マイミクのとみのさんちの1号くんが遊びに来た。
我が家の1号よりも2歳上のとみの家1号くんがくると、うちの小僧たちはよじ登ったりふざけすぎたりして、時たま喧嘩になりやすいが。
今日はあまりそんなこともなく。
午前中は、部屋いっぱいにレールを広げて遊んでいる。レールを広げると生じやすいテリトリー争いも今日はない。そのうち、紙を広げて「お金」を作り始める。
「(とみの家)1号くん専用のお金」
「1号専用のお金」
「2号専用のお金」
をそれぞれ勝手に作っているが、交換レートはどうする?そもそも3人の中でお金として流通できるのか?ツッコみたくなるが面白いので黙って見ている。
お昼を食べながら、自転車で来ていることでもあるし、どこか行きたい、という話になる。
2号に川越市の地図を出させると、とみの家1号くん、普段行けない方角の鉄塔を見るたびに出るというが。いや、うちの子たちそんなに鉄塔好きじゃないし。
「こっちには、変電所もあるんだよ!」
それ、幼稚園生の自転車でついていくには遠すぎるから却下。
「新河岸川と不老川の合流地点を見に行こう」
それなら、近いしいいかな。
とみの家1号くんの校区からは外れているが、うちの1号の校区からするとギリギリ校区の境界にあるこの川。合流地点まで行くのは1号も初めてである。
自転車を4台連ねて、あっちだこっちだと走っていく。
2号は園バスで通る道が多いらしく、ちょっと自信たっぷりに走るが、一本細い道に入ると途端に自信を失う。
河川敷は舗装もしてなくて、水たまりをわざわざ突っこんで走る1号の背中は泥はねだらけ。
河原につくと、自転車を置いて中洲の方まで下りていく3人。
とみの家1号くんに「来たことある?」と訊くと
「ううん!来たことないから来たかったの!」
と自信たっぷりに言われる。ふむ。そうか。
中洲に下りて行って、石投げする3人。
時たま投げ込んだ石に驚くのか、鯉が撥ねをあげる。それを見てますます石を投げ込んでは鯉の反応を見ている2号。
どこかの小学生の女の子二人が、靴下を脱いでスニーカーのまま水に入って遊んでいる。子ども達も入りたそうにしているが、ダメを出す。
あー。小学生二人で「どこにでも遊びに行ってこい」なんて言わなくて正解。
一応川遊びは大人がついてないと危ないよ。
高校生らしい野球部員が集団で遊んでいて、中州から中州に飛び移って遊んでいるので、1号が
「あれは、野球のトレーニングなんだよ」
と知ったかぶりをするが、野球部員の兄ちゃんには苦笑を返されている。
というわけで、1号と2号には初めての川遊びでした。
で、そのあとで川越線の電車を陸橋の上から見て、公園2箇所はしごして遊んで、鉄塔見て帰ってきました。
1号は途中で鉄塔には飽きて辟易していたみたいだけど、2号の方はというとすっかりハマッてしまったのか
「ぼくはねっ。鉄塔好きだからまたとみの家1号くんと見に行かなくちゃなんだよっ」
とやる気満々。
「…その時はぼくは、家で留守番してDSしているよ」
とつぶやく1号に、
「あー…ぼくもその時は家でDS見ていたい」
と内心ぐらぐらしてしまう2号なのであった。
2号 1号
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