お花見寒い

午前中は子供たちを飼猫氏に押し付けてとことん朝寝を決め込む。
2号が生まれてからは朝食が出てこない、と必ず起こされていたので、少なくとも1年半ぶりの朝寝。
昼近くに起きてから1号に訊くと、
「イチゴ(ジャム)のついたパンとピーナッツバターのついたパン。牛乳。それだけ」
と言っていたのでやっぱりおかずが欲しかったか。
でもデザートにゼリーをせしめていたはず。

午後から近所の児童館に行く。雨も降っていてかなり寒いので、屋内で遊ばせるが、1号は外の遊具で遊びたかったらしい。一時的に雨も止んでいたので濡れていて遊べないことを確かめさせるために、公園部分に向かう。
満開の桜の下で、雨を避けるためかテントをはって花見をしている一群。ううむ。寒そう。
その一群のお嬢さんなのか、単にお父さんと一緒に花見に来ていた親子なのか、1号より2,3最年長らしいお嬢さんが、1輪の桜の花を貰い、嬉しそうな1号。にまにま。
1号と2号はいちおう遊具を一端駆け抜けて納得してから、図書館に向かいました。はふ。

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駆ける少年

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鷺沢萠著

出版社 文芸春秋
発売日 1992.04
価格  ¥ 1,223(¥ 1,165)
ISBN  4163130101
★★★☆☆
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表題作のほか、「銀河の街」「痩せた背中」収録。

駆ける少年。
あとがきを読むと主人公の父親「公木龍之介」は著者の父親がモデルであるらしい。
若くして会社を興し、大きくして、それがダメになった途端自らの夢と一緒にその生命の灯も消してしまった人。
母も知らない父の生い立ちをふとしたことから知りたいと思うようになった主人公。

複雑な子供時代の父を知るにつけ、主人公の中で何かが育っていく。
それは今、かつての父と同じように人生の岐路に立たされている自分にとって必要なものだったのだろうか。

自分の親の子供時代というのは、想像しがたいものがある。そして自分の育った時代とは違う時代背景で育った両親の幼い頃、その生い立ちが複雑なら複雑なだけ、両親は子供に願いを託するものなのだろうか。

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