母の日

母の日である。
金曜日に幼稚園で作成した母の日プレゼントと似顔絵を持って帰った2号。
町中のスーパーにも幼稚園で描いた母の絵が張り出されるというので行ってみることにした。

1号は
「去年はここに貼りだされたよね。僕の絵」
と言っている。そう、今年は2号の絵が貼りだされる番だね。

1号の母の絵というと必ず、シニョンに丸めた私の髪の毛もアタマの上に玉ねぎのように描かれていてそれも面白かったのだが、2号の絵だと後ろに垂れ下がった三つ編みなどが描かれることはない。ふぅん。
でもなんで全部、絵の中の私は黄緑色の服を着ているの?
そんな色の服…え〜と…あぁ。1枚あることはあったか。よく覚えてるねぇ。

帰りに大型スーパーに行って買い出しして帰る。
お肉。サンマはぶつ切りにして味付け濃い目に煮ちゃえば、火曜日の弁当にイケるな。野菜は…トマトと小松菜と。ナスも安くなり始めたね。
ふと思いついて久しぶりにカイワレ大根を買う。

夜ごはんにサラダにカイワレを載せて出すと1号がとたんに反応。
「これ、カイワレだね」
そうだよ。1号はカイワレを出すと必ず反応するね。
「ぼく、これ、育てたことあるよ」
えっ、という顔をする2号。2号はもう覚えていないか。2年前のことだもんね。
「それでボク、育てたカイワレ、どうしたんだっけ…」
覚えてない?ペットボトルの容器で育てて、先生がそれぞれに写真を貼り付けてくれてさ。母の日のプレゼントに持って帰ってくれたんだよ。

小学校に入ったら「母の日だからお母さんの絵を描きましょう」なんてのはないらしいが。
1号も1号なりに母の日の記憶をたどった日であったらしい。

? posted by Yumikoit at 08:17 pm pingTrackBack [0]

朝顔の芽

昨日のことだったかな。

子ども達がそれぞれ幼稚園と学校から帰ってきてから、何やら二人でベランダに出ている。
そうか。鉢の水やりか。
4月に小学校で朝顔の種を上級生から貰ってきた1号。
春休みに、自分だけのプランターを貰ってベニバナの種を植えたLink 2号。
それぞれに自分の鉢植えの成長を楽しみにしているらしい。

一足先に種を植えた2号の方は、もうすっかり「苗」に成長したので、プランターにうつしてある。
1号はあとから植えたから、まだやっと4,5本の双葉が開いただけ。それが1号には悔しい。

乾いた土に、一本、横たわっていた開く直前の双葉をなでまわす1号。やめれ。
なんとかニョッキリとまっすぐに立たないか、試していたらしい。
…しばらくして。
「お母さん…とれちゃった…」
とれちゃったって。あぁた。根っこごと引き抜いたんじゃないの。
きちんと根っこごと埋め戻して。しっかりと根元の土を抑え込んで水をきちんとやる。
根付くかどうか、あやしいところだけどね…。

? posted by Yumikoit at 04:51 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

いちばんうしろ

夕ごはんの時間。
小学校であったことをまくしたてている1号を遮って2号だって話したい。
まぁまて。お兄ちゃんの話が終わってからな。
別に2号を分け隔てしているわけではない。話題の順番ってこと。

適当なところで話し足りない1号の話を無理やり区切りをつけて、今度は2号の話。

「あのねー。おならび順が決まったの。ぼくは…一番後ろ!」
…ほぉ。先日の身体測定の結果が出たんだね。そうか。一番クラスで背が高いのか。
そういや11月生まれと月齢が幼いくせに、4歳児2号はすでに111センチ以上ある。
年少ではそれでも2号よりも背が高い子が2人はいたのだが。

なぜか2号は不満そうにしながら
「それでも、ぼくはみんなを守る立場なんだよね…?」
んぷぷぷ。1号の登校班などで、しんがりを務めるのは5,6年生の副班長だったり、その時付き添っている大人だったりしているのを見ているからか。
幼稚園の園庭やホールで集まるときの順番に「しんがりを守る」もないだろうに。

─ 2号。一番でかいんかぁ。お誕生日早い方じゃないのにすごいなぁ。
 かあちゃんはさー。幼稚園の朝礼とか見に行った時に、2号が一番後ろだと、一番に見つけられて嬉しいよ〜。

てなことを言うとにやり、と笑って抱っこされに来た。ええぃ。ご飯中だろうがっ。
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? posted by Yumikoit at 10:48 pm pingTrackBack [0]

服装は難しい。

2日連続で夏のような暑さ。
でも今日はそれよりも8度も低いのはなしだよぉ。
ふと見ると1号は昨日のように半袖のTシャツを着ている。
てめぇ。出してやった長袖のTシャツはどこにやった。

学校にカッパを持っていった方がいいんじゃないの?今日はちょうど下校の頃に雷雨だってよ。もしかしたら雹も降るかもしれない。
しかし1号、あっさり拒否。
それでも玄関を出るとちょっと寒かったらしい。だから長袖を着ていけばいいのに。

1号、そんな私の声を無視して自分の部屋に戻りジャンパーを探す。
フード付きの軽いパーカーではなく、ダウン加工のしてある綿入りのもの。おぉぉぉぃ。冬じゃないんだからっ。
半袖のTシャツの上にダウンジャケットを着込み、フードも確認して意気揚々と学校に行くのでありました。

1号。あなたの服装センス。何か間違っていると思う。

? posted by Yumikoit at 09:25 pm commentComment [2] pingTrackBack [0]

 

ヒットラーのむすめ

ヒットラーのむすめジャッキー・フレンチ作/さくま ゆみこ訳

税込価格 : ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
出版 : 鈴木出版
サイズ : A5判 / 221p
ISBN : 4-7902-3149-6
発行年月 : 2004.12
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おはなしの上手な友だちがいるのはいい。
物知りで、それをうまく組み合わせて上手におはなしのできる子。
打てば響くような答えが返ってくる言葉のキャッチボールのできる子。

そんな一人の女の子が、始めた「おはなし」。
もし、ヒットラーに娘がいたらどうかしら。彼女は、何を感じて何を考えるだろう。
どんな育ち方をするだろう。
そして、何を信じて生きていくことだろう。

その話のうまく言えない「どこか本当の重みのある」ところに、主人公の男の子は惹かれる。僕は何を信じればいいんだろう。
ニュースで言われている戦争は?虐殺は?僕には止められないんだろうか。
誰が止めるんだろうか。
お父さんは?お母さんは?どう考えているんだろう。
遠い世界の出来事なんだろうか。それでいいのだろうか。

? posted by Yumikoit at 09:17 pm pingTrackBack [0]

 

しゃくしゃくけむしくん

しゃくしゃくけむしくん

ねじめ 正一作/はた こうしろう絵

税込価格 : ¥1,155 (本体 : ¥1,100)
出版 : 福音館書店
サイズ : A5判 / 73p
ISBN : 4-8340-1761-3
発行年月 : 2001.6
けむしくんは
しゃくしゃくしゃく
おおきな木にのぼり
しゃくしゃくしゃく
おおきな木の えだのうえに
しゃくしゃくしゃく
すんでいます。

すごくリズミカルな文章。
たぶん大きな街の街路樹の大きな枝の葉っぱの上に住んでいたけむしくんの、壮大な冒険。

えっ。そこで電車に乗っちゃうの?そしてどこに行くの?

2号が読んでと持ってきたんだけど、1号もわくわくと聞きいって、一気に読んでしまいました。

? posted by Yumikoit at 08:52 pm pingTrackBack [0]

 

むしサッカーはらっぱカップ

むしサッカーはらっぱカップ

杵川 希文/近藤 薫美子絵

税込価格 : ¥1,365 (本体 : ¥1,300)
出版 : 教育画劇
サイズ : B5変形 / 〔38p〕
ISBN : 4-7746-0704-5
発行年月 : 2006.5
近藤 薫美子さんの挿絵というとすっかり子どもにとって魅力的なものになったらしい。
文庫から借りて来たものをテーブルの上に置いておいたら、すぐに子ども達が飛びついてきた。
特についこの間も見よう見まねで友だち同士でサッカーごっこやってた1号。

ちまちまといたるところに書き込まれたセリフ。応援幕。
見返しのところに作られた選手表。

そういや確かに、クワガタの角でボールを取るのはハンドかヘッドか。難しいところ。
2号も1号も真剣に応援しているのでありました♪

? posted by Yumikoit at 08:48 pm pingTrackBack [0]

 

ほのおをこえて

黒ねこサンゴロウ旅のつづきシリーズ3巻目。

ほのおをこえて

竹下 文子作/鈴木 まもる絵

税込価格 : ¥1,050 (本体 : ¥1,000)
出版 : 偕成社
サイズ : A5判 / 133p
ISBN : 4-03-528280-4
発行年月 : 1996.4

1号にも読んだLink けど。
今度は2号に。
朝の登園前に、幼稚園から帰ってからと細かい時間を使ってねだられる。
あ〜。のどがガラガラぁ。
でもサンゴロウシリーズ、結構好きなんだよね。私が。

天井のしみ。[ブロック]の存在。子守唄。
サンゴロウの存在。こうやって何重にも張り巡らされていく伏線。
繰り返し読むことで深まっていく。気持ちいいねぇ。

? posted by Yumikoit at 08:44 pm pingTrackBack [0]

 

シーラスと四頭立ての馬車

セシル・ボトカー作/橘 要一郎訳

税込価格 : ¥2,345 (本体 : ¥2,233)
出版 : 評論社
サイズ : 四六判 / 325p
ISBN : 4-566-01306-5
発行年月 : 1987.2
シーラスシリーズも3作目。
それまで行動に一貫性はあっても直動的に行動していたようなシーラスにかわって、色々考えるような感じになってきている。
ビン・ゴーチックに何も言わないで出てきたからと言って村に一度帰りたがったり、突然文字を覚えることの便利さに気付いて必死に勉強しようとしてみたり。
あくまでもアウトサイダーとして生きながら、段々と「自分の属するもの」を意識しだしている。

4作目はどうなるんだろう。

? posted by Yumikoit at 03:30 pm pingTrackBack [0]

宿題欲しい

1号目下のあこがれ。
「宿題がねっ。きょうからでるんだよ〜」
そうか、そんなに宿題やりたいか。その割には、毎日ランドセル置くと真っ先に遊びに行くようだが。

時間もかなり押していて、2号のお迎えに間に合うかどうかは分からなかったがとりあえず1号の下校時間に合わせてお迎えに行ってみる。下校途中の歩道橋の下。
おぉ。帰ってきた帰ってきた。
おとといは、迎えに行こうとしたら30分も早く帰ってきたんだよね。

木が生い茂る坂道を登りながら、1号とKすいくんが言う。
「でもさぁ。今日からだって言ってたのに、今日宿題でなかったんだよっ」
おや、そうなの?
「なんで出なかったのかなぁ」
「あれさ〜。先生が忘れたんじゃないの?」
「それかさぁ。昨日の遠足で疲れすぎてプリント作るの忘れたとか―」
そんなキミたちじゃあるまいし。
「わかったぁ、職員室に忘れたんだよ!きっと」
だからキミたちとは違いますって。

? posted by Yumikoit at 09:53 pm pingTrackBack [0]

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