傘をさして学校に行きながら2号がつぶやいた。
「あ〜あ。雨さえ降らなかったら見れたのに」
うん。残念だったね。
「よしっあと105年、頑張って長生きして105年後に見るぞっ!」
…。その時2号は115歳か。
「母さんも頑張って長生きして、一緒に見ようねっ!」
えええ。それはさすがに無理だよ。何歳になると思ってるんだ。
「大丈夫大丈夫。150歳近くまで生きた人もいるって言うから」
いつも思うんだが、その根拠のない自信はどこから来るのやら。
つーか、そこまで長生きしていたくないぞ。あたしゃ。
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