先週に引き続き、2号と
CYBORG009 CALL OF JUSTICE 3章 を見てくる。
そりゃーネタだと思って見るしかないよね。とは2号との半ば合い言葉。
今回、パンフレットが1500円とちょっとお高価かったんだけど、これは3話分全体のパンフで、1章ごとに1冊だったらちょっと買えなかったかも。その代り、2章以降のネタバレになる部分には封印のシールが貼りこんであった。私はパンフを買うと映画を見始める前にパラパラ読み込む習慣があるのであまり気にせんで開ける。
封印の最初のページに、「CAPTER:2/3」「SPOILER ALERT」の文字があったので、1章見ただけだとダメかもしれんけど、2章見たし、いいよね?と先週、2章を見た時点で開ける。<大事なところなので2度言います。
いや、これ、3章のラストまでネタバレしてますから!誰と誰が死ぬとか、ラストシーンどころか、ED後のシーンまでネタバレしてますから!
パンフレットを読み込んでいくと、今回の防護服がアーマータイプである理由も書かれている。そうか。CGだと服のシワとか描くのが難しいのか。CGという表現手法の中で見栄えのするコスチュームデザインを追求した結果だとして防護服がああなったのは理解したし、アリだろうな。マフラーも、時々えらく厚みのあるプラスチック素材か何かのたなびき方で、これだけCGアニメが一般化している中で布の質感てこんな風にしか出せないのかなぁ、とか気になる。もっとも、どう見ても戦闘時には邪魔になりそうではあってもあのマフラー自体は009シリーズの「お約束」なので無くしたらけっこうブーイング来そうだな(笑)
そういう意味では、ハインリヒさんが自分を犠牲にして仲間を逃がすとか、古代ギリシャ風の石柱の並ぶ遺跡の中でゲストヒロインが009に抱かれて亡くなるとか、それを哀しそうに見守るフランソワーズさんとか、「お約束」が満載(笑) いや、ハインリヒさん、それは死亡フラグというよりも生還フラグ立ちまくりですよ?とゲラゲラ笑いながら見てたら、2号に「母さん、キモイ」とツッコミが入る。そうか、お前は「超銀」見てないもんな(笑)
しかし、フル3DCGだと背景のモデリングもこんな風に手間がかかるとか、3DCGだとモデリングに時間もコストもかかるからゲストキャラクターを増やせないとか、2章作るまでに人的時間的リソースが足りなくなったので3章は背景作る手間を省くために(多少ざっくり意訳)宇宙空間出しました、とか。
なんていうのか、何かのインタビューとか雑誌やムック本の記事で「あれに苦労しました」「ここが技術的に難しくて」みたいなことを書くのはいいんだけど、公式パンフレットにコストと技術の限界点でここを削った、ここを手を抜いたみたいな書かれ方をするのはちと違うと思う。
パンフレットに対する文句はあれこれこんなところにして、本編を見て。
全体的に脚本としては満足。前回の Re:cyborg は2時間の尺では9人を十分に活躍するだけには足りないという点においてかなり辛いものがあったけど、今回は3章に分けることである程度分散してそれぞれのメンバーに見せ場を作ることができている。3章目は、かなり偏りがあったけどねぇ(笑)
特に、宇宙空間に出るシーンでは、2号も「えっ、008は深海と真空での戦闘に特化したサイボーグじゃなかったっけ」と鋭いツッコミが入る。水中戦闘にばかり特化されるあまり、たまに宇宙空間での戦闘シーンが出てきても、008が出てきた試しがない、可哀想なピュンマさん(号泣)
002がいつも飛行能力だけクローズアップされて、加速能力については、シリーズによって都合よくあったりなかったりってのはもう慣れちゃったんだけど。そういや、今回は加速中も脳波通信使いまくりだったなぁ…。
001も、いつもストーリィの都合で寝てばかりの印象があるけど、今回は大体起きっぱなしで大活躍。特に一端敵に寝返ったように見せて全体を俯瞰しながら戦局をコントロールするのは、いかにもイワンらしい。
004と気になる関係になるゲストヒロインが死ななかったのは珍しい(笑)
あと、気になったのは007の呼ばれ方かな。割と009シリーズの中ではメンバーの本名がちょいちょい変わるのはあることで、更にメンバにそれぞれあだ名がついてたり、00を省略してセブン、とかナイン、とかだけで呼ばれるシーンもあるのは原作でもアニメでもちょいちょいあったのでそういうのは気にならないんだけどね。今回、どこかのアニメ雑誌のインタビューで「グレートブリテンは、さすがにあの本名はないから、GB(とイニシャル呼び)にした」と書かれていて、へぇ、そうなのかと思ってパンフレットを見るとなぜかグレートブリテンのままで。本編は1章だけGB呼びで、2勝2章はほとんどそのままグレート、と呼ばれている。変るのは慣れてるけど、一応それはシリーズ内では統一すべきだよね。シナリオなり担当パートでうっかり混ざるものかもしれないけど。
全体的には、いろんなお約束のオマージュがちょいちょい入っているのも楽しかったし、加速装置という能力に
笑点焦点が当たって、脳のクロックアップとかその能力開発についてストーリィが展開したのが面白かった。ただ、まぁやっぱりねぇ。映画は見せて何ぼのモンなので、映像的にあれこれ辛かったねぇ。
2号 私 映画
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