毛利子来著
出版社 新潮社
発売日 1996.09
価格 ¥ 420(¥ 400)
ISBN 4101384215
育児書とかそういうものは、評価が両極端に分かれることが多い。
特に子育ての現場を直接論じて、現場の問題点やトラブルを解決するための育児書ではなく、いわば育児の文化論とかそういうものであればなおさらだ。
本書は、過去に育児、保育、子育てについて論じた偉人たち10人の金言集ともいうべき本で、フレーゲルやJ.J.ルソー、福沢諭吉その他…の育児について語ったといわれている言葉を集めたもの。
それぞれに筆者のこだわり、なぜこの本を選んだかといったコメント、逆にこれは現代の育児とは事情が違うなどといった分析などついているが…育児文化論や保育史などを勉強したいヒトにはいいかもしれないし、自分の育児日記に何かかっこいい言葉を書きたいヒトにもいいかもしれないが、少なくとも私には不要の本であったようだ。
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