昨夜は薬の影響もあって早く寝てしまった1号。
座薬の甲斐もあって熱も下がり、ぐっすり寝て夜中に目を覚ましてしまった。飼猫氏のMixi日記によると3時頃から1号はパッチリと目を覚まして…我々の
「1号の熱は?」
「う〜ん。あったかいかなぁ」
と思い出したようにぶつぶつとささやきあう声に
「お水!」
とか色々突っ込みを入れていた。ああ。飼猫氏が終夜1号を看ていたといっても私もかなり眠いぞ。
注) 一応私の隣に寝せたのだが、1号のほうが飼猫氏の隣に移動した。
朝も比較的元気な1号。少し寝坊気味の2号。
でも2人とも元気で、朝ご飯の前からレールを出して遊んでいる。─まあどうせ幼稚園休みだからいいかぁ。これで2号にプレ幼稚園の日だって気づかれると厄介だしな。出かけられないだけにね。
午前中は私の寝不足もあったので、子ども達が機嫌よく遊んでいるのをいいことに休みまくる。定期的にケンカになって仲裁を求めにやってくる子ども達。ええい、うるさい。
1号、あんたは一応病気なんだからいつ昼寝してもいいんだからね。といっても昼寝しない1号。眠そうなのに1号が遊んでいるので意地でも昼寝しない2号。
昼からはDVDを見てもいいことにして、遅めの昼食を作る。ふむ。お粥がいいの?
食べるのに困るほどではないようだが、口の中にぶつぶつが出来ていると言う。やっぱりヘルパンギーナかなぁ。熱は1日で下がったんだけどねぇ。
2号は薬がうらやましくて「にごもぶつぶつが口の中にあるよ!」と主張する。なんだかなぁ。
お粥の他に、アジの開きを焼いてやると争うようにして食べまくる。ホントあんたらサカナ食いだね。よきかなよきかな。
食べ終わって、一息ついて1号がつぶやいた。
「今頃みんな、幼稚園で何してるかなぁ」
う〜ん。やっぱりちょっと寂しいのかな。
夕方、クラスのお母さんが心配して電話してきてくださったので、子ども達同士で話させるととても嬉しかったようだ。でもこれに味を占めていつも電話に出たがるのも困るよねぇ。ふむん。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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どっちがおおい
田島 文明 / 田島 なか子
啓明社 (1978.11)
ISBN : 480313202X
価格 : ¥630
1号の大好きな「はじめてのさんすう」シリーズ。
例によってこっそりと?巻末のアンチョコのページを読もうとするが1号に止められる。─ 読み方のコツを知りたいんだってば。ダメなの?
まぁ巻末のこの解説のページ。文字ばっかりで5歳児にはつまらないのだろう。
サッカーグラウンドで試合前に練習しているのかな。
黄色のユニフォームの子と青のユニフォームの子が入り乱れている。
こういう状況で1号に
「どっちが多い?」
と訊くと小さい頃から迷いもせずに「1,2,3…」と数え始めてきた1号。
まったく。数が数えられると単純に数えることしか考えない。
まぁまてまて。1号よ。もしみんな自由遊びしている教室で、お友だち何人?って訊かれたらすぐに数えられる?今数えた子が、次の瞬間には積み木のところから滑り台まで走っていっちゃってるかもしれないよ?
そういわれて躊躇する1号。
次のページでは試合前の整列。チームごとに整列して、握手している。
「どっちがおおい?」
安心して「同じ!」と答える。
背番号を見ていたみたい。
「11人、いるね。野球は、9人だね」と言う。
そうそう。だからサッカーはイレブン、野球はナインっていうんだね。
試合の流れが数ページに渡って描かれている。個々のページで「黄色が多い!」「青が2人、多いよ!」というけれども、グラウンドの一部分を切り取った光景だと言うのは把握しているみたい。
怪我をして一人運ばれると、2号が「なんで救急の人がいるの〜?」
そして試合終了のときの整列。「どっちが多い?」
これはこれで面白いけれども、数の対比を描くのに最初と最後のホイッスルだけでは、子どもにとってストーリィに間が開きすぎるかもね。
啓明社 (1978.11)
ISBN : 480313202X
価格 : ¥630
1号の大好きな「はじめてのさんすう」シリーズ。
例によってこっそりと?巻末のアンチョコのページを読もうとするが1号に止められる。─ 読み方のコツを知りたいんだってば。ダメなの?
まぁ巻末のこの解説のページ。文字ばっかりで5歳児にはつまらないのだろう。
サッカーグラウンドで試合前に練習しているのかな。
黄色のユニフォームの子と青のユニフォームの子が入り乱れている。
こういう状況で1号に
「どっちが多い?」
と訊くと小さい頃から迷いもせずに「1,2,3…」と数え始めてきた1号。
まったく。数が数えられると単純に数えることしか考えない。
まぁまてまて。1号よ。もしみんな自由遊びしている教室で、お友だち何人?って訊かれたらすぐに数えられる?今数えた子が、次の瞬間には積み木のところから滑り台まで走っていっちゃってるかもしれないよ?
そういわれて躊躇する1号。
次のページでは試合前の整列。チームごとに整列して、握手している。
「どっちがおおい?」
安心して「同じ!」と答える。
背番号を見ていたみたい。
「11人、いるね。野球は、9人だね」と言う。
そうそう。だからサッカーはイレブン、野球はナインっていうんだね。
試合の流れが数ページに渡って描かれている。個々のページで「黄色が多い!」「青が2人、多いよ!」というけれども、グラウンドの一部分を切り取った光景だと言うのは把握しているみたい。
怪我をして一人運ばれると、2号が「なんで救急の人がいるの〜?」
そして試合終了のときの整列。「どっちが多い?」
これはこれで面白いけれども、数の対比を描くのに最初と最後のホイッスルだけでは、子どもにとってストーリィに間が開きすぎるかもね。
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私たちは繁殖しているレッド
私たちは繁殖しているレッド
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内田 春菊
角川書店 (2004.6)
ISBN : 4043444273
価格 : ¥620
[bk1 ]
この巻がちょうど離婚騒動の真っ最中になるのだな。内田春菊。
いや、一応この漫画はフィクションですってしつこいほど書いてるけどさ。
そういう目で読むととにかく前巻までの「前夫」とのいかにも「同居人」的扱いに比べてユーヤとのラブラブなこと。対照的だね。
女性としての生き方に共感はできないけれども、子どもに対する観察眼とかそういうところが面白くて読んでいる。いや、多少はデバガメ根性的な興味もあるな。
しかし段々、子どもに対して叱っている姿がよく出てきたせいか現実離れしていた今までの「面白さ」「よさ」は少なくなってきたかもね。
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内田 春菊
角川書店 (2004.6)
ISBN : 4043444273
価格 : ¥620
[bk1 ]
この巻がちょうど離婚騒動の真っ最中になるのだな。内田春菊。
いや、一応この漫画はフィクションですってしつこいほど書いてるけどさ。
そういう目で読むととにかく前巻までの「前夫」とのいかにも「同居人」的扱いに比べてユーヤとのラブラブなこと。対照的だね。
女性としての生き方に共感はできないけれども、子どもに対する観察眼とかそういうところが面白くて読んでいる。いや、多少はデバガメ根性的な興味もあるな。
しかし段々、子どもに対して叱っている姿がよく出てきたせいか現実離れしていた今までの「面白さ」「よさ」は少なくなってきたかもね。
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火の鳥 望郷編
手塚治虫
角川書店 (1981)
ISBN : 4048520369
価格 : ¥1,470
[bk1 ]
いわずと知れた手塚治虫の名作。
これは角川書店の愛蔵版ハードカバー。
実家にCOM別冊かなにかの古いやつがあって、子どもの頃それをとても大事に読んだものだけれども。
久しぶりにこれを読んで違和感を覚えた。
細かいディテールに随分違いがある。
手塚治虫氏は版を重ねるたびに少しずつ手を加え続けたという話は聞いたことがあるし、石ノ森章太郎の「009」にしても他の作品にしても違う版を見ると微妙にストーリィが変わっている、ということは確かにあるけどね。
ちなみに本書でも気がついた点のみ、いくつかあげてみることにする。
P43:
ロミを拒否するカインは、ロミに
おまえは「知識の塔(ロケット)」を取る気だ
と告げるが、古い版では「オレには母さん(ロボットのロビタ)がいる。一人じゃない」
とロミと一緒に住むことを拒否する。
ロミはそれを聞いてロビタを破壊する。
P51:
初めてのロミの手料理を飲み込むカインに、「いつか地球に行く夢」をロミは話すが、古い版ではこの会話はない。
古い版では、壊してしまったロビタには料理は出来なかったろう、とロミがつぶやいているのみ。
P61:
息子と色々なテープをきいている。前後は忘れたが、古い版ではそのひとつに「ビートルズ」と書いてあることをロビタに教えてもらった、とカインがつぶやく。
またこのあとのシーンで地球に行くロミの夢をカインが語っているが、これは違う台詞だったはず。
P65〜
セブは火の鳥の与えた、女の子が生まれる夢を見て…というストーリィになっている。
古い版でもセブは女の子が生まれる夢を見ているが、コマの進み方がだいぶ違う。
確か、古い版ではカインは食べ物のひどく取れなくて難儀した年に子ども達の食料となるために死んだ。それを受けてこの章ではロトが「女の子が生まれないのは、肉を食べないせいだ。ロミに肉を食べさせるには、セブを殺して…」と発言し、それを聞いてひどくショックを受けたロミがコールドスリープに付くというシーンがあったはずである。
人食忌避の意味合いからこのあたりのストーリィを全て改変したと思われるが、この改変により、なぜ火の鳥がセブに力を貸して女の子が生まれるようにしたのか。ロミは何故エデンが栄えるまでずっとコールドスリープから目覚めようとしなかったのかといったストーリィ上の無理が出ている。
P155:
ロミとコムが食料を食べているシーン。
もし食料がなくなったら自分を食べてくれ、とコムが言う。しかし古い版ではコムは自分が迎えるであろうメタモルフォーゼの能力を知らない。
古い版での台詞は、先のカインが食べられるために死んだ、という言い伝えを持って自分を食べてでもロミは地球につくべきだ、と説いている。
P157:
氷で閉ざされた惑星。古い版ではここから一人、異性人がこの岩くずの船に同乗する。この異星人は雌雄同体でラストでズターバンの宇宙船にびっしりと卵を植えつけて死ぬ。ズターバンのしたことに対してストーリィ上一矢報いる構成となっていたのにこの異性人が出てこないのは非常に残念。
しかし、後半の全てのコマからこの異星人を消すのは大変だったろう。
P208:
ロミはアタマを打って気絶したとあるが、古い版では、地球にそっくりのもうひとつの惑星に喜びのあまりロミが飛び降りた瞬間、強い電気ショックを受けて気絶する。
─ 古い方の版を最後に読んだのは随分昔だけれども、人食忌避と小さな雌雄同体の異性人(名前忘れた…)の存在を中心に随分変更があったことがわかる。
結果的にズターバンはエデンを滅ぼすきっかけを作るが、最終的にエデンで地震の中で死ぬだけではなく、一人宇宙船で脱出しようとしたら宇宙船の中が卵だらけで発進できなかったという逸話がなかったのは残念。
でも「星の王子さま」の朗読のシーンは好きだったのでこれが残っていたのは嬉しい。
─という話を読み終わって飼猫氏にしていたら
「オレにとってはこのハードカバーが火の鳥。そんなに違いがあるとは知らなかった」
といわれた。ふむ。
角川書店 (1981)
ISBN : 4048520369
価格 : ¥1,470
[bk1 ]
いわずと知れた手塚治虫の名作。
これは角川書店の愛蔵版ハードカバー。
実家にCOM別冊かなにかの古いやつがあって、子どもの頃それをとても大事に読んだものだけれども。
久しぶりにこれを読んで違和感を覚えた。
細かいディテールに随分違いがある。
手塚治虫氏は版を重ねるたびに少しずつ手を加え続けたという話は聞いたことがあるし、石ノ森章太郎の「009」にしても他の作品にしても違う版を見ると微妙にストーリィが変わっている、ということは確かにあるけどね。
ちなみに本書でも気がついた点のみ、いくつかあげてみることにする。
P43:
ロミを拒否するカインは、ロミに
おまえは「知識の塔(ロケット)」を取る気だ
と告げるが、古い版では「オレには母さん(ロボットのロビタ)がいる。一人じゃない」
とロミと一緒に住むことを拒否する。
ロミはそれを聞いてロビタを破壊する。
P51:
初めてのロミの手料理を飲み込むカインに、「いつか地球に行く夢」をロミは話すが、古い版ではこの会話はない。
古い版では、壊してしまったロビタには料理は出来なかったろう、とロミがつぶやいているのみ。
P61:
息子と色々なテープをきいている。前後は忘れたが、古い版ではそのひとつに「ビートルズ」と書いてあることをロビタに教えてもらった、とカインがつぶやく。
またこのあとのシーンで地球に行くロミの夢をカインが語っているが、これは違う台詞だったはず。
P65〜
セブは火の鳥の与えた、女の子が生まれる夢を見て…というストーリィになっている。
古い版でもセブは女の子が生まれる夢を見ているが、コマの進み方がだいぶ違う。
確か、古い版ではカインは食べ物のひどく取れなくて難儀した年に子ども達の食料となるために死んだ。それを受けてこの章ではロトが「女の子が生まれないのは、肉を食べないせいだ。ロミに肉を食べさせるには、セブを殺して…」と発言し、それを聞いてひどくショックを受けたロミがコールドスリープに付くというシーンがあったはずである。
人食忌避の意味合いからこのあたりのストーリィを全て改変したと思われるが、この改変により、なぜ火の鳥がセブに力を貸して女の子が生まれるようにしたのか。ロミは何故エデンが栄えるまでずっとコールドスリープから目覚めようとしなかったのかといったストーリィ上の無理が出ている。
P155:
ロミとコムが食料を食べているシーン。
もし食料がなくなったら自分を食べてくれ、とコムが言う。しかし古い版ではコムは自分が迎えるであろうメタモルフォーゼの能力を知らない。
古い版での台詞は、先のカインが食べられるために死んだ、という言い伝えを持って自分を食べてでもロミは地球につくべきだ、と説いている。
P157:
氷で閉ざされた惑星。古い版ではここから一人、異性人がこの岩くずの船に同乗する。この異星人は雌雄同体でラストでズターバンの宇宙船にびっしりと卵を植えつけて死ぬ。ズターバンのしたことに対してストーリィ上一矢報いる構成となっていたのにこの異性人が出てこないのは非常に残念。
しかし、後半の全てのコマからこの異星人を消すのは大変だったろう。
P208:
ロミはアタマを打って気絶したとあるが、古い版では、地球にそっくりのもうひとつの惑星に喜びのあまりロミが飛び降りた瞬間、強い電気ショックを受けて気絶する。
─ 古い方の版を最後に読んだのは随分昔だけれども、人食忌避と小さな雌雄同体の異性人(名前忘れた…)の存在を中心に随分変更があったことがわかる。
結果的にズターバンはエデンを滅ぼすきっかけを作るが、最終的にエデンで地震の中で死ぬだけではなく、一人宇宙船で脱出しようとしたら宇宙船の中が卵だらけで発進できなかったという逸話がなかったのは残念。
でも「星の王子さま」の朗読のシーンは好きだったのでこれが残っていたのは嬉しい。
─という話を読み終わって飼猫氏にしていたら
「オレにとってはこのハードカバーが火の鳥。そんなに違いがあるとは知らなかった」
といわれた。ふむ。
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