というわけで、やっと保育参観である。
なんで「やっと」というかというと、年末のクリスマスは2号の水疱瘡で。11月の保育参観は1号自身の体調不良で行けなかったからだ。
朝送って行ったあとで、一度家に帰って出直すことも考えたが、なにより毎朝見送ったあとほんと〜に自分で朝のお支度をしているのか、それが気になったのでそのまま参観に加わる。
家にいても着替える途中ですぐ手が止まってしまい、動作が固まったまま「ぽ〜っ」としていることが多い1号。
ご多聞にもれず、ジャンパーも雪遊び用の外ズボンも履いたまま、幼稚園カバンをその辺に放り出して遊びに興じている。
それでもお友達がカバンを持ってきてくれたりといった刺激もあり、みんなが朝の会をするために椅子を持ち出す頃には、全てのお支度が完了してお友達と遊び、片付けてきちんと椅子を自分で持ち出していた。
ふむ。一応できるんだ。<感心。
1号は以前にも書いたが、本来は今年の4月から年少さんの世間一般で言う「3歳児入園組」。
それが本来1学年上の年少さんに混じって色々なお遊戯をするのだからそれなりに心配。
しかし普段先生から聞いたり、クリスマス会と父親参観を参観した飼猫氏などに聞いていたように、それなりに年少さんに混じっていても遜色なく?こなしているので嬉しい。<激しく親ばか。
一方、一緒に連れてきていた2号。自由参観の間はそれなりに幼稚園児に混じって遊んでいたが本来昼寝の時間なので、30分くらい経つと自分から出口の方に向かって行った。どうやら家に帰って寝たいらしい。
仕方ないので抱っこするが、グズグズと落ち着かない。
放すとクラスの子達のコップが置いてあるところに行き、なぜか1号のコップを迷いもせずに取り出して遊び始めるが、すぐにグズグズと抱っこされに戻ってくる。
なんども抱っこしたまま廊下をフラフラ歩き回り、その合間に参観して帰ってきた。はぁ〜。重かったぁ。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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やこうれっしゃ
西村繁男さく
出版社 福音館書店
発売日 1983.03
価格 ¥ 840(¥ 800)
ISBN 483400922X
「こどものとも」傑作集。
上野から金沢まで走る夜行列車の車内の様子を、サイレントで描く絵本。
文章がないので、絵を見て色々話してやる。
ちょうど金沢在住なのでそれも話のネタ。
「今1号が住んでいるのはどこだ?」
「かなざわ!」
「上野ってどこかわかるか?」
「上のY太くんち?」
「違う違う。上の階に住んでいるお友達じゃなくて、ほら、歌であるだろう」
「うえのおくやまへふこえて?」
「いや、それはいろは歌…。東京、で始まるのは?」
「と〜きょうか〜んだあ〜きは〜ら!お〜は〜っちうえの…」
※ 「クインテッド」というNHK教育放送の子供向けの番組で出てくる歌。
歌詞は山手線の駅名が羅列してある。
「それっ!」
…はぁ。1ページ目からなかなか進まない。
というわけでしたが1号は面白かったみたい。
われわれ親も楽しませてもらいました。主に1号の反応に。
? posted by Yumikoit at 09:32 pm TrackBack [0]
赤毛のアンに隠されたシェイクスピア
松本侑子著
出版社 集英社
発売日 2001.01
価格 ¥ 1,995(¥ 1,900)
ISBN 4087745112
第2章でマシュー・カスバートが駅に「男の子を」迎えに行く。
小鳥たちは歌っていた。あたかも今日が
一年でただ一日の夏の日であるかのように
この原典は、本書によると「サー・ローンウェルの夢想」という詩の一節であるらしい。更に、その詩は円卓の騎士の一人サー・ローンウェルが聖杯を探しに行く前夜の夢で、この詩の一節のあと一人の乞食に会う。寒い冬の日で、乞食のために凍った氷を砕いて水を与えると赤いワインに変わり、パンを分けてやると、まばゆい光が射してキリストが現れる。
アンを迎えに行くマシューは聖杯を探しに行く騎士というレトリック。そして困っている人に対して優しさと自愛で物を分け与える態度こそが聖杯という解釈の元でのこの引用。
本書はこういった「赤毛のアン」にでてくるさまざまな引用を探した経緯やその体験談、実際の本文との対比における解釈などが書かれている。著者の訳した引用元などをたくさん注釈として入れられた「赤毛のアン」だけではなくその背後にあった苦労談なども書かれている点でとても面白かった。
アンの中に出てくるたくさんの戦争の歴史や英米文学、聖書など。
アン読者にはお勧めの1冊だ。
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