松居直再話・赤羽末吉画
出版社 福音館書店
発売日 1978
価格 ¥ 780(¥ 743)
ISBN 4834000850
こどものとも傑作集。赤羽末吉の味わいのある絵が美しい。読むたびに赤羽末吉の絵本がいいなぁと思うようになる。
「幼稚園で、読んでもらったことがある」
と、1号。そうかそうか。じゃあ、と時々先のストーリーを聞くようにしてみるが、余り自信はないらしく答えようとしない。
流れの早い川。水の勢いが強い。流されていく橋の柱のイラスト。
1号も2号も「みず、はやーい」
先日のタイの津波は…さすがに思い出さない?
鬼が出てくるシーンはちょっと読み応えがあるかも。ぶっくり、と水の中から出てくる鬼。
橋が半分だけかかっている白黒のシーン。ページをめくるといきなり天然色な真っ赤な橋。この対比が、出来上がった橋の美しさを際立たせているかもしれない。鷹なんか飛んじゃってさ。傍らに困った顔の大工。
よく見ていると、モノクロのページとカラーのページが交互に出てきているのね。物語の展開とうまくかみ合っていて、見せ場になるシーンではカラーになる、という感じ。うん。いいなぁ。
こういう昔ながらの物語の本は沢山読んで沢山溜めていってほしいな。1号。
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