荷物の整理をしていたら、木で出来た猫のバレッタが出てきた。
お。これ。こんなところにあったんだ。懐かしい。
早速つけてから、朝食の支度をする。
皿を並べて。「いただきます」
私の隣に座った2号は、不思議そうな顔をして私のほうを見て
「それ、どうしたの?」
と言う。最初何のことかわからなかったが、いつもつけている何の飾りもないバレッタじゃなくて、猫の模様だったので気になったらしい。
「いいでしょ」
と言うと
「うん。可愛いねぇ」
こういう細かいところにいつも真っ先に気がついて口にするのは2号。
スカート履いたときや普段履かないブーツを履いた時など。
あたしゃ、あんたが大きくなってオンナで失敗しないか心配だよ。
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