人公がボーリングをしている。
 ボールの穴から離れた僕の指は、
 今日の午後、
 二人の人間の命を消したのと同じ指なのだ。
 僕はその指で、ハンバーガも食べるし、
 コーラの紙コップも掴む。
 こういう偶然が許せない人間もきっといるだろう。
 でも、
 僕には逆に、その理屈は理解できない。

私も、人を直接殺したことはないけれども、豚や牛も直接殺したことはないけれども、人が殺した牛や豚や、魚や、他のたくさんのいろいろなものの生命を貰って生きている。それは事実だなぁ。

? posted by Yumikoit at 05:03 pm pingTrackBack [0]

 

袖を洗う1号

お帰りのあと、いつものように1号が園庭で遊ぶ。
あ〜あ。今日も泥遊びだわ。

ふと1号が泥だらけの手を洗うために水道までやってきた。
おぃおぃおぃ。ジャンパーの袖口からひじにかけてまで、泥だらけじゃん。
せっかく日曜日に買い物先でなくしたのを、飼猫氏が捜しに行って昨日なんとか見つけてきたのにぃ。

…とかなんとかいうと、手を洗いながら1号、なにやら感じたらしい。
ざぶざぶざぶ。
いきなりジャンパーを着たままの腕に、ひじから水をかける。もう片方の手で袖口をごしごしごし。
お〜ぃ。確かに袖口の泥はきれいになったけどさー。袖口びしょぬれじゃん。風邪引くよっ。

…というこちらの小言もものともせず、また遊びに行ってしまいました。
で、帰るときにはまた袖が泥だらけなわけ。とほほ。

? posted by Yumikoit at 12:12 am pingTrackBack [0]

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