白石清春さく・いまきみちえ・西村繁男え
出版社 福音館書店
発売日 1995
価格 ¥ 764(¥ 728)
ISBN 4834012247
お母さんは用事で朝早くからいないので、あきくんは お父さんと一緒に保育園に行くことになった。
あきくんのお父さんは、脳性小児麻痺で身体が少し不自由なので あきくんの洋服のボタンを占めるのは時間がかかる。お父さんの靴を取ってあげたりお手伝いもする。
電動車いすに座るお父さんのひざに乗って保育園へ出発。
途中、線路の下をくぐる地下道の坂道では車椅子が早く下りてしまうので、秋君は車椅子の後ろからそっと歩いてついて行く。地下道から出るときの坂道はのぼりなので、二人で「くるまいすがんばれ!」と声をかける。
駅の周囲の道は、車が多いからお父さんはひやひや。
さ、保育園についた。あきくん、いってらっしゃい。
あきくんも2階の窓からお父さんに手を振った。
恐らく等身大の風景。日常の延長だ。
この肩肘張らないエピソードが心地良い。
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