2年前は2号もまだ幼稚園生であったし、夜も遅そうなので申し込まなかったが、今年は山車曳きに育成会経由で申し込んでみる。
ちょうど、1号の学年の授業もこのお祭りがテーマになっている科目があるらしく、社会科見学は祭り会館だわ、学外授業でも学校から一番近い山車小屋にいくわ、学年だよりでも「祭りに親しみが持てるように家庭でもご配慮ください」なんて書いてあったのでちょうどいい。
…山車がある町内ならではの体験をさせてやろーじゃないかー。
昼の部には申し込まなかったので、夕方から集合場所の市民会館まで歩く。
送迎バスがあったような気もするが、時間に間に合わなかったので仕方ない。
飼猫氏はこの時点で「なんかめんどくさくなったから、このまま屋台を見て帰りたい」というが、今年くらいは付き合いなさい、と強引に連れていく。
うちの町内は毎年市内に山車が出るわけじゃないしね。子ども達のスポ小も考えると2年後に申し込めるかどうかはかなり微妙なんだから。
もしかしたらこれ一回きりかもよー。
集合して、町内会で用意してくれていた弁当を食べてから、6時ころ山車は出発。
周りがもう暗くなっていて、提灯の灯りも雰囲気満点である。
…やっぱりこの祭りは夜じゃなくっちゃねー。と飼猫氏もご機嫌になる。
去年の曳っかわせでは3つの山車が出会うところで人ごみに巻き込まれ、つぶされそうになっていたが、今年は観客ではなく山車を曳く側で、曳き綱の内側にいるためとても安全でしかも特等席で見れるのはよいところだ。
みんなお揃いの手ぬぐいを、首から垂らさずにアタマに巻いてハチマキにしている1号と2号。
曳っかわせになると最初は曳き綱の山車の近くまで寄っていって見物していたようであるが、途中で飽きたらしくその後 曳っかわせで手が止まるたびに、友達と
「しっぺ でこぴん ばばちょっぷ ふーじーさんー あかふじさん ぞうきんしぼりー …」
と小学生の間ではやっているじゃんけんのゲームをして遊んでいる。
特に夜店で遊びたい1号は、何度も曳き綱から脱走して屋台に駆け寄ろうとして、その都度飼猫氏に止められている。
やっと8時半頃最後の曳っかわせも終わり、市街地のはずれでお菓子をもらってから解散する。
1号は今からでも屋台を回りたくて仕方ない。
ここから歩いて帰ってもすぐに9時過ぎちゃうのになー。
「今年の川越祭りは最悪ー。ぜんぜん遊べなかったっ!」
と怒りながら、それでも屋台のくじ引きを2つして、デュエルマスターズのカードを何枚かとルービックキューブをゲットする。
今月のこづかいを使いはたして、小遣いを持ってこなかった2号もくじ引き一回だけ、とカードをゲットして嬉しそうである。
更に回ると、ベイブレードのくじ引きの屋台も見つけたが、こちらは2回やらないとベイブレードが手に入らない、と気づいた飼猫氏によって止められて、さらに不満たらたら。
バナナチョコを食べながら家路につくと、ドッジボールで同じチームの6年生に会い、彼女の自転車を追って嬉しそうに走り出した。
…よくもまぁそういう体力が残ってるもんだ。
明日、ちゃんと起きてくれよ、1号。
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