私などは毎日のように聞かされ、その都度読み方の出来を、△、○、◎と項目別に評価させられるのでいい加減覚えつつあるのであるが、その前の単元がえらい短い文章であり、これは文章の内容も戦時下が舞台で1号の苦手な暗い文章なので「読め!」と言わねばなかなか読まない。
で、これは、2日ほど前の話なんだけどね。
身体の弱いお父さんが徴兵されて駅までの遠い道のりを母と幼い主人公が見送りに行く際に、幼い主人公の泣く姿を父親に見せたくないばかりに、手弁当に持ってきた貴重なおにぎりをねだられるままに全て一つまた一つと食べさせてしまったくだりで、泣く娘を母親が必死になってあやすシーン。
この物語の一番のクライマックスの一つである。
「みんなおやりよ、母さん。おにぎりを・・・・。」
お父さんが言いました。
「ええ、もう食べちゃったんですの・・・・。ゆみちゃん、いいわねえ。お父ちゃん、兵隊ちゃんになるんだって。ばんざあいって・・・・。」
お母さんは、そう言ってゆみ子をあやしましたが、ゆみ子は、とうとう泣きだしてしまいました。
お父さんが言いました。
「ええ、もう食べちゃったんですの・・・・。ゆみちゃん、いいわねえ。お父ちゃん、兵隊ちゃんになるんだって。ばんざあいって・・・・。」
お母さんは、そう言ってゆみ子をあやしましたが、ゆみ子は、とうとう泣きだしてしまいました。
1号が声に出して読むその場所で、それを聞いていたらしい飼猫氏がやってきた。
「1号よぉ。お願いだからちゃんと読んでくれよ。
そこのところ、どう聞いても、"おとうちゃん、ヘンタイちゃんになるんだって"に聞こえるんだよ」
ああっ。飼猫氏ー。なんてことを言うんだ。
そんなこと言ったら、1号、喜んじゃうじゃないか。
「ぷぷっ…お父ちゃん、変態ちゃんになるんだってー!」
…あぁぁぁぁぁ(脱力)
おかげで昨日のドッジボールの練習も、今日も、「お父ちゃん、変態ちゃん!」で盛り上がってたらしいじゃないか!
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