週末から降り続いた雪が、1月に積もった雪の上に更に積もっている。
しかし前回の除雪の教訓があるのか、今回は車道に雪はなく、シャーベット状になったベチャベチャの雪があるのみだ。
1号は幼稚園のカバンを背負って歌を歌いながら、長靴を引き摺ったり つま先でシャーベット上の雪をすくいながら歩いている。
ええぃっ、ちゃんと歩かんと濡れるだろうがっ。
何度注意しても止める気配はない。
車道は雪がなくとも、歩道は雪かきした雪があちらこちらに積み上げられていて歩けない。それでも多少歩けそうなところに来るたびに
「ここは歩いてもいい?」
と訊いてくる。
うう〜む。どうしたものか。
試しに言ってみた。
「好きなように歩いてみなさい」
1号は嬉々として歩道側に上がり、歩道の一番端っこの、一番雪が積もり上がっている所に足を下ろして歩き始めた。しばらくよじ登るように手も使って歩いてから戻ってくる。
「足が冷たいのぉ!」
そりゃ〜そうだろぉ。長靴の中に雪が入ったんだよ。それ。
「どぉすればいいのぉ!?」
「幼稚園に着いたら、お着替え袋があるから靴下を換えればいいよ」
「それまではぁ?」
「そのままでいなさい」
「だってもぉ、足が冷たいのぉ!」
いや、それが学習ってもんだよ。1号よ。
帰りも自分の身長よりも高い雪山に登っては降りて遊びながら帰る年中さんを見て、自分もしたそうにしていました…きっと来年はすることでしょう。
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