お祭りというのに、1号は朝から練習試合。
2号もいつもどおり、夜は剣道。
午前中は、2号が育成会経由で申し込んだ、町内の祭りの絵の表彰式があるというので出かけていく。
昼から山車の町内曳きがあるので、山車のお払いの儀が終わったらそのまま表彰式という流れらしい。
町内の集会場の近くの、山車小屋の前まで行くと、そろいの半被を着て町内の名前と山車の上に載る人形の名前が染め抜いてある手ぬぐいを肩から垂らした人たちが、神主さんからお祓いを受けている。
代々このあたりに住んでいておじいちゃんやおばあちゃんと一緒にそろいの半被や羽織りを着ている子も多い。
最初は、ぴょんぴょんと嬉しそうに友達のところに混ざりに行こうとした2号。
ふと見ると唇を曲げて眉間にしわを寄せ、とても怒っている表情。
どうしたんだろ。
表彰式といっても、全員に何らかの賞が与えられる町内会のイベント。
ちなみに、こういうイベントにはあまり興味がない1号は最初っから応募していないので2号だけ。
2号もスケッチブックとお菓子をもらって、午後からの町内曳きの時間を確認して一度帰途につく。
で、どうして怒ってたの?
「だって、みんな着てたのが…」
ははぁ。やっぱり。そろいの半被が羨ましかったのか。
しかしねぇ。作ってやろうかと思わないでもないけどねぇ。
1年に1回しか着ないものでもあるし、代々ここに住んでいるという家でもないしねぇ。
で、これが一番大きいんだけど、あと2年も剣道を続けていたら2号も剣道の試合やら昇級試験やら日曜ごとに入るわけで。今日も1号は練習試合だけど、2号の所属している剣友会だって祭り本番の明日は試合が入っている。
作っても、それぞれのスポ小の日程次第では、使われずに終わっちゃう可能性も大きいのよねぇぇぇぇぇ。
…といっても納得できる2号でもなく。
飼猫氏が、
「剣道だって、最初は私服ではじめて、少し上達したら胴着を着られて、防具をつけるようになるのは1年もやってから(2号の剣友会の場合)だろう。祭りも一緒で、ちゃんとお囃子連とか参加している子が優先なんだよ」
と話をしてようやく納得。
まったく。めんどくさい奴だ。
まぁ、昼からの町内挽きには元気良く参加して、しかもまだまだ続きそうだったにもかかわらず、4時の鐘で時間に気付いて、5時からの剣道に間に合うように慌てて帰ってきたところを見ると祭りよりは剣道が優先だったらしい。
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