週末はドッジボールの大会でお疲れだった1号。
しかし「大丈夫!」の一言で一蹴して、なかなか夜は寝ない。早めに布団に入れてもいつまでも2号としゃべっている。
朝ごはんの皿をテーブルに運ぶように頼むと、皿をテーブルに置く瞬間に皿の上のモノがこぼれてしまったり、牛乳をコップに注ごうとしてこぼしたり。
学校から持ち帰るプリントも細かいミスが目立つ。
大丈夫なんかね。このオトコは。
さて火曜日。週で1回だけ、授業数が少なくて早く帰って来る日。
案の定帰ってくるなり、ドッジボールの友達の家に行くという。
はぃはぃ。ちゃんと宿題して、風呂掃除してから行くんだよ。
宿題にかける時間は短かく、そして遊ぶ時間は長い方がいい。
あっという間に飛び出していく1号。
2号の方はというと、「ちょっと、公園に遊びに行ってくるね」と隣の丁目の少し大きな公園まで一人で自転車を走らせて出ていく。
…一応、隣の校区なんだが。いいのかな。まぁいいよね。大きな通りも横断しなくていいし。
あー。二人目はこういうところ楽でいいなー。
夕方。一足早く帰ってきた2号。「ただいまぁ!」と元気に帰ってきた1号。
ところが風呂から出てきたころから1号がへたってしまった。どうしたのよ。
机の上に突っ伏している1号に声をかける。
ほっぺたと、耳が真っ赤。これは熱が出る兆候だな。
ためしに測ってみる。37.7度。
うむ、やっぱり疲れが出たかな。ごはん食べられる?
「ご飯よりも寝る…」
そか。寝る方が先だね。布団敷いて寝てしまいなさい。
単なる疲れだといいけどね。
まったく。自分の体力の限界ってものを知って、もちょっと早めに休むようにして欲しいわ。ぷんぷん。
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