休みに「続けて映画に行くぞ月間」。続き。
模試の終った2号と待ち合わせて「CYBORG009 CALL OF JUSTICEG」の第1章と2章を見に行く。
009はねぇ。なんていうのか、いろいろ毎回脚本とか売り方とか、残念だなと思うことが多いんだけど、しょうがない、あたしとしては見に行かざるを得ない作品である。
2号が生まれる前後からの009の流れを見ていると、小野寺丈氏の「完結編」を除くと、大きな流れが2つある。
ひとつは、平成版TVシリーズ→009vsデビルマンの川越淳監督の流れ。
基本ストーリィは原作のヨミ編までの流れを重視し、平成版→vsデビルマンの間で確かにキャラデザは替わってビジュアルも変化がみられるが、基本的に石ノ森章太郎氏のビジュアルを重視し、2Dのセル風のキャラデザである。
もう一つが、今回のRE:cyborg→ CALL OF JUSTICEという神山監督の流れ。
フル3DCDで009メンバーの多国籍軍的な色合いを重視したオリジナルストーリィで、石ノ森章太郎氏のストーリィ立てではむしろ、ヨミ編以降の神々編やオカルト系のエピソードがベースになっている気がする。
ストーリィ的にはRe:cyborgではアダルトなお姉さんだった003が今回は幼い顔立ちになっていて、他のメンバも割と印象が異なる。今回は3DCGながらアニメ絵を意識した作りになっていてCGアニメが導入され始めたころのまるでフィギュアのような影の付け方がかなり今回はイタイ…。
ブラックジャックとかそうだし009にも言えるのは、オールドタイプのヒーローはあえて3Dで全方向から描けるモデリングをしなくていいんじゃないかなーと。攻殻機動隊なら全然オッケイなんだけどねぇ。
正直に言えば、009タイトルクラスになればだれが作っても「これが僕の009」という思い入れがあって当然なので色々な流れがあっていいんだけど、同じ監督ならせめてある程度統一した世界観が欲しいところ。
007とか008がかっこいいのは神山さんならでは。
ネットでレビューを見ると酷評続き。特に動き。
で。見てみると。
うん。すごい。なんていうのか、動きはCG紙芝居。
2作目は見慣れたのかかなり気にはならなくなったけど。
分かりやすいところでいうと、OPはせっかく3Dなので視点がぐるりと変わっていき、最後にメンバごとのセルが合成されて1枚絵になるんだけど。細かいところを言えば、いや、動かなくていいんだけど、せめて、マフラーはたなびいてるところくらい動かしてほしい。できれば、006の炎も。
背景もやっぱりRe:Cyborgのきれいさがすごく印象的だったのでかなり辛い。
脚本は…うん。まぁ。
こちらは3章まで見て総括するのが正しいかもしれない。
ただまぁ、この話は009だわ!やっぱり!みたいな話を見たいよね。
終ってから2号とあれこれ。
2号的にはキャラ造詣が今風になったのが気にかかるという。特にフランソワーズさんと(多分)ラスボスのエンペラーさん。
私はむしろ、ラスボスのエンペラーさんは009と同じ髪形なのが「えーと、一番怖い敵は自分自身?」みたいなツッコミをしたくなった。CVが井上和彦さんだし。さて、3章はどうなるのか。
この記事に対するコメント[2件]
1. も〜 — December 5, 2016 @00:32:38
Yumikoit December 5, 2016 @05:32:48
原作も繰り返し読み返してますし、好きみたいですねぇ。
この記事に対するコメントは締め切られています