2号のやらねばならないこと

で、昨日作文の宿題をしないで寝てしまった2号の話。

朝は1号とほぼ同時に起きる。
しかし、1号が着替えを終わり、昨日残しておいた上ぐつ洗いを私に指摘されて渋々やり遂げても、2号はまだパジャマを脱いだだけでおしゃべりに興じている。

1号がスポ小に出かけたあとで2号の今日の日程確認。
卒園した幼稚園の運動会に行きたいという。

うん。じゃぁその前に、昨日やらなかった、2号のやらなければならないことを終わらせないとね。
ヒントは、これだけ。

2号、残っていた洗濯物を片づける。
朝忘れていた新聞は、業を煮やした私が玄関から取ってきてしまう。
2号、今日やる分だったドリルを終わらせる。
2号、上ぐつを洗う。

「終わったっ!」
…終わってないよ。頑張ってね。
「ええっ!」

なんだろう、なんだろうと考え続ける2号。
育成会が募集している、来週締め切りのお祭りの絵画を描き始める。
「あとは、明日町内会会館で公開される山車の写真を見ないとー」
と途中で休止。

で、またなんだろう、なんだろうと考え続ける。
2号がやるべき道筋を、すべて親である私たちがつける必要はない。
問題は、自分のやるべきことを自分で考えて片づけるってこと。
だから、絶対に教えてやらない。

もう11時。雨が降ったり止んだりだけど、運動会はどうなってるかな。
どっちにしても卒園生の駆けっこには間に合わないなぁ。
そうだ、2号は咳が出ているから病院に行こうね。
小児科に連れていき、薬をもらってくる。

さて、1号帰宅。
泣きの涙で困惑しっぱなしの2号に、ふんふん、と1号が話を聞く。
「おまえ、あのね帳は?」
「あのね帳」は2号の作文帳の名前。
昨日学校から帰ってきたときの2号の話を覚えていたらしい。
そーそー。1号。よく言った。

「だって、勉強もぼくの仕事も、ぼくのやらなければならないことだけど、でも宿題は違うかもしれないと思う…」
そーゆー言い訳の仕方をするってことは、やっぱりわかっていてやりたくなくて見ないフリしていたな。2号。
「だってさ、どうせ宿題なんだろ。やらなければならないに決まってるじゃん」
と説教をする1号。
「だって、お母さんがぼくに言ってる“やらなければならないこと”じゃなかったら、時間の無駄じゃん…」
と力ない抗弁。
「でも、宿題はどうせやらなくちゃいけないから、無駄にはならないよ、きっと」
と強硬に言う1号。

あとで、1号がこっそりやってきて
「あれでよかったんだよね。お母さん」
ま、本来2号が自分で気づくべきだったんだけどね。
1号、ごくろうさん。

? posted by Yumikoit at 08:27 pm commentComment [2]

この記事に対するコメント[2件]

1. まじん — October 5, 2009 @08:42:50

おー、き然としたお母さんの態度も兄としての1号君の対応も立派過ぎる〜。

Owner Comment Yumikoit Website  October 8, 2009 @07:32:03

ふふふ v(^^)
しかし反省すべきは2号ということでー(TT)

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