なにやらナン語のようなものが始まりだしたかな?2号。
1号を幼稚園に送って、家に帰ってきた時に私が「ただいまぁ」と自分で自分に行って家に入ると
「まっ」
とか言っている(ような気が)するし、抱っこして欲しくてまとわりついている時は
「ぅっこ、ぅっこ!」
と言っている気がする。
「ねぇねぇ、2号、抱っこって言えるんだよ!」
と飼猫氏の前で言わせようとすると言わない。う〜む。つまらん。
「抱っこ、だよぉ。2号」
と何度か言わせてやろうとしているうちに、ふと1号が声をかけてきた。
「ねぇ。だっこ、みたいな動物ってなんだっけ」
「そりゃ、ラッコだな」
「じゃぁ、ぎゅぅってするのは」
「そっちが抱っこ」
…といいつつ飼猫氏のひざによじ登る1号。
なんだかなぁ。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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剣の歌 ヴァイキングの物語
ローズマリ・サトクリフ著・山本史郎訳
出版社 原書房
発売日 2002.03
価格 ¥ 2,100(¥ 2,000)
ISBN 4562034963 先日借りた「ヴァイキングの誓い」がよかったので借りる気になりました。
「サトクリフオリジナル」シリーズなんてあるんですね。いわゆる大人向けのサトクリフの小説の、選集ってことなのかなぁ。
これはその6巻。サトクリフの生涯最後の作だったそうです。
時代は9世紀。北欧諸国にキリスト教の流布が始まり、ハラルド美髪王の治世が始まった頃の話。自由を求めてアイスランドなどに移民するヴァイキングの一族もいた時代の話だ。
主人公のビャルニは、ヴァイキングの一族の少年。ところが彼は一族の長が客人として招いたキリスト教の司祭と殺してしまって、5年の追放を受けてしまう。
ビャルニは商人の船で海を渡り、剣の奉仕を売る、いわゆる用心棒や職業軍人として身を立てることになる。
途中 縁ができて彼の犬となった黒犬フギンと共に。
しかし次に仕えた「木足のオヌント」ともそこの司祭との感情的トラブルが元で、それ以上いることができなくなってしまう。
サトクリフの作品は2作目だが文章が地味だが力強く語りかけてくる。
若い頃割と好きだったあずみ椋のヴァイキング物のコミックや谷口幸男の訳本などでかなり好きな時代を扱ったモチーフ、というのも、作品に入りやすかった要因だと思う。
最後の1/3ほどで出てくる男装の少女アンガランドが可愛らしい。気が強く薬草に通じている。
? posted by Yumikoit at 01:39 pm TrackBack [0]
夢の果て
北原文野著
出版社 早川書房
全3巻。
放射能で地上には住めなくなった未来社会が舞台。この社会では超能力者は「P」と呼ばれて社会秩序を乱すものとして排除されている。
スロウは「P」というものが何か知らないような小さいころに人の心が読めることに気付き、無邪気にそれを母親に打ち明けてしまう。母親はふとしたことから連行された「P」はそのほとんどが殺されてしまうことを知り、息子の将来を案じて無理心中を図るが、スロウは生き延びてしまう。
スロウが「P」だとばれないまま、母親の親友ヤンに引き取られることになる。
ヤンは「P」を恐れない、「P」が排除されるこの社会がおかしいと感じている医者で、隔離される「P」がどうなるのか調べようとしていた。
やがて成長して、スロウもまた「P」を匿い助けるものになるが、スロウは「P」ではない人間を信用できないと感じるようになっていた…
ふわふわした、昔風の少女マンガの絵柄。ずっと昔にこのシリーズのストーリーを何作か読んだ記憶があって、きちんと読んでみたくなって借りた作品。
この時代に読んでいた「超能力者」が出てくるコミックってなぜか必ず超能力者は忌避され虐げられる運命にあったなぁ。
? posted by Yumikoit at 01:37 pm TrackBack [0]
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