こやま峰子文・小林豊絵
出版社 佼成出版社
発売日 2004.11
価格 ¥ 1,365(¥ 1,300)
ISBN 4333021065
モンゴルの遊牧民の生活をテーマにした一冊。
遊牧民の少女マラルを主人公に、彼女の日常を描く。
うっすらと明けてゆく山の朝。風の音。燃料は乾かした馬の糞。暖めたヤギの乳。
ストーブにかけられたヤギの乳が入っている大なべ。
ヤギの乳の入った粥でも作るのだろうか。
春は山から草原に800頭の羊を連れて引越し。さまざまな模様の羊。ヤギ。馬と犬。ゲルと呼ばれるテント。川で水を汲む。
いずれも1号や2号のような子ども達には想像もつかない生活に違いない。
それでも時代の波はやってくる。寮生活をしていた兄は、学校を卒業しても、もう遊牧民の生活には戻らずに街の生活をしたいという。
マラルももうすぐ学校。この家には子どもがいなくなってしまう。
帰省した兄貴が手際よく羊の毛を刈る。
マラルは街の兄の住まいを見に行った。
読み終わると1号は「ボクも、こんなのちょっといいなと思うよ」と言って寝た。うん。あんたが大きくなったら、一度行っておいで。
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