2号は絵本が大好き。
必ず絵本棚から絵本をたくさん叩き落し、ばら撒き、一冊をとって両手にささげて持ってくる。
「読んでほしいの?」
とこちらが手に取ると怒ってどっかに持っていき、一人で開いてみている。
…とらないってば。
今日も乗り物の写真がたくさん載っている絵本を抱えて持ってきた。
開いて、
「うう〜!う〜!」
指差している。
「そ、これは消防車だよ」
と言ってやる。
「う〜!う〜!」
「こっちはね。レスキュー車」
「う〜!」
「え〜と、救急車」
…おお。2号と絵本を読んでいる雰囲気になってきたぞ。
さて、継続するか。
そうしてまた乗り物好きに育つんだろうねぇ。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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エンソくんきしゃにのる
スズキコージさく
出版社 福音館書店
発売日 1990.09
価格 ¥ 840(¥ 800)
ISBN 4834010457
こどものとも傑作選。第36回小学館絵画賞受賞。
エンソくんは、おじいちゃんちに行くために一人で汽車に乗る。切符を買おうとして出発駅の名前を言ってしまうのはご愛嬌。切符を買い、切符を改札で切ってもらう。
しかし「切符を切る」なんて表現、今の子はもう知らないだろうな。
3番線はっと。あったあった。咳に座ると向かいの席のおばさんに話しかけられる。しばらくしておばさんは途中の駅で降りていった。入れ違いに羊飼い(!)が羊をたくさん連れて乗ってくる。あっという間に羊でいっぱいになる車両。駅弁を買って食べ始めたら羊飼いも羊の餌を出して車両中に撒いて食べさせた。このシーンはさすがに読んでいる私がびっくり。
そしてみんなで汽車の中でお昼寝。終点に着いた。降りたらおじいちゃんが迎えに来てくれていた。おじいちゃんと一緒におじいちゃんちに向かうラストジーンで、羊の群れも一緒についてくるのが妙に笑える。
絵柄も面白いけど、なんていうのか、シュールだよね。羊が。
? posted by Yumikoit at 09:39 pm TrackBack [0]
今はもうない
森博嗣著
出版社 講談社
発売日 1998.04
価格 ¥ 924(¥ 880)
ISBN 4061820168
いや、これは見事にだましてくれました。面白かったです。
S&Mシリーズの第8弾。
西之園嬢は叔母に見合いを仕組まれて、怒りのあまり別荘から一人歩いて下山しようとする。
偶然であった笹木という男と、隣の別荘に向かうことになる。その別荘で起こった殺人事件…
笹木という男性の一人称によって語られる事件に関するストーリーと、萌絵と犀川のやり取りによって語られる部分。
そのオーバーラップ。
ネタばれになっちゃいますが、殺人事件のトリックそのものがどんでん返しじゃなかった、というのが一番のどんでん返しでした。
萌絵の叔母睦子、かわいいです。すごく。
? posted by Yumikoit at 04:15 pm TrackBack [0]
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