こんなダンナが欲しかった?

こんなダンナが欲しかった?

アド・ハドラー著・見次郁子訳

出版社 文芸春秋
発売日 2003.05
価格  ¥ 2,520(¥ 2,400)
ISBN  4163218602
★★★☆☆
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妻は病院長。娘は言葉の発達の早い3歳児。
妻の職場が変わり、引っ越したことを期に それまでの造園業を一端畳んで次の職場が見つかるまでの間、専業主夫業にいそしむことになった夫。

洗濯物は乾燥機ではなく日に当てて乾かして、絨毯の毛はいつもぴんと立ち、家中の観葉植物はいつも元気。もちろん食事には買った惣菜ではなく、生のハーブなどをふんだんに用いて…子供には教育上良くないと思うバービー人形は与えない。子供用のビデオなどはもちろん目を通していいと思うものだけを与えて、幼稚園はモンテッソーリ幼稚園に通わせたい…

こんな専業主婦が近所にいたら、いや〜とても真似できないなぁと思うのに、この小説の主人公は男性!
でも家の中で育児や家事に没頭していると「ありがとう」とか言ってもらえないことや話し相手がいないことにストレスを感じたり、ママ友達がうまくできないことにいらいらしたり、こちらの思い通りにならない子守に腹を立てたり。

あまりにもリアルなので、訳者あとがきで 主人公のキャラクターが著者自身が色濃く反映されていると知ってミョ〜に納得。つーか、実在のことじゃないんかい、と思ってみたり。
楽しく読めた一冊ではありました(^_^;)

? posted by Yumikoit at 08:07 pm pingTrackBack [0]

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