金魚のえさをやるのは2号。忘れると私がやるけど。
朝起きて金魚の水槽の側に立つと、金魚たちが集まってきて水面で大騒ぎする。
えーい、2号が起きてくるまで待ちなさいってば。
そうはいうものの、土曜日は何時まで寝てるつもりかわからないので適当にエサをまいてみる。
ばくばくと食べにくる。
特に2号、3号金魚元気だね。
水を換えるのは飼猫氏。数日前から頼まれて、バケツに水を汲み置く。
午前中床屋で髪を切ってきて、お昼にうどんを食べて買い物をしてくる。
帰ってきて、私が数日前に汲み置いた水をつかって飼猫氏が水槽の水を換える。
「あ。だめだ。やっぱり1号金魚がお亡くなりだ」
飼猫氏がつぶやくと、2号がびっくりして走り寄る。
前の日はそれでも多少泳いでいたんだけど、確かに今朝からぼんやりと水の底に静かに浮いていたので、寝てるのかと思っていた。
水換えの時にもまだ水の表面に浮いてきたわけではなかったのでお亡くなりからそんなに経ってなかったか。
「眼の色からいっても、まだあんまり時間がたっていない様子だ」
と飼猫氏。
1匹で飼っていた時は水槽を所狭しと爆走していたが、新しい2匹が来てからは爆走もあまりしなくなっていた。
その分、水面を跳ねて遊んでみたり、3号金魚とつるんで仲良く泳いでいたりしている。
エサが来ると2号金魚と取りあった様子もあったが、それは2号金魚が特別やんちゃだったせいかもしれない。2号金魚はそういや3号金魚にもよくチョッカイかけてたな。
ここ数日で急に2号3号金魚の身体が大きくなってびっくりしていたところであったが。
最初からいた1匹がなくなってかなりがっかり。
埋めておいで、と2号に渡すと、迷わずにベランダのプランターに埋めようとする。
ちょっと待て、待てぃっ!
一応、マンション出てすぐの裏山に埋めてやろうよ!
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