数学が気になる1号。
それも学校の数学はそっちのけである。
三角関数は、直角三角形ならなんとなくわかるんだけど、直角を含まない場合にはどうなるの?という。
まぁ名前が悪いよね。三角関数、って三角形に関係する関数じゃなくて、突き詰めれば角度を扱う関数だもん。
三角形から教えるから訳が分からなくなるわけだから、今度、半径1の円で教えてみよう。
とはいえ、最近はほとんど聞いてこない。ただの雑談の相手である。
「数学が面白いのだけは、母に感謝している」
と以前言われたが、他には感謝するポイントがないというのが寂しいもんだ。母ってそういう位置づけ?
判らない問題の時には誰に聞いてるんだろ。
「あとさ、あとさ」
うん。
「aのx乗とかってのよくわからん」
あぁ。この間も話題にしてたやつだね。べき乗が今の1号のトレンドなのか。
でも対数とか私もほっとんど覚えてないわぁ。
と言いつつ、この間、ニュートンのバックナンバーで対数の特集があったのを思い出して出してパラパラとめくる。
「えーと、xの2乗はグラフにすると山が一つだろ、3乗は、こんなぐにゃぐにゃ?」
ん。まぁ例外はあるけど、大体そんな感じ、ほら、3乗がこうで、4乗がこうで。
裏紙に書いてやる。
「そうか、べき乗から1引いた数だけの山ができるんだね」
ま、大体そんなイメージを持っておけばいいよ。
「でさぁ。−2乗になると?」
xの-1乗って、要は反比例じゃん。グラフにするとこんな。
だから、いわゆる比例とはグラフは全然変わってくるよね。
「3乗とか、マイナスのべき乗とかってあるけど、じゃぁべき乗の数が、分数になったら?どうなるの?全然予想がつかないよ」
…ふーん。
ニュートンの特集から、1ページひらいて出してやる。
1/2乗は、平方根、つまりルートだと書いてあるページである。
ぽろりと1号の目から鱗が落ちるのが面白い。
まぁこっちの方 が直感的にわかりやすかったろうな。
どうでもいいが、学校の数学の問題も、それだけの情熱をもって勉強してケアレスミスをなくしてくれればいいんだけどね
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