「はじめてであう手話」編集委員会編・宮崎耕平絵
出版社
汐文社発売日
1994.02価格
¥ 2,039(¥ 1,942)ISBN
4811302648
絵本 はじめてであう手話2。
主人公 あかねの両親は耳が聞こえない。小学校5年のあかねは、いつごろからか、それを恥ずかしく思うようになった。転校を機に、両親の耳が聞こえないということを、級友たちに言えないでいる。
「あれ、手話っていうんだぜ」
「へんなの」
ふと級友たちの会話にどきんとして、恥ずかしく思う。
生まれつき耳が聞こえないので、上手に話せない父親を、恥ずかしく思う。
そんな自分を持て余している。
ある日、以前から知りあいの手話通訳のお姉さんに、そのことを相談した。手話通訳のお姉さんは、あかねちゃんのお父さんがやっている手話講習会をこっそり見せてくれた。
手話通訳のお姉さんの体験談もあり、あかねちゃんは、学校の友達に自分の両親のことと手話のことを告白する勇気を出せるようになる…。
1号は本を読み聞かせていたら「なぜ耳が聞こえないの?」とあかねのご両親について素朴に直球な疑問を次々と発していました。
1号が図書館で自分でこの絵本を選んできたときには、読んだ時にどのような反応をするのか、心配でもあり、楽しみでもありました。
1号には難しかったかもしれませんが、そういった人たちが世の中にはいて、色々な苦労をしながら生活をしているのだということを知るのはいいことだと思います。
そのようなお友達にも 特別扱いするのではなく、普通に、その違いに配慮して自然に一緒に遊べるようになって欲しいと思います。
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