2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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2005/7/12
火の鳥 望郷編
角川書店 (1981)
ISBN : 4048520369
価格 : ¥1,470
いわずと知れた手塚治虫の名作。
これは角川書店の愛蔵版ハードカバー。
実家にCOM別冊かなにかの古いやつがあって、子どもの頃それをとても大事に読んだものだけれども。
久しぶりにこれを読んで違和感を覚えた。
細かいディテールに随分違いがある。
手塚治虫氏は版を重ねるたびに少しずつ手を加え続けたという話は聞いたことがあるし、石ノ森章太郎の「009」にしても他の作品にしても違う版を見ると微妙にストーリィが変わっている、ということは確かにあるけどね。
ちなみに本書でも気がついた点のみ、いくつかあげてみることにする。
P43:
ロミを拒否するカインは、ロミに
おまえは「知識の塔(ロケット)」を取る気だ
と告げるが、古い版では「オレには母さん(ロボットのロビタ)がいる。一人じゃない」
とロミと一緒に住むことを拒否する。
ロミはそれを聞いてロビタを破壊する。
P51:
初めてのロミの手料理を飲み込むカインに、「いつか地球に行く夢」をロミは話すが、古い版ではこの会話はない。
古い版では、壊してしまったロビタには料理は出来なかったろう、とロミがつぶやいているのみ。
P61:
息子と色々なテープをきいている。前後は忘れたが、古い版ではそのひとつに「ビートルズ」と書いてあることをロビタに教えてもらった、とカインがつぶやく。
またこのあとのシーンで地球に行くロミの夢をカインが語っているが、これは違う台詞だったはず。
P65〜
セブは火の鳥の与えた、女の子が生まれる夢を見て…というストーリィになっている。
古い版でもセブは女の子が生まれる夢を見ているが、コマの進み方がだいぶ違う。
確か、古い版ではカインは食べ物のひどく取れなくて難儀した年に子ども達の食料となるために死んだ。それを受けてこの章ではロトが「女の子が生まれないのは、肉を食べないせいだ。ロミに肉を食べさせるには、セブを殺して…」と発言し、それを聞いてひどくショックを受けたロミがコールドスリープに付くというシーンがあったはずである。
人食忌避の意味合いからこのあたりのストーリィを全て改変したと思われるが、この改変により、なぜ火の鳥がセブに力を貸して女の子が生まれるようにしたのか。ロミは何故エデンが栄えるまでずっとコールドスリープから目覚めようとしなかったのかといったストーリィ上の無理が出ている。
P155:
ロミとコムが食料を食べているシーン。
もし食料がなくなったら自分を食べてくれ、とコムが言う。しかし古い版ではコムは自分が迎えるであろうメタモルフォーゼの能力を知らない。
古い版での台詞は、先のカインが食べられるために死んだ、という言い伝えを持って自分を食べてでもロミは地球につくべきだ、と説いている。
P157:
氷で閉ざされた惑星。古い版ではここから一人、異性人がこの岩くずの船に同乗する。この異星人は雌雄同体でラストでズターバンの宇宙船にびっしりと卵を植えつけて死ぬ。ズターバンのしたことに対してストーリィ上一矢報いる構成となっていたのにこの異性人が出てこないのは非常に残念。
しかし、後半の全てのコマからこの異星人を消すのは大変だったろう。
P208:
ロミはアタマを打って気絶したとあるが、古い版では、地球にそっくりのもうひとつの惑星に喜びのあまりロミが飛び降りた瞬間、強い電気ショックを受けて気絶する。
─ 古い方の版を最後に読んだのは随分昔だけれども、人食忌避と小さな雌雄同体の異性人(名前忘れた…)の存在を中心に随分変更があったことがわかる。
結果的にズターバンはエデンを滅ぼすきっかけを作るが、最終的にエデンで地震の中で死ぬだけではなく、一人宇宙船で脱出しようとしたら宇宙船の中が卵だらけで発進できなかったという逸話がなかったのは残念。
でも「星の王子さま」の朗読のシーンは好きだったのでこれが残っていたのは嬉しい。
─という話を読み終わって飼猫氏にしていたら
「オレにとってはこのハードカバーが火の鳥。そんなに違いがあるとは知らなかった」
といわれた。ふむ。
? posted by Yumikoit at 02:52 pm
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2005/7/11
久しぶりの発熱
少し疲れたようでぐずりながら歩くので、幼稚園に着くのに時間がかかってしまった。
「遅すぎたー」
と1号が怒っている。ああ。そう。遅かったね。ごめんね。
2号の手を引っ張り、すぐに帰りたがる。1号にしては珍しい。
ところが2号は園庭に逃げ出した。小雨降ってるのになぁ。
1号も出てくるかと思ったら、園庭の隅っこにあるベンチにだらりと座っている。
適当に2号を引っぺがして帰り始める。
「あんまり待ちすぎて、足が痛いんだよ!」
とグズグズ怒る1号。なんだかな。靴がもう小さくなったの?
「ちがう!」
と指差すのは足首。どうしたのかなぁ。
家につく頃には眠いと泣く2号と足が痛いと泣く1号。
そして玄関に上がりこむなり、和室にもぐりこんで1号が寝始める。
─ ちょっと待て。
熱を測ると38度。これか。原因は。
1号を起こして2号にも靴を履かせて小児科に行く。
小児科についてすぐにもう一度熱を測る。39度。ううむ。本人によると「さよなら」のご挨拶の時には元気だったというから1時間の間に2度上がったわけだ。
尿検査もしてもらって。
幼稚園では今、ヘルパンギーナが流行ってるけれどもまだ喉の奥は異常なし。
ダイアップもアンヒバも家にあったはず。先生に確認して、家に帰ってすぐに座薬を投入して、貰った飲み薬も飲ませる。
少し楽になったらしくて、DVDを見ながらプラレールで遊び始める1号。
あんたねー。熱が下がったといっても薬で無理やり下げてるだけなんだからねっ。
さぁさぁ。おもちゃ片付けなさい。うどんを作ったから ─ なんですと。ここで眠いと!?
作ったんだから食べなさ〜い!<横暴。
食べてる途中で寝てしまいました。1号。よっぽど無理してたのね。
そういや3月のインフルエンザ以外ではこの1年熱らしい熱を出していない。
体力ついてきたもんなぁ。でもまぁ慢心しないようにしないとね。
アンヒバの切れる朝方が、時間的には次の熱のピークだな。要注意。
? posted by Yumikoit at 08:39 pm
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2005/7/10
はじめてのかり
リブリオ出版 (2001.4)
ISBN : 4897848806
価格 : ¥1,785
というわけでやっと第1集1巻を見つけた1号。
ライオンの親子。
群れからちょっと抜け出した若いライオンのきょうだい。
出会った沢山の動物達。サイ・スイギュウ・アマサギ。シマウマはこちらをじっと警戒している。
逃げていくインパラ。ハイエナたち。そしてヌーの群れ。
若すぎて経験の浅いライオンたちの狩りを通じて浮き彫りにされる動物達の様子。
1号は暗闇のジャングルで目を光らせるヒョウが怖かったらしい。
さて、このライオンたちはしっかりと成長していくことが出来るのかな。次巻に期待。
? posted by Yumikoit at 10:22 pm
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モグラ2号
小さいときには、私の身体の下に左腕を差し入れて。重くないのかなぁ。
今は枕の下や敷き布団の下に左腕を差し入れてうつ伏せで寝付く。
仰向けでごろごろ寝苦しそうにしていたのが、突然うつぶせになったときには大抵寝ついている。
先日、いつものように2人を寝かしつけてから、飼猫氏とオトナ夕食を摂って。
寝る時間だなぁと寝室に行った。
1号はいつものポイント、窓の下に寝ている。
大人が来ると、その気配で一瞬寝つきが浅くなるのかな。
突然1号がむっくと起き上がってそのまま…窓の下の壁にアタマを打ちつけて─おぃっ。大丈夫かっと思った瞬間、ぱたりと倒れて一言も発しないままに寝た。
2号の方はというと。敷き詰めた布団の中央部。
子どもの敷き布団の下にもぐりこんで寝ている。顔だけ出してカメのようだ。
親が寝室に入ってきた気配でモゾモゾもぞもぞ…隣り合って敷き詰めてあるもう片方の布団の下に両腕を差し入れた。
あんた…モグラ?
? posted by Yumikoit at 09:00 pm
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2005/7/9
ふしぎな目をした男の子
税込価格 : ¥1,260
出版 : 講談社
ISBN : 4-06-119078-4
コロボックルシリーズも、「豆つぶほどの小さないぬ」「星からおちた小さな人」と読み進めて4巻目。
コロボックルの国もだいぶ代替わりして、国の決まりも変わってきている。
そしてコロボックルのすばやい動きを見ることのできる2歳の人間の少年。
2歳というとほんとに不思議な時期。
何でも喋る子もいるし、一言もまだ喋らない子もいる。
何でも判っているような顔をしている子もいる。
不思議だなぁ。
この本には、せいたかさんが出てこない。
段々、せいたかさんとコロボックル、というよりもコロボックルと人間の世界、という係わり合いになって来ているんだな。
? posted by Yumikoit at 09:14 pm
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食のいい加減な1日
ああ。これじゃ図書館には行けないなぁ。
11時頃、朝ごはん兼お昼ご飯としてトウモロコシを出す。
今シーズン初めてのトウモロコシ。去年は随分ドカ食いされたなぁ。
しかし一人1本ずつしか食べなくて拍子抜け。
飼猫氏を送り出したあとで図書館に行く。子ども達と一緒だと私はほとんど自分の本が選べない。それでも児童書コーナーでファンタジー中心に数冊借りる。
あ。ここ2ヶ月くらい、読んだ本を全くBlogに記録していないぞ。
帰ってくると子ども達は二人で「ハラ減った」コール。
ううむ。2時間前に食べたばかりだろう。
めんどくさかったのできゅうり一本ずつとパンを渡す。
パンもジャムをつけつつ、1枚半ずつ平らげる。
買い物には明日行こうと思ってたんだけどなぁ。パン、なくなっちゃったじゃない。
まだ腹が減ってる、というので今度はおにぎりを握る。
夜ご飯も普通に食べて…2号は食べてる途中で寝ちゃったけど、全くあなた方の胃袋はブラックホールだよ。
? posted by Yumikoit at 04:31 pm
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2005/7/8
おたまじゃくし
これは1983/4月号。
そういや幼稚園でも、公園におたまじゃくしをすくいに行ったことがあったな。
私は聞いただけだったけど、後日プレ幼稚園のクラスで水槽に入れたおたまじゃくしを、先生が見せてくれた。
もう何日か過ぎて、ほとんどが小さい後ろ足が生え始めて。
数匹はもう前足らしきものも覗かせてみんなで陸地代わりの石の周りを泳いでいたり登ってみたり。
小さい小さいイノチ。
2号はあまり興味を示さなかった。
1号は絵本の中のおたまじゃくしとかえるの対応写真を興味津々。おたまじゃくしの食べるものにも興味津々。
最近、生き物の絵本が大好きだね。
? posted by Yumikoit at 09:02 pm
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初めてのオトナ洗い
いずれも私はひざを開いて風呂椅子に座る。ひざの間に子ども用の風呂の椅子を置くのも同じ。
しかし。
2号はそこに普通に座り、私のひざを両腕で抱えて頭の上からジャブジャブお湯をかけて洗髪する。
1号はというと、子ども用の風呂椅子には座るが、そのまま仰向けになって私の左太ももに首をもたせ掛けて、美容院の洗髪スタイルで髪を洗う。
背が伸びすぎて赤ちゃん洗い

最近、少しずつ
「最後の(全部シャンプーが流れた後で)お湯をかけるときだけ、頭からジャブジャブってかけて」
と顔にしっかりとタオルを当てて下を向いて、頭にお湯がかかる瞬間の練習をしていた1号。
今日初めてアタマからざぶざぶお湯をかけて洗髪しました。
─ うん。泣かなかったな。
その代わり、出来てから夜寝るまで
「ボクオトナ洗いできたんだよ!えらい?」
といいづめ。2号は最初っからできるんだけどね。
「2号もボクも、えらいよね」
うんうん。えらいえらい。
? posted by Yumikoit at 08:10 pm
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2005/7/7
ライオン
これは1983/1月号。
ライオンの母子。
群れの中で、他のメスライオンにも挨拶したり、友だち・きょうだい同士で遊ぶ子ライオンたち。
ボスの雄ライオン。
群れで行なうメス達の狩り。
「お父さんライオンは、狩りをしないの?」
どうなんだろう。するかもしれないね。
? posted by Yumikoit at 09:34 pm
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カブトムシ、怖い
カブトムシを見せてもらった。
2号はそのイメージが強烈だったのか。
今日、1号に昆虫の絵本を読み聞かせていたら
「かどぶむし、くわぃ」
そっか〜。あんたはカブトムシ怖いか。
でもさ。「虫かご買って〜」って1号が最近毎日言ってるよ。
幼稚園は希望者には、夏休み前にカブトムシ分けてくれるけど。
1号が貰ってきたら、2号はどうするの?
? posted by Yumikoit at 06:55 pm
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