わたしには家がない

わたしには家がない―ハーバード大に行ったホームレス少女

ローラリー・サマー著・青木純子訳

出版社 竹書房
発売日 2004.08
価格  ¥ 1,575(¥ 1,500)
ISBN  4812417848
★★★★★
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2号を妊娠していた頃、テレビのニュースで時々、妊娠中のホームレスの女性の追跡特集をやっていた。千葉の方の女性だったと思うが、公園などの片隅にわずかの荷物と共に寝泊りする。
住民登録がないため、母子手帳の交付も受けられない。さまざまな助成も受けられない。
生まれてくる生命の重さには変わりないはずなのに…というのは嘘だ。生まれてくる地域、国、家庭環境によって歴然とした「違い」がある。それは差別とは異なる。差別に通じやすいものではあるけれども。

アメリカでのホームレスは、私の考えているものとずいぶん違う。連日、教会などが運営するシェルターなどを1泊ごとに入退室を繰り返す宿泊所などを泊まり歩いたり政府の助成金で家賃が補助される福祉アパートなどを使う。

それでも、定住する場所のない生活。家庭、というもののない生活…。
奨学金を取り、ハーバードにまで進んだ著者のパワーと、ハーバード大学に入学してから感じた、周囲の人々との強いギャップ。
それでも彼女は、彼女の人生において成功者であることは間違いないのだろう。

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ママ忘年会

幼稚園のお友達ママが集まってお昼ご飯を食べることになった。
1号達が幼稚園に行っている間のささやかな贅沢である。

私は最後の方で声をかけられたので、当日何人来るか判らないままに?現地まで車に乗せてってもらう。
総勢11人ほどだったかな。
小さい子も他に二人いて、2号は大はしゃぎ。

テーブルの下が掘りごたつのように掘ってあったお店だったので、そこに潜って遊んだり、持参したミニカーを貸したり借りたりして機嫌よく遊んでいる。

しばらくして運ばれてきた魚料理中心のご膳。私の取分けではもうずっと前から満足していないんだけどな。でも結構量のあるお膳なのでご飯だけもう一人前余分に足してもらって、取り分けることにする。
とろろの載ったお蕎麦や、お刺身、ぶりの照り焼きなどを中心に食べまくる。
「おしゅしー、おしゅしー」<お寿司
と言って何度も刺身を要求する。
この間私の留守中に、飼猫氏と一緒に行った寿司がよっぽど気に入ったらしい。すっかり刺身に味を占めている。

大体満腹になったあたりで、ふと目をとめたぶりの照り焼き。
赤みのあるはじかみ…筆生姜を手に取り、かじる。…にま。
気に入ったらしい。
じっくりと味わって…8割がたかじったところで満足。

そしてまた子供達は遊びだしたのでありました。


解散したのは1時半頃。もう今日はお昼寝しないだろうなぁ、と思っていたのに帰りのクルマでぐっすり。幼稚園のお迎えの時にもぐっすり。結局4時近くまで熟睡でしたー。
よっぽど楽しかったんだねぇ。いえ、私も楽しかったよー。

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一張羅のジンクス

新しい服を着せたときに限って、吐いたり、お漏らししたり、壮絶な汚し方をして帰ってきたり…ってのはウチだけじゃないと思うー。

1号に新しいジーンズを買った。別に一張羅じゃないけど、でも新しい洋服って、買うほうも楽しいよな。
早速幼稚園に着せてみる。
気に入りの服とか新しい服を着せていくところじゃない気もするけれども、普段使いにしないとあっという間に成長する時期だからもったいない。

北陸特有の変わりやすい天気。
朝はぱらぱら雨。カッパを着て。
お帰りの時には止んでいたので、長靴履いて園庭にすっ飛んでいった。
案の定、帰り道に確認するとジーンズは泥だらけでじっとりと濡れている。
帰ってすぐに着替えないと風邪引くよね。
ふと見ると、太もも辺りに鮮やかなピンクの絵の具。
あれれ?何だろう。と本人に訊くと
「クリスマスツリーにお飾り作ったのー♪」
と言う。
ピンクと、赤と、水色とねー。と本人はご満悦。あああああ。

帰って濡れているのを幸い?早速下洗いをしてみる。
水彩絵の具じゃないな。ポスターカラー?石鹸で洗っても落ちない。
結構目立つなー。洗濯機に入れたら目立たなくなるかなー。

でも、下洗いしたらジーンズの色が結構出てきた。
他の洗濯物に色移りする前でよかったな、と別のところで一安心したりして。

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幼稚園で撮った写真

幼稚園で撮ったスナップを1号が持って帰った。
「教師が写しましたので不出来な写真もあるかと思います。
 要らない分がありましたらお返しください」
と数日前にお手紙を持って帰っている。

1号が持って帰った写真は全部で15枚。
リンゴ狩りの写真、なし狩りの写真、夏の水着姿の水遊び。絵の具の水槽に両手を浸して手形を取る時の写真。
スイートポテト作り。少し遠くの公園にみんなで遊びに行ったときの写真…。
こうやって見るといろいろなことやってるんだなぁ。

1号も楽しそうないいお顔の写真ばかり…と言いたいところだけれども。
ここの所ふざけ屋に転向した1号の写真と来たら、梨で顔を隠していたり、両手でほっぺたをつまんでみたり、下唇を突き出してみたり。
とにかく「撮られていること」を意識している写真はことごとく「変な顔」をしてふざけてみせている。

「いいお顔」の写真と来たら、半分あるかないか。
家でも最近デジカメ向けるとふざけちゃって一向にいい写真が撮れないんだよねぇ。困ったもんだなぁ…。

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院内感染

院内感染

富家恵海子著

出版社 河出書房新社
発売日 1997.03
価格  ¥ 500(¥ 476)
ISBN  4309404960
★★★☆☆
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読んではいけない本、というモノがあるかもしれない。
いや、それを言うなら読んではいけない時期、というヤツかな。

1990年初版発行。
MRSAというと「院内感染」という言葉が必ずと言っていいほど、一緒に出てくる。
しかし私自身の体験でいえば今ではMRSAは在来菌と言われていることが多いらしい。MRSA感染者の担当医からほぼ同時期に検出されるか、同室であった他の患者から既にMRSA菌が検出されているなど、感染経路が特定できる場合にのみ「院内感染」という言葉が使われるようだ。

かといって同室の患者が既に保菌している場合でも、それが病院側のスタッフによって他の患者に伝えられることはあまりないといえる。

私自身は1998年に術後にMRSAに感染、発症して、すぐに個室隔離、ヴァンコマイシンのお世話になっている。この時には同室にキャリアもしくは発症者がいなかったため、院内感染とは認められなかった。
それでも3週間の個室隔離。菌を院内の他の部屋に出さないため、食事などは使い捨てのプラ容器になるなどさまざまな感染防止対策が採られている。
1号は生後4ヶ月と5ヶ月の時に同室の子から感染してキャリアとなった。ただし発症はしなかったので、隔離対策などは行われずに、聴診器や体温計などを他の患児達とは別のものを使って病院スタッフなどはうちの子を診た前後に必ず手指消毒など、感染防止対策を行っていた。

自身の経験と照らし合わせながら読む本は、読後感が重い。
彼と私や1号の分技点は、多分わずかなものだ。

? posted by Yumikoit at 04:51 pm pingTrackBack [0]

ジュニアシートデビュー。

新しいジュニアシートを買った。背もたれがなくて、すとんと座席に置くタイプ。
今まで1号が使っていたジュニアシートは背もたれのあるタイプで、クルマに乗っている間に寝入ってしまっても背もたれ部分によりかかることができて便利だった。

4歳になった1号には新しい背もたれのついているタイプにして、2号に今まで1号が使っていたジュニアシートを下ろそうというわけ。
今まで2号が使っていたチャイルドシートをクルマからはずす分、車内も広くなるしね。

まだ2歳になったばかりと言っても2号の体格は3歳児並み。だから背もたれ付きだったらジュニアシートでもらくらくである。
今まで1号が座っていた憧れの助手席に座る2号。
1号は本人のリクエストにより、ジュニアシートを運転席の後ろ、つまり私の隣に置く。

「くるあ、しゅっぱつえーす」
「ちっごーき!ああ」
「としょかん、いえないー(見えない)」
などとすごく興奮する2号。
1号の方は最近甘えグセが絶好調?で車内でもずっと私の手を握っている。

その内慣れて子どもたちが二人とも、後部座席で仲良く乗れるようになったらジュニアシートも二つとも後ろに置くんだろうけどね。
しばらくはこのまんまかな。
それよりも助手席の奪い合いが怖かったりして。

? posted by Yumikoit at 10:10 pm pingTrackBack [0]

 

もぐらとじどうしゃ

もぐらとじどうしゃ

エドアルド・ペチシカぶん・ズデネック・ミレルえ・うちだりさこやく

出版社 福音館書店
発売日 1979
価格  ¥ 1,260(¥ 1,200)
ISBN  4834001954
★★★★☆
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なつかしーぃ。表紙を見てまず思う。小さい頃、このモグラが出てくるアニメを見ていたような記憶がある。あまり吹替えの台詞とかがなくて、それだけに面白かったなぁ。ああいうアニメって、今でも子どもたちに見せたい気持ちだよー。

モグラもクルマがほしい。いいなぁ。犬だってクルマに乗ってるんだから、ボクにもクルマが欲しいよ。
ナットと空き缶とでそれっぽいものを組み立ててみる。だけど動かない。
何で動かないんだろう。何が悪いんだろう。タイヤが本物じゃないからかな?
ふと見ると、本物の小さいタイヤが転がってきた。あれ?これは何?
おもちゃのクルマが壊れてる。ゼンマイ式で動くおもちゃのクルマ。
わぁ〜。もしこれが壊れていなかったら、ボクにぴったりのクルマなのに!直せないかな?直せる場所はあるのかな?

…そうはいっても結構文章の多いこの絵本。1号は大喜びで聞いていたけど飼猫氏はさっさと2号に絵本を読み終わって
「そっちはまだ終わらないの〜?」
なんて言ってました。
面白かったからいいけどね。

? posted by Yumikoit at 09:31 pm pingTrackBack [0]

 

いやだー、とあんぱんまんべちゅ!の違い

以前から2号はかんしゃくを起こすと
「あんぱんまん…べちゅっ!」
と言って周りの何かを叩いてみたりして自分の怒った気持ちを表現していた。
面白いもので、「あんぱんまん」と「べちゅ」の間の「溜め具合」でどのくらい深く怒っているかがわかって。傍で観察しているとすごく笑える。

すごく怒っている時には「べちゅ!べちゅ!べちゅ!」と何度も言いながら、周りにある椅子やテーブルなどをべしべし叩く。
別にアンパンマンのビデオやテレビを見せたことがあるわけじゃないので由来は不明だが、どうもその起源は私や飼猫氏が子どもたちを叱る時に
「次にまたこれをしたら、べし!と叩くからね!」
と言っていることにあるらしい。

主に1号とケンカした時などによく見られる行動なのだが、基本的に相手に向かっていっても負けることは判っているらしく
「あんぱんまん べしゅ!」
の時には1号自身やその怒りの相手ではなく、大体周囲にある椅子やおもちゃに矛先を向くことになっている法則も笑える。

私や飼猫氏が叱っている時には「あんぱんまんべちゅ!」が出ることはない。ただ「叱られて不本意だ」という気持ちを表現するために、下唇を強く突き出していじけて見せたりする。

さて、最近は1号と2号がけんかをする時に変化が生じてきた。
1号の無法行為に対して、2号がまだ交渉の余地があると思っている場合…例えば1号が持っていったおもちゃを貸してほしいとか…の時には、すぐに「あんぱんまん べちゅ!」が出るのではなく
「いや、いや、いやだー」
と言うようになってきたのだ。

で、その「いやだー」が通じないと判ると「あんぱんまん、べちゅ!」が出るわけ。
う〜む。奥が深い。<ほんとか〜???

? posted by Yumikoit at 09:16 pm pingTrackBack [0]

言葉遊び1号

テレビの影響か、最近1号は言葉遊びが好きになってきた。
 ♪消防署、消防署、しょうぼうしょーの中をよーくー見たら「うし」がいる!
というのはNHK教育の子ども番組「ピタゴラスイッチ」の中の歌。
最初飼猫氏が聞いて歌詞どおりに受け取ってビックリしていたのがおかしかった。

 ごめん!はたべられる〜?
というのは、とみのさんに送ってもらったテレビ東京系の子ども番組「のりスタ!」の中で
 「ツルツルって食べるものの中には"〜めん"出終わるものが多いわよねー」
 「そうそう!そうめんとか!」
で始まる一連のやり取りのせりふで気に入ったらしい。

お星様の名前で、メンドウってあるの〜?
なんだそりゃ。今朝、BSで再放送やってる「うる星やつら」まじめに見てたけど、そういうやり取りでもであったんかぃ。
…いえいえ。これも「のりスタ!」だったらしい。
どせい、もくせい、きんせい…めんどくせい、という流れだったとか何とか。

壁に貼ってある幼稚園のクラス名簿を見て、しばらく考えている。
「うどんばってだれのこと〜?」
と笑っているのでなんのこっちゃ、と思っていたらお友達の苗字を逆さから読んだものだった。ばんどうさん、ね。
ついでに自分の名前もさかさまから読んで笑っている。

なんだかなぁ。まぁ楽しそうだからいいけどね。

? posted by Yumikoit at 08:28 pm pingTrackBack [0]

おかえりのあとで

というわけで、久しぶりに徒歩通園。
朝家を出るなり元気よく駆け出す1号。ちょうどゴミの日なので、ひとつゴミ袋を持ってくれる。
ゴミを出してから…おーい、すっとんでくな。
2号も後に続く。すぐ転ぶけどね。

お帰りのあとも下足置き場でズックを履きかえるなり、園リュックを私の腕に押し付けて園庭に飛び出していった。
お昼寝から起きたばかりの2号はしばらくベビーカーの中にいたが、その内遊びに行きたくなった模様。
「おいうーおいうー(おりるおりる!)」と叫ぶのでベビーカーからおろすとやっぱり園庭に走っていき、ジャングルジムによじ登る。

1号は飛行機型のジャングルジムの、翼の部分にのぼりたい。
ウンテイになっている翼の部分の上を、四つんばいで歩きたいのだ。
でもどうやって翼の上にうまく脚をのせてよじ登れるのか。まだよく判らなくて
「おかーさーん。お手伝いして!」
と叫ぶ。
おぃおぃおぃ。2号ですら「抱っこしません強化月間」なのに、1号のことそんなことできないよ。
そういっていると、年上のTくんが「ボク手伝ってあげるよ!」とするするするっと登って後ろから押し上げてくれた。
本人も満足の模様。

いつもどおり?1時間あまりも遊んだあとで走って家に帰った。
あー。またこの生活が始まるのねぇ。はふ。

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