かあさん くさい?

2号を連れて病院にいった。

待合室のソファの脇の窓の外を見たがったので、靴を脱がせてソファに立たせて外を見せてやる。
「くつった。くつった」
といいながら靴下を引っ張る。
ええい。靴を脱いだら必ず靴下を脱ぐのはよせ。
…といいつつもほっとくとうるさいので、脱ぐのを手伝ってやる。
次に履く時にメンドウで、つい靴を履かせる時に次は裸足になっていることも珍しくないんだよね。
で、周りに
「2号ちゃん寒くないの〜?」
って言われるの。

診察に呼ばれたので、2号に靴を履かせる。
おっと。靴下も履かせなくちゃ。と今日はちょっとまじめ。
汗をかいた2号の足が、ぷぅんと汗臭い。
「2号、あんたの足、親父くさい」
とつい言ったら
「おあじくさい?おとーさ、くさい?おかーさ、くさい?きゃははは」
と笑われてしまった。
え〜ぃ、この場合はねっ。
 おやじくさい=とうさんくさい
という意味じゃないのっ。

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スカイ・クロラ

スカイ・クロラ

森博嗣著

出版社 中央公論新社
発売日 2004.10
価格  ¥ 620(¥ 590)
ISBN  4122044286
★★★☆☆
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何かに集中する…例えば絵を描く。ジクゾーパズルをする。段々集中して自分の心に降りていく。最後のピースをはめる寸前の、心がしんとした澄み渡った時のあの感じ。
最近そういうことがなかなかないなぁ。

それって子どもの時期だけなの?

キルドラ。本書の中では「子ども」というニュアンスで使われている。
しかし読み進めていくと、それが深いキーワードになっていることがわかる…。

主人公がボーリングをしている。
 ボールの穴から離れた僕の指は、
 今日の午後、
 二人の人間の命を消したのと同じ指なのだ。
 僕はその指で、ハンバーガも食べるし、
 コーラの紙コップも掴む。
 こういう偶然が許せない人間もきっといるだろう。
 でも、
 僕には逆に、その理屈は理解できない。

私も、人を直接殺したことはないけれども、豚や牛も直接殺したことはないけれども、人が殺した牛や豚や、魚や、他のたくさんのいろいろなものの生命を貰って生きている。それは事実だなぁ。

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袖を洗う1号

お帰りのあと、いつものように1号が園庭で遊ぶ。
あ〜あ。今日も泥遊びだわ。

ふと1号が泥だらけの手を洗うために水道までやってきた。
おぃおぃおぃ。ジャンパーの袖口からひじにかけてまで、泥だらけじゃん。
せっかく日曜日に買い物先でなくしたのを、飼猫氏が捜しに行って昨日なんとか見つけてきたのにぃ。

…とかなんとかいうと、手を洗いながら1号、なにやら感じたらしい。
ざぶざぶざぶ。
いきなりジャンパーを着たままの腕に、ひじから水をかける。もう片方の手で袖口をごしごしごし。
お〜ぃ。確かに袖口の泥はきれいになったけどさー。袖口びしょぬれじゃん。風邪引くよっ。

…というこちらの小言もものともせず、また遊びに行ってしまいました。
で、帰るときにはまた袖が泥だらけなわけ。とほほ。

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