夕飯だよー。手を洗っておいで〜。
2号がてきぱきとテーブルを拭く。
1号は手を洗いに洗面所に消えて…いつまで経っても出てこない。
私が味噌汁を運び、2号は茶碗とおかずと小鉢と…
ガラッ。
1号が洗面所の開き戸を開けて叫ぶ。
「しまったぁぁぁ。ご飯の時間なのに、オレ、手を洗わずに間違えて歯磨いてたよー!!!」
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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バスに乗れない2号
昨日の強風の中、図書館に買い物にと出かけたせいか、1号も2号も疲れすぎたようで今朝は二人とも大寝坊。
30分以上も遅れて起きてきて、ボンヤリと着替える2号、時計を見て慌てる1号。
もともとこの1年間、4月からの1号の小学校の時間を想定して時間を組んでいるので、幼稚園そのものに遅れることはないけれども。
4月からこれでは1号は朝食抜き必至。頑張ってくれよ、もぉ。
1号はそれでも何とか頑張って食べて、8時前には幼稚園リュックを背負い込む。2号、8時に朝食終了。…急いで歯磨きすれば間に合うな。
しかし2号は普通の時計とは流れの違う「2号時間」で動いている。
3分おき、5分おきに横からネジを巻いてやらないと動かないのである。
一度スイッチが入ると早いんだけどねぇ。
8時過ぎのこの時間、2号は「2号時間」で動いていたらしい。
洗面室に入ってから歯ブラシを取るまでにすばやくやれば間に合うはずなのだが、ちょうど彼は私が1号に説教をしているのを見物してしまった。
歯磨きを始めたのは、8:09。
─ 内心、これではバスに間に合わないなと覚悟を決める私
8:10に私の携帯電話がポケモンの着メロを流す。
幼稚園に出かける合図である。
2号、その音楽を聴くなり泣き出して歯ブラシを抱えたまま走りだす。
とっつかまえて
「2号、歯磨きした?」
「うえぇぇぇぇ…したよぉぉぉぉ」
─ うそこけ。仕上げ磨きはまだだ。
「してないよね」
「したぁぁ!」
「2号、時間までにご用意できないからバスには乗れないよ」
「やだっ!いくっ」
とにかく玄関に2号を閉じ込めてかぎかけて、1号と出かける。
慌ててリュックをつかんで鍵を開けて追っかけてくる2号。
道路に出たところをとっ捕まえてもう一度説教。
「ご用意できてないから今日は幼稚園に行かないんだよ」
「できてるもんっ」
─ 基本的に2号は、どんなわがままでもウソをついてでも通そうとするところがあるので、こういう時は親はひいてはいけないのである。
1号をバスに乗せている間、2号はおとなしくバスから少し離れた駐車中のクルマの陰に隠れていた。
事情を簡単に説明して、あとで送ると先生に伝える。
バスは静かに発車したが、対向車に道を譲るために軽く停車する。
それに走り寄る2号。
ばかもんっ!
とにかく走りよって平手打ちをかける。
どうも親に隠れて園バスに乗り込むつもりで走り寄ったらしいが、きちんと運転手さんが見ていてくれたからいいものの、一歩間違えたら命が危険。これはなんとしても止めなくてはいけないところ。
泣きわめく2号をひきずって帰る。さてどうしようかな。
家に帰ってからもう一度訊く。
「ちゃんと、歯磨きできてたの?」
「…ううん。できてなかった」
「じゃあ幼稚園に行けなくても仕方ないよね」
「歩いていく」
…これを言ってるうちはダメ。わがまま通そうとするやつは許さん。
洗濯物を干して布団も干して、明日は育成会の不用品回収があるので牛乳パックを開いて新聞紙とダンボールを束ねる。
それから掃除。
9時半。もう時間がないなぁ。
既に2号は幼稚園に行くのを諦めて、通園服のまま靴下を脱ぎ、私の仕事を眺めている。
よし。こんなもんか。
もう一度、時間の約束と交通安全について説教をする。
で、今日は私は午前中用事があるので外出することと、1号の園バスの帰りまでには帰ることを伝える。
神妙な顔をして聞いている2号。留守番を覚悟しているな。
仕事に一区切りつけてから、2号にもう一度反省の意を問う。ふむ。
よし、じゃぁカバンを背負いなさい。
2号は私の自転車に乗りたいとも主張せず、一目散に幼稚園に駆けていく。
既に私の用事である父母会の集まりも遅刻だったし、2号も朝礼に間に合わなかったけれども、バスの運転手さんを探して2号に謝罪させてから先生にお願いする。
はふー。なんとかかんとか。
こういうのって落としどころが難しいんだよね。
30分以上も遅れて起きてきて、ボンヤリと着替える2号、時計を見て慌てる1号。
二人が朝食を食べ始めたのはなんといつもよりも1時間近く遅い7時半近く。
もともとこの1年間、4月からの1号の小学校の時間を想定して時間を組んでいるので、幼稚園そのものに遅れることはないけれども。
4月からこれでは1号は朝食抜き必至。頑張ってくれよ、もぉ。
1号はそれでも何とか頑張って食べて、8時前には幼稚園リュックを背負い込む。2号、8時に朝食終了。…急いで歯磨きすれば間に合うな。
しかし2号は普通の時計とは流れの違う「2号時間」で動いている。
3分おき、5分おきに横からネジを巻いてやらないと動かないのである。
一度スイッチが入ると早いんだけどねぇ。
8時過ぎのこの時間、2号は「2号時間」で動いていたらしい。
洗面室に入ってから歯ブラシを取るまでにすばやくやれば間に合うはずなのだが、ちょうど彼は私が1号に説教をしているのを見物してしまった。
歯磨きを始めたのは、8:09。
─ 内心、これではバスに間に合わないなと覚悟を決める私
8:10に私の携帯電話がポケモンの着メロを流す。
幼稚園に出かける合図である。
2号、その音楽を聴くなり泣き出して歯ブラシを抱えたまま走りだす。
とっつかまえて
「2号、歯磨きした?」
「うえぇぇぇぇ…したよぉぉぉぉ」
─ うそこけ。仕上げ磨きはまだだ。
「してないよね」
「したぁぁ!」
「2号、時間までにご用意できないからバスには乗れないよ」
「やだっ!いくっ」
とにかく玄関に2号を閉じ込めてかぎかけて、1号と出かける。
慌ててリュックをつかんで鍵を開けて追っかけてくる2号。
道路に出たところをとっ捕まえてもう一度説教。
「ご用意できてないから今日は幼稚園に行かないんだよ」
「できてるもんっ」
─ 基本的に2号は、どんなわがままでもウソをついてでも通そうとするところがあるので、こういう時は親はひいてはいけないのである。
1号をバスに乗せている間、2号はおとなしくバスから少し離れた駐車中のクルマの陰に隠れていた。
事情を簡単に説明して、あとで送ると先生に伝える。
バスは静かに発車したが、対向車に道を譲るために軽く停車する。
それに走り寄る2号。
ばかもんっ!
とにかく走りよって平手打ちをかける。
どうも親に隠れて園バスに乗り込むつもりで走り寄ったらしいが、きちんと運転手さんが見ていてくれたからいいものの、一歩間違えたら命が危険。これはなんとしても止めなくてはいけないところ。
泣きわめく2号をひきずって帰る。さてどうしようかな。
家に帰ってからもう一度訊く。
「ちゃんと、歯磨きできてたの?」
「…ううん。できてなかった」
「じゃあ幼稚園に行けなくても仕方ないよね」
「歩いていく」
…これを言ってるうちはダメ。わがまま通そうとするやつは許さん。
洗濯物を干して布団も干して、明日は育成会の不用品回収があるので牛乳パックを開いて新聞紙とダンボールを束ねる。
それから掃除。
9時半。もう時間がないなぁ。
既に2号は幼稚園に行くのを諦めて、通園服のまま靴下を脱ぎ、私の仕事を眺めている。
よし。こんなもんか。
もう一度、時間の約束と交通安全について説教をする。
で、今日は私は午前中用事があるので外出することと、1号の園バスの帰りまでには帰ることを伝える。
神妙な顔をして聞いている2号。留守番を覚悟しているな。
仕事に一区切りつけてから、2号にもう一度反省の意を問う。ふむ。
よし、じゃぁカバンを背負いなさい。
2号は私の自転車に乗りたいとも主張せず、一目散に幼稚園に駆けていく。
既に私の用事である父母会の集まりも遅刻だったし、2号も朝礼に間に合わなかったけれども、バスの運転手さんを探して2号に謝罪させてから先生にお願いする。
はふー。なんとかかんとか。
こういうのって落としどころが難しいんだよね。
? posted by Yumikoit at 05:17 pm Comment [4]
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