園庭に、飛行機の形のジャングルジムがあり、1号の憧れの的である。
というのは 1号は今までジャングルジムの類ではあまり遊んだことがないので、まだ登れないのである。
階段の要領で、腰の高さまでは登ることができるが、最上段に上半身が出てしまうとそれ以上は怖くて上がれないらしい。
ところで、憧れのジャングルジムは、お母さん方が迎えに行く夕方は 大抵年長さんの男の子たちが「ごっこ遊び」で使っていることが多いみたい。
飛行機のパイロットごっこだの、今日は火星の宇宙船ごっこだった。
そういうところに「まぜて」もろくにまだ言えないような、中途半端にしか昇れないチビスケが登っていくと、邪魔なことこの上ない。
で、今日もケンツク食わされて、目に涙を一杯溜め、下唇を突き出して
「…イタイコトされたの」
と訴えに来る。まぁ前後関係は予想がつくけどさ。
おそらく1号も1号なりにちゃんとイタイコトし返しているに違いないし。で、「お互いごめんねって言おうね」って、とりなして欲しくて訴えに来ているに違いない。
しかし年長さんたちにそれをいまさら言ってもねぇ。
というわけで1号を連れてジャングルジムに戻り
「おにーちゃーん、年少さんも入れてー」
と軽く言うと
「いーよー」
とこう登れ、あそこに足をかけるんだ、といろいろアドバイスしてくれる。
やっぱり怖くて、上までは登れなかったけど、いつもよりも一段高いところまで登れた1号。
それはそれなりに満足できたようである。
自分の言いたいことをきちんと言えるようになれば、お友達もいろいろ教えてくれるからね。みんなそうやって大きくなるのさ。
毎日少しずつ登れば、近いうちに憧れの操縦席に座れるよ、きっと。
がんばれ。1号。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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ぶた たこ とんだ
つるみまさお作・たたらなおき絵
出版社 岩崎書店
発売日 1994.07
価格 ¥ 1,325(¥ 1,262)
ISBN 4265034349
この手の絵本で一番困るのは、「歌を歌わねばならない」というところだ。
歌を歌うと気持ちがよくなってふぅわり、ゆぅらり。だから、ぶたさんとたこさんの歌を代わりに歌ってやらねば1号が納得しないだろう。
一応、この絵本には、見返しのところに五線譜がついているので、楽譜を読んでその場で歌える人ならオッケイなんだけどね。
あたしの場合、一度鍵盤弾いて確認しないと歌えないからなぁ。とほ。
? posted by Yumikoit at 09:33 pm TrackBack [0]
マリー・アントワネットの生涯
藤本 ひとみ著
出版社 中央公論新社
発売日 2001.06
価格 ¥ 720(¥ 686)
ISBN 4122038383
母マリア・テレジアから受け継いだ頑迷な性格、父フランツ・シュテファンから受け継いだ遊び好きの軽薄な性格。
更に、「妻が政治をリードし、それに寄り添う夫」という家庭環境に育った為に?夫ルイに寄り添って謙虚な王妃を演じることの出来なかった。
人生の後半に至っても自己正当化甚だしく、非常に自己中心的。
藤本ひとみの描くマリー・アントワネットは、今まで読んできたその人物像とは少し異なり、辛口の評価であるが、それだけに新鮮だ。
? posted by Yumikoit at 12:35 pm TrackBack [0]
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