夕食が終わってなぜか家の中で追いかけっこを始めた二人。
え〜い。家の中で走るんじゃない。とか思いながら皿を洗う。
「ぅ、ぎゃ〜!」
泣き出す2号。
「ご、ごめんね。2ごうくん…」
おろおろする1号。
行ってみると、2号の左頬にすっと一筋に血の跡。う〜ん。擦ったな。これは。
「1号。2号はほっぺたどこにぶつけたの?」
「…ここ」
洗面所の出入り口の角になってるところねぇ。
あ〜。出血自体はたいしたことないけどこれはでかい青あざになるよ。
あさって入園式で2号も一緒に写真撮るんだろうに…めだつぜ。これは。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
各記事の[ Comment ]をクリックすると感想を書き込めます。
三つの冠の物語 ヒース、樫、オリーブ
ローズマリ・サトクリフ著・山本史郎訳
出版社 原書房
発売日 2003.06
価格 ¥ 1,890(¥ 1,800)
ISBN 4562036435
原書房では、サトクリフは「ローズマリ・サトクリフ」とファーストネームを伸ばさない表記なのですね。とまずは変なところに気付いたり。
え〜と、これは3篇の独立したストーリーからなっています。
ヒースの冠。あとがきによれば恐らく舞台は1,2世紀のブリテン島付近。一族の族長の娘と、まもなく部族神「黒い母」に生贄にされそうになっている捕虜の少年のはなし。ほんのりと微笑ましい二人の精神的な結びつきが御伽噺のようだ。
樫の葉の冠。
3,4世紀ごろのピクト人と戦うローマ軍。戦いで勇ましい業績を上げたローマ人に贈られるのが樫の葉の冠。
つい言葉の勢いで樫の葉の冠の持ち主だと大見得を切ってしまった元看護兵。しかしその嘘がばれた直後に彼の元に届けられる樫の葉の冠。「…本当はあなたが持っているべきものです…」
野生のオリーブの栄冠。
紀元前ギリシアのオリンピック。
オリーブの栄冠はオリンピックの勝者に贈られるもの。会場で知り合った友人にしてライバルの怪我を前に、彼は一心に祈る。
「私の最高の走りができますよう。それ以外のことは心に浮かびませんよう」
手を抜くことは、友人に対しても侮辱になるのだ。
個人的には二つ目の話が一番好き。
? posted by Yumikoit at 06:09 pm TrackBack [0]
きつねのたまご
いさみいくよさく
出版社 福武書店
発売日 1986.12
価格 ¥ 1,155(¥ 1,100)
ISBN 4828812822
いや〜ぁ。久しぶりの「おはなし」絵本ですねぇ。
きつねは大きな卵を見つけた。
「うまそうな卵だ。どれ、ぺろんごっくんしてやろう。いや、まてよ。温めて孵して、ヒナになったところをぺろんごっくんだ」
と温め始める。初期設定に無理がある???
いやいや、しかし美味しいヒナを食べるため。
いたちやアナグマの襲撃にも卵を守り、温め続けるキツネ。
やっと孵った!ふっくらと太った美味しそうなヒナ。
「ぴーぴーぴーおかーさーん」
と擦り寄るヒナを、キツネはついに食べることができませんでしたとさ、というはなし。
1号に
「タマゴ食べるの好き?鶏肉は?」
というとどちらも好きだという。
キツネもどちらも好きなんだよ、と言いながら読み進める。
一番最後で、
「1号ならこのヒナ、食べれる?」
と訊くと
「食べられない」
と言う。ふっふっふ。
「でも死んじゃったら食べる」
ふむ。それは一般社会では残酷と言われるかもしれないが、私としては生き物として正しい姿だと思うのでヨシ (^-^)
? posted by Yumikoit at 12:35 pm TrackBack [0]
少年と子だぬき
佐々木たづ文・杉浦範茂絵
出版社 ポプラ社
発売日 1978
価格 ¥ 1,050(¥ 1,000)
ISBN 4591005577
1匹のたぬきの子が山のふもとからの道を、いつも茂みの下枝から見ていました。たぬきの子は、時々きらっと光ながら通る自転車が好きでした…
たぬきの子は、どうしてもその「下のふもとの道」に行ってみたくなり、お母さんに「人間の女の子に化ける」術をかけてもらう。
そしてふもとの道で少年と出会い…
最後のシーンで、少年の自転車に乗せてもらい、ハートが飛び交うので1号はなんかうきうきしたようです。
そういう素敵な出来事がああたにも早くできるといいねぃ。ふっふっふ。
? posted by Yumikoit at 12:31 pm TrackBack [0]
Comments