年末じゃないけど、我が家はこの時期に大掃除らしきものをすることが多い。
ひとつは、年末はめんどくさくてやる気になかなかならないこと。
この時期なら、2号の誕生日に合わせて泊まりがけでやってくるお祖父ちゃんお祖母ちゃんの日程に合わせて
「しかたねぇ…家の中片付けとかなくちゃな」
という気持ちになれる。
飼猫氏が週末に家じゅうの蛍光灯をチェックし、ファンヒーターも出して、代わりに中途半端に和室の隅に置いてあった扇風機も片づける。
窓を拭き、風呂場も大々的にていねいに洗い、ざっと洗っただけではなかなか落ちない風呂の蓋のカビも丁寧にこする。台所のガス台やシンクもいつになく丁寧に磨く。
あー。買い物も行かなくちゃ。
問題は、2号の誕生お祝いをするのに絶好のこの3連休。
金・土ともに飼猫氏は通常出勤日だってこと。
子ども達に
「今日は午前中、母さん買い物に行くからね。留守番頼むね」
と言ったところ、2号が
「やだ。ぼくも買い物に行きたい」
と言う。
2号を自転車の後部座席に乗せると、牛乳を5本買うと他の買い物はできない。ううむ。
1号。じゃぁ、お店屋さんがあいたら、2号と歩いて買い物に行ってきてよ。
食パンだけでいいから。で、二人が帰ってきたら他の物は母さんが一人で買ってくるわ。
行先は、大通りを渡らなくて行くことのできる一番近いスーパー。1号は一人で2回くらい買い物に行ったことがある。2号連れでは初めてかな。
食パンを一斤。100円あげるね。おつりは返してね。
で、ポケモンパンが欲しいなら、割引のシールを貼っている奴二つまでなら母さんがお金を出してあげる。こちらのお金は、とりあえず1号が立て替えて。帰ってきたらポケモンパンの分のお金をあげてもかまわないからね。
…交渉成立。
1号は考える。
「シールが1枚入っているポケモンパンは、売価が105円。
2つ欲しいから、210円。半額のシールを貼っている奴を選びたいから、持っていくお小遣いは110円で足りるはず」
しかしお店にあったポケモンパンのもともとの売価は、128円ものばかりだったらしい。
持っていったお小遣いじゃ足りない。1号ぴ〜んち。
しばらく考えて1号いわく。
「じゃぁ1個だけ買おう。2号がシールとっていいから。パンは半分こにしよう」
二人は意気揚々と帰ってきたが、2号は言う。
「パンもぼく一個丸々食べたいのになぁ」
ええぃ。ずうずうしい奴め。
ま、私が買い物に出た時に、もう一つ買ってきましたがね。いひひ。
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