飼猫氏が2号を洗い終わると、私は2号と一緒に風呂を出る。
2号に服を着せて水を飲ませてから、先に布団に入れる。
だが2号はまだ寝たくない。
大体において明かりを消さないと寝ないやつだ。
脱走して寝室内の絵本棚をあさりまわり、うろうろする。
絵本を取り出してもってくるが読もうと手に取るとおもちゃを取られるのが悔しいのと同じで、私の手から取り上げて持っていってしまう。
自分でめくるのは大好き。
1号が飼猫氏と一緒に風呂を出てきて、飼猫氏に絵本を読んでもらう。
読み終わると明かりを消すが、豆電球はつけておくので2号はまだ本当は寝たくない。
「うう〜うう〜」と大騒ぎ。
仕方ないので私の腹の上に乗せて布団の中で抱いた上体で低い声で歌を歌う。
「うう〜」
というのが止んでしばらく聴き入るようだ。
歌は何でもいいが、途中でやめるとすぐに
「うう〜うう〜」
と2号のツッコミが入る。
際限なく歌う。
1号が寝てから豆電球を消すと、まもなく2号は寝に入る。
まぁ、今日は豆電球を消す前に2号が寝てくれた。
あ、よかった。
…そういえば1号も小さいころ、よくこうやって歌を歌ったな。
1号の時には気に入らない歌を歌いだすと都度
「うう!」
と拒否のツッコミが入ったものだ。
あやつは主に「ぞうさん」〜後期には「七つの子」で寝入るのが好きだったなぁ。とふと思い出した。
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