…部活の後って汗臭いから、例え外部活でなくとも着替えて欲しいんだけど。
「おかーさん!余弦定理って何かわかった気がするよ」
へぇ。
裏紙を出して何やら書きはじめる1号。
でも、やっぱり直角三角形からは離れられないのね。
「最近、朝、学校で読む本がないから、数学の本ばっかり読んでるんだけど」
そういや1号の中学は、朝の学活の時間の前後に、読書の時間があるそうだ。
読む本がないから数学の本とは。数学きらいが聞いたら発狂しそうな選書センスだな。
そういやクラスメートには、読む本がなかったから生徒手帳って子もいたことがあるらしいが(笑)
「…三角関数って何かわからないのに、何度も眺めているうちにわかるような気になるもんだねぇ」
…そういうの、ことわざで何ていうか知ってる?
「えーと、好きこそものの上手なれ?」
お前が数学好きなのは分かったよ…。でもこの場合は、「読書100ぺん…」だろうね。
で、夜ご飯を食べているときに、ふと「完全数Wって知ってる?」と訊いてみるわけだ。私。
「完全数?何?それ」
本棚から「博士の愛した数式 」を取り出して、友愛数Wと完全数のシーンを開いて見せてみる。
「…お母さん、この本、学校に持ってって読んでもいい?」
あたしの本だから、いいよ。
でも、この本から1号が人間ドラマ的な部分を読み取れるかどうかは、かなり謎だけど(笑)
この記事に対するコメント[2件]
1. のらのらくまお — June 19, 2014 @08:25:07
博士の愛した数式、映画でみましたが、安曇野のきれいな景色が印象的でした。
人間ドラマは、もどかしくて仕方ありませんでした。
Yumikoit June 19, 2014 @17:22:51
でもこの人間関係が、1号に理解できるとは思わない…
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