1号、学校から帰ってきて2号とふざけながらランドセルを開いて。
「ああああーっ連絡帳忘れた!」
…連絡帳を忘れたことは今までにもあったと思うが、何でそんなに慌ててるんだろう。
「連絡帳がないと、今日の宿題が何なのか、わからないんだよっ!」
いつもは「自分で書いたんだからわかるから、なくても大丈夫!」というくせに。
で?どうするの?下校時間まで、あと30分しかないよ。
「取りに行く!…あーっでもでもっ。自転車で行っていい?」
…あたしは行かないよ。あと、一人で自転車で国道渡るのはまだ駄目でしょ。
「…まず音読の宿題だけするっ。で、そのあと図書館に行く途中で学校によって。なら自転車でもいいでしょっ!」
…そういや図書館に行く約束だったな。
でも、4時に間に合うの???
つーわけで、4時の下校の音楽が鳴る瞬間、校門をくぐる3人(笑)
2号には、校庭で遊んでいるように言い渡して、先に教室に行った1号を追いかける。
忘れ物を首尾よく取り戻した1号が、職員室に報告をするのを見届けてから昇降口に出ると。
2号がわんわん泣きながら、昇降口の階段を上ってきた。
どうしたのよ。
えぐえぐ泣いていて、話ができない。
めずらしいね。2号がこんなにパニック泣きするの。最近いじめられて泣くときでも、こういう泣き方はあまりしない。
私の袖を引っ張って、昇降口と校門の間の、音楽室の窓のある前まで私を引っ張ってくる。
給食室の搬入口になっている場所だ。
「ここに…じてんしゃのかぎ…おとしちゃったぁぁぁぁぁぁ」
あ。側溝になってる。金属製の格子状のふたが閉まっている。ここ?
泣きながらうなずく2号。
こういうのって、北陸に住んでいる時はよく、雪かきした雪の塊を沈めるのに開けたりしたよなぁ。ふむっ。…お、おもーぃ。以前に持ち上げたことのあるそれと、見かけは似ているのにやたら重い。
なんとか格子状の蓋を持ち上げて、自転車の鍵を取り出す。
もう一度持ち上げて…蓋をしようとするが重くて持ち上がらない。バランスが崩れて、蓋の方端が側溝側に落っこちる。浅くて助かった。
おろおろとした1号が、「ぼくも手伝おうか?」という。
2号も手を出そうとする。
あー、やめてやめて。うっかり手を出されるとかえって挟みそうで怖い。
なんとかかんとか蓋をし直して顔をあげたら、音楽室で練習していた合唱団の女の子達が窓にくっついてこっちを見ていた。
はずかしー…。
この記事に対するコメント[4件]
1. とみの — October 19, 2008 @16:16:35
私もエレベーターの隙間に車のカギを落としたことがあるので、笑いごとではありません。
お疲れ様。
Yumikoit October 21, 2008 @14:39:04
それでどうやって取ったの?
クルマの鍵じゃ替えも簡単にはきかないしねぇ。
ちょっとそのあたり教えてよ〜。
3. とみの — October 22, 2008 @21:42:52
Yumikoit October 24, 2008 @22:48:05
つか、エレベータあげて取るところ、見たかったかもっ!
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