お帰りのあとで更に園庭で遊び、帰ってから家の前の駐車場でもたっぷり遊んだ1号。
これは早くに夕食にしないと、またほとんど食べずに寝るに違いない、と早めに用意をする。
メニューは、おにぎり。豆腐の味噌汁。豚挽き肉でお好み焼き。自家製ナムル。はたはたのから揚げ。
お昼が軽かった2号はバクバクあっという間に食べきるが、1号はおしゃべりをしながら、にょろにょろと動きながらいつまでも食べ終わらない。
しかも途中でトイレに立つし…
ようやく食べ終わった時。
「はぃ。ごちそうさまでした」
と声をかけると
「うしろごちそうさま!」
と背中に両手を回して手を合わせる。
うんうん。「うしろごちそうさま」はそれでもいいから、その後でいいから身体の前でもきちんと「ごちそうさま」しなさいね。
と言うと、
「うしろごちそうさま」「まえごちそうさま」「ひだりごちそうさま」「みぎごちそうさま」と全部やってくれました。なんじゃこりゃぁ。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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がんばれ!あかね
「はじめてであう手話」編集委員会編・宮崎耕平絵
出版社 汐文社
発売日 1994.02
価格 ¥ 2,039(¥ 1,942)
ISBN 4811302648
絵本 はじめてであう手話2。
主人公 あかねの両親は耳が聞こえない。小学校5年のあかねは、いつごろからか、それを恥ずかしく思うようになった。転校を機に、両親の耳が聞こえないということを、級友たちに言えないでいる。
「あれ、手話っていうんだぜ」
「へんなの」
ふと級友たちの会話にどきんとして、恥ずかしく思う。
生まれつき耳が聞こえないので、上手に話せない父親を、恥ずかしく思う。
そんな自分を持て余している。
ある日、以前から知りあいの手話通訳のお姉さんに、そのことを相談した。手話通訳のお姉さんは、あかねちゃんのお父さんがやっている手話講習会をこっそり見せてくれた。
手話通訳のお姉さんの体験談もあり、あかねちゃんは、学校の友達に自分の両親のことと手話のことを告白する勇気を出せるようになる…。
1号は本を読み聞かせていたら「なぜ耳が聞こえないの?」とあかねのご両親について素朴に直球な疑問を次々と発していました。
1号が図書館で自分でこの絵本を選んできたときには、読んだ時にどのような反応をするのか、心配でもあり、楽しみでもありました。
1号には難しかったかもしれませんが、そういった人たちが世の中にはいて、色々な苦労をしながら生活をしているのだということを知るのはいいことだと思います。
そのようなお友達にも 特別扱いするのではなく、普通に、その違いに配慮して自然に一緒に遊べるようになって欲しいと思います。
? posted by Yumikoit at 09:03 pm
ミルナの禁忌
白倉由美著
出版社 角川書店
発売日 2000.05
価格 ¥ 2,310(¥ 2,200)
ISBN 4048732129
人形を抱いてベッドに横たわる レースのついたワンピースを着た少女の、モノクロームの表紙絵。タイトルは銀字。
なぁんかロリだなぁ。
場所は全寮制の学校。幼少の頃から事実上一歩も外に出ない生活の主人公の少女。14歳という「特別な年齢」に起こること。
ミルナ、という名前は主人公の名前だが、「見るな」に通じていた。
見るなの呪い。見るなの禁忌。
名前に力がこもるということでしょうか。
ジャンルとしては世紀末モノかな。イマドキの「あえて訊くけどなぜ、こういう少女がキャラクターとして必要なの?」という質問はあえてしないことにいたしましょう。
意外と面白かったです。
? posted by Yumikoit at 03:49 pm TrackBack [0]
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