馬場のぼる著
出版社 こぐま社
発売日 1996.10
価格 ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN 477210139X
1号も2号も、このシリーズのねこ達の「にゃごにゃごにゃご!」の台詞が大好き。
今回はえらく堅実に生きているねこ達。のらねこの印象が強かったねこ達だが、今回はちゃんと、山小屋といえど一軒家に住み、魚を捕って干物にして保存食にしたり、えものの捕獲可能なポイントも把握していたりする。ヤマバトの巣、なんていうからには根こそぎ捕ったりしないで長期的視野で狩をしているに違いない。
そんなところにやってきた恐竜の子。
1号は先日テレビでジュラシックパークをチラッと?見てから恐竜に大変興味を持っているらしくて、図鑑を引っ張り出してはこれはステゴサウルス、これはイグアノドン、と片言で読んでいる。
さて、11匹のねこのところに出てきたのは、なんて恐竜なのかしら。
泥沼に住み、首の長い草食竜のような体型。のんびりした性格で結構お茶目。
11匹のねこ達をみんな背中に乗せるとばっちゃ〜ん、と泥沼に飛び込み、11匹のねこ達をヒ〜ッな目にあわせたりする。リンゴの木を持ってきたからリンゴや木の葉が主食なのかな、と思うとねこ達の魚の干物を根こそぎ持ってっちゃったり。つーことは魚も食べるのかな???
今までの他の作品と違い、えらい計画性を持った生活をしていたねこ達が、大事な保存食をとられて怒る、怒る。
きっちりし返しはするけど、でもホントは恐竜さんが好きだったんだね。
ちょうど近所の悪がきに「こらぁっ」って言ってるようなものかな。
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